まる子の気ままなつぶやき

大好きな馬たちのことや日々の小さな出来事を気ままに書いてます。

私のダービー

2020-05-28 21:29:29 | エッセイ

こんばんは★

今日は本当にひさびさに文章を書いてみました。

書いてなかったから・・・こんな公にするのも気が引けますが

自分の日記だと思って残させてください

 

「私のダービー」

 

 自分の中で「競馬の佳境」と呼んで毎年楽しみにしているのが、春の東京開催だ。

 競馬に興味を持ち始めた頃、職場の上司から

「競馬を見るのならダービーだよ」と言われ、初めて見たのは平成8年のダービーだった。

初心者の私にとって、競馬場へ行くのも初めてだったのである。

 今の私ならば競馬初心者には、大混雑のダービーより重賞もない土曜日を勧めるだろう。

だから私にとってダービーは競馬の起点であり、なによりも楽しみなレースなのだ。

 フサイチコンコルドが勝ったダービーから4年、久しぶりに現地観戦をした。

アグネスフライトが優勝し、河内洋騎手が悲願のダービー制覇。

レース後のイベントで松崎しげるが河内騎手のとなりで

「美しい人生よ~限りない喜びを~」と場内に響き渡る声量で

愛のメモリーを熱唱したの思い出す。

 それからなんと!去年まで連続20回、ダービーを現地観戦している。

ダービー慣れをし感動も薄れてる気がして10年目を区切りとして

一度、現地観戦をやめようと思った。

しかし毎年出し続けていたハガキが初めて当選し、11年目は開門ダッシュもせず

指定席で観戦することが出来た。

 結局、エリカ賞で叔母の愛馬と接戦を繰り広げたエイシンフラッシュが

ダービー馬になったことに感動して、区切りをつけるどころか、

現地観戦をやめる理由もなくなり、そのまま毎年足を運んでいた。

 開門ダッシュ、席がなければ座れずうろうろ、人が多すぎてレースもろくに

見れないこともあるのに、なぜ、現地観戦したいのか?

 私はダービー当日の朝から帰るまでのすべてが特別で好きなのだ。

ダービーを待っている間のワクワク感、レース前の緊張感、ドキドキ感。

馬の邪魔になるであろう大歓声、場内の歓声にかき消されそうなレース実況

一番人気馬でも人気薄の馬が勝っても、馬券が当たっても、はずれても

ウイニングランを競馬ファン誰もが、温かい拍手で迎える。

 私は毎年その中の1人で居たいのだ。

テレビに映らない事すべてを見たいし感じていたいのだ。

きっと歳をとってもダービーだけは行くとだろうな。

 21年連続はついに途絶えてしまう、憎きコロナ!

でもダービーは無観客でも開催される、本当にありがたい。

今年は特別な思いがこもったダービーになりそうだ。

 

最後まで読んで下さったかたがいらっしゃいましたら

ありがとうございます

 

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特別な1日

2012-05-24 21:27:19 | エッセイ

ダービーが近づいてくると同時に毎年、

ペーパーオーナーゲームの馬選びの時期でもある。

私は決まってバブルガムフェローの血が

入っている馬を1頭選ぶ。

2009年もペーパーオーナーゲームの本を買ったきり

仕事に終われて殆ど目を通していなかった。

(今年は参加するの止めちゃおうかな)と思いながらも

高いお金を出して買った本、やめる訳にはいかない。

 

私は巻頭カラーに載っている馬は選ばない。

この年は山本オーナーの馬が特集されていた。

名前もセンスがあるし魅力たっぷりで走りそうである。

 

穴が開くほど見ていると山本オーナーのその他の

写真などない馬の中に母父・Candy Stripsの

名前を見つけた。

大好きなバブルガムフェローの兄である。

 

「ペルーサ」

名前の響きも中々いいじゃない。

今年はバブルの血が入った馬はこの馬にしよう!

あっさりと決めた。

 

ペルーサのデビュー戦は東京競馬場。

ほぼ毎週通っているのに何故かペルーサが出走する日は

用事があって競馬場へ行けなかった。

そしてデビュー戦から3連勝をして

再び東京競馬場へ戻って来た。

 

毎年、青葉賞は現地観戦しているが

この日のパドックは大袈裟ではなくG1並みに混んでいた。

何で?と考えてみるとフリーパスの日と

無敗のペルーサを観に来ている人が多かった。

 

レースは気持ちいいぐらいの圧勝で

迎えるダービーを想像するだけでワクワクして

期待が大きく膨らんだ。

その年はペーパーオーナーゲームも接戦で

私も2位に付けていて、もしペルーサがダービーを

勝てば優勝も夢ではなかった。

 

1年前、10年連続でダービーを現地観戦したら

一度、現地で観るのを止めようと思ったくせに

ハガキが当選した幸運とペルーサの走りが観たくて

また現地観戦を決めた。

 

1番人気は皐月賞馬のヴィクトワールピサ。

2番人気は関東の夢を乗せたペルーサ。

青葉賞組は分が悪いと言われていても

あの青葉賞の再現が出来たら勝つに決まってる

そう思っていた。

 

しかし最後の直線に入っても豪快に追い込んで来る

ペルーサはいなかった。

勝ったのは皮肉にも叔母の愛馬・ブルーミングアレーと

エリカ賞で接戦をしていたエイシンフラッシュだった。

 

ペーパーオーナーゲームを始めてから

現実で愛馬を持てなくても馬主気分が楽しめる。

今年は不振を極めていてダービーに指名馬はいない。

来年のダービーには、またワクワクさせてくれる

馬が出走している特別な1日でありますように・・・

そう願っている。

 

 

今年もダービーにちなんだエッセイを書いてみた

最近、G1でも入場者が減っていて寂しい限り。

やっぱりダービーは現地で観るのが最高だと思う。

(写真は2010年の青葉賞とダービーのものです)

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去年今年-こぞことし

2012-03-12 20:22:29 | エッセイ

こんばんは★

週末は体調を崩してしまい日記が書けなくて

でもどうしても残しておきたいものがあるので

今日書くことにしました。

 

去年今年とは行く年来る年という意味だそうで

私が勉強しているエッセイ教室での課題でした。

今日は久しぶりにエッセイを。

 

`*:;,.★ ~☆・:.,;*震災を乗り越えて`*:;,.★ ~☆・:.,;*

 

3月6日、叔母が一口出資している

愛馬・ルイーザシアターが初勝利を賭けて

中山競馬場の3歳未勝利戦に出走した。

 

昨年11月のデビューから4戦目。

9着、3着、2着と調子を上げて臨むレースで

応援にも力が入る。

 

先行するルイーザシアターは今回も

大外枠でもダッシュ良く2番手に付けて上々の滑り出し。

4コーナーを回っても勢いは衰えず、

最後の直線に入り力強く先頭に踊り出て

後続の馬を突き放し嬉しい初勝利を挙げた。

レース後の3月9日、疲れを取るために

宮城県亘理郡山元町にあるトレーニングセンターへ

休養を兼ねて放牧へ出た。

(イングリット)

(ナイトフッド)

その2日後、あの東日本大震災が発生した。

テレビで被害状況が明らかになって来ると

ルイーザシアターのいる山元町の状況が心配になった。

(ヴァーゲンザイル)

(オールドアメリカン)

一口馬主クラブに確認すると厩舎の目の前まで

津波が押し寄せたが、幸い在厩馬は全馬無事

であるとの情報に胸を撫で下ろした。

(エオリアンハープ)

しかし山元町も津波と地震で甚大な被害が生じ、

ルイーザシアターも京都へ一時避難する事になった。

震災の影響で、毎年中山競馬場で行われる

皐月賞も23年ぶりに東京競馬場での開催となり、

福島競馬場は建物の一部が壊れ開催中止となった。

(クォークスター)

(アリゼオ)

またルイーザシアターが所属する茨城県美浦村の

厩舎も、地震の影響で停電や断水になり、

現在も余震が続いている。

(カリバーン)

10月23日の京都競馬場。

3歳馬が生涯一度しか出走出来ない晴れ舞台の

菊花賞当日。

今年は6年ぶりに三冠馬誕生が期待されていて

場内は競馬ファンで埋め尽くされていた。

菊花賞のスタート前、京都競馬場内にある

大きなスクリーンに出走18頭の馬名が流れる。

「1枠2番・ルイーザシアター」

震災を乗り越え余震に耐えて辿り着いた晴れ舞台、

馬名を見て私は胸が熱くなった。

今年は普通に暮らせることへの感謝を学んだ。

来年は災いが少ないことを心から願う。

(2011年12月作)

 

※競馬のエッセイは一般的ではないので

書いてもエッセイ教室では推薦文には

選んでもらえなかったのですが

今回、競馬のエッセイで初めて推薦文になりました。

 

写真の馬たちはルイーザシアターと同じで

当時、山元TCで震災に遭った一部の馬達です。

 

週末、普通に競馬が開催され馬券を買って楽しんで

本当に普通に暮らせることがどれだけ幸せな事かと

改めて感じました。

まだまだ復興も進んでいないし、私達もまだまだ

支援や協力出来ることが沢山あると思いました。

 

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10年目の節目に

2011-05-26 22:51:06 | エッセイ

 

10年目の節目に

 

近頃は「10年ひと昔」ではなく「5年ひと昔」と言うらしい。

それだけ世の中が目まぐるしく変わっているからだろうか。

 

今年は競馬の祭典・日本ダービーを10年連続で

現地観戦するという、私にとって節目の年だった。

ここ数年、競馬場で観るダービーに感動が薄れ

どこか冷めている自分がいた。

 

こんな筈じゃない!と思っているのに

見慣れたせいか・・・・

だから10年を区切りに一度、現地観戦を

止めようと思った。

 

2009年5月31日。

朝からどんよりとした曇り空。

私の中でダービーは絶対に雨が降らない。

降ったとしても止むだろうと決めつけていた。

 

しかし昼頃から恨めしいくらいの大粒の雨。

止むどころか雨足は勢いを増す一方だ。

 

4月に行われた皐月賞には、久々に関東所属で

無敗の有力馬・ロジユニヴァースが出走した。

しかし1番人気を裏切り、惨敗を喫した。

 

私はその時から漠然とダービーはロジユニヴァースが

勝つような気がしていた。

競馬は時としてドラマチックな結末を用意している

ことが多いからだ。

午後3時40分、2006年生まれのサラブレット

7768頭の頂点を決める一戦、日本ダービーが

スタートした。

3週間前にNHKマイルカップを勝利した

ジョーカプチーノがハイペースで先行し

ロジユニヴァースと皐月賞で人気を分け合い

ともに惨敗したリーチザクラウンが続く。

馬群が4コーナーを回り長い直線に入ると

泥んこ馬場で力尽きた馬たちが続出する

消耗戦となった。

雨に霞みライトに照らされた馬場の最内を

1頭だけスイスイと伸びてゴールを駆け抜けた。

ロジユニヴァースだ。

悲願のダービー制覇を成し遂げた横山騎手は

大観衆に向かって深々と頭を下げ、

場内は暖かい拍手の渦に包まれた。

 

やっぱりドラマは最高の舞台で用意されていた。

この空気はテレビでは味わえない、

現地にいる者しか感じられないものだ。

 

区切りをつけるどころか、来年も大観衆の中の

1人としてダービーを現地で見届けたくなった。

 

☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆

 

これは2年前に書いたエッセイです

今年もダービーウィークにダービーにちなんだ

エッセイを載せてみた。

 

今年も親子制覇がかかる馬達が出走予定だね。

どんなドラマが用意されているのか・・・

楽しみだね

ネオユニヴァースも雨上がりの悪い馬場でダービー制覇。

息子も泥んこ馬場でのダービー制覇。

今年もどうやら天気の神様は意地悪しそうだね

 

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1人/16万人

2010-12-22 20:02:39 | エッセイ
こんばんは★
今日も1日お疲れさまでした

今年も残り僅かになって仕事も忙しく
なって来る頃の祝日はご褒美みたいに
嬉しいもんだね

忙しくなる前の一休み、明日は掃除かな。

中央競馬もあと2日。
スポーツ新聞の一面も「有馬記念」一色。
やっぱり何となくそわそわしちゃうよね

今日は有馬記念にちなんで書いた私のエッセイを
久しぶりに紹介させてもらいますね


★ ~☆・:.,;*16万人分の1人`*:;,.★ ~☆

昨年のクリスマス、午前9時に中山競馬場に
私達は到着した。

自宅から90分もかかるから、
指定席でも当たらない限り足が遠のく。

しかし指定席もなく有馬記念の大混雑を
覚悟してでも、年内無敗で終わるであろう
三冠馬・ディープインパクトの勇姿を観たかった。


場内に入ると有馬記念まで6時間以上も
あるのに人・人・人、自由席はもちろん満席だ。
私達はようやく4コーナー寄りの
埒から二列目に新聞紙を敷いて陣取った。



昼過ぎになると私達の後ろに幾重にも
人垣が出来、身動きが全く取れなくなった。
周りにいる人達の多くが無敗で終わるであろう
ディープインパクトの勇姿を一目見たくて
来たのだろうか。

スタンドの陰が伸び寒さが一段と厳しくなった頃
平成17年の有馬記念のファンファーレが
鳴り響き、スタートが切られた。

今回もディープのスタートはゆっくりで
目の前を最後方で通過して行く。




有馬記念は競馬ファンにとって一年の
最後を締めくくる大一番でもあるが、
このレースを最後に引退する馬も多い。


私の心情としては無敗のディープも観たいが
引退の花道を飾って欲しい馬もいた。


レースは正にその1頭、引退表明をしている
タップダンスシチーの軽快な逃げで展開した。
流れが早くなれば後方の馬も有利になる。
だが、中山競馬場は直線が短く
後ろ過ぎてもゴールに届かないケースもある。


場内の歓声が一際大きくなり
馬群が一塊となって4コーナーを回る。


ディープは大外を回り追い上げに入る。
が、私がダービーで観たディープとは
何かが違うと瞬間的に思った。



先行集団に付けていたハーツクライが
遂にG1初制覇を果たし、
ディープは追い込み届かず2着に敗れた。

多くのファンがディープの勝利を期待していたからか
場内はしーんと静まり返り、大きなため息が漏れた。
中には表彰式も観ずさっさと片付けて
帰路につくファンもいた。



こうして観衆・16万人分の1人として
厳寒との闘い、過酷な8時間立ちっぱなしの
私達の有馬記念は終わった。

あれから1年、いよいよ今年の有馬記念。
日本最強馬・ディープインパクトが
ラストランを迎える。
どうか無事に、そして有終の美を飾って欲しい。



いまいちなエッセイですみません
このエッセイは平成18年に書いたものです。
競馬場の写真は平成17年有馬記念のものです。


今思い出しても忍耐と根性としか思えない1日でした。
寒くて寒くて、ホカロンを持っていても
震えるくらいでした。

最終レース終了後のタップダンスシチーの
引退式を見届けるまで、1度も座れなかった
過酷な1日でもありました

最後まで読んでいただきありがとうございます

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