オールドレーシングカー談義

1950~1970年代のレーシングカー、その他のマシーンについて語り合うブログです

フランクフルトショー(6)

2013-09-19 | log・レーシングカー他

フランクフルトショーが結構テレビでも報道されてました。電気自動車の出展が多かったので、一般のマスコミでも報道し易かったみたいです。VW UP!のEV版も結構報道されてましたが、中心はBMW i3だったみたいです。
================
意外や意外! 今回のフランクフルトショーの主役はBMWの『i3』だった。誰に会っても「i3見た? 凄いね! BMWホンキだね!」。毎回BMWのブースは会場の一番奥の建物。中に入るとおおよそ半分の広さをi3とi8のために使ってる! そしてi3が走るコースを作り、音も立てずに走り回っているのだった。
BMWはi3が時代を変えると思っている。そしてi3を見たみんなも「新しい時代が来た」と感じている。こう書くと「只の電気自動車でしょ?」と思うかもしれない。全く違います。電気自動車を作っている多くの人達は偽りの「ゼロエミッション」にこ だわっている。電気を何で作っているかは、見えない。いや考えない。

9101t.jpg

国沢光宏さんのサイトを参照させて頂きました。------> ココ
================
 レンジエクステンダーという用語が一番通用し易くなったみたいです。私は、「内燃機関は定格で運転するものである」という原則が最後には生きると思い、何回か書いてきました。BMWはエンジン屋さんの筈なのに内燃機関をエネルギー供給ユニットとして割り切りだしたのかな。そうなると内燃機関も燃料電池も立場は同じで、i3にエンジンの代わりに燃料電池を載せることも有り得るのでは。そうして、電池をエネルギーのバッファーユニットと捉えるとリチウムイオン電池だけでなく、ウルトラキャパシターの存在価値が大きくなってくるのではと思っています。ショーの状況を見ると、少し前のスズキのハイブリッド車の生産凍結は惜しいなと思ってしまうのですが。BMW流の考え方とトヨタ流の考え方。どちらが主流になるのかな。面白いことに、都市内の低速領域でメリットを発揮するという利点を良く生かして、ヨーロッパではプリウスをタクシーに使う場合が多いみたいです。けっしてタクシーに向いた車体ではないと思うのですが。一方でトヨタもそこの所をよく見ていて、3代目プリウスを発売する時に売れ残る恐れのある2代目プリウスをタクシー業者に値引きして(?)売りさばき、かえってハイブリットが普及しているイメージを定着させている。知恵者が居るのですね。

スイフトハイブリッド 2009年

SUZUKI REGINA  2011年


マツダ EX-005 1970年 ロータリーによるシリーズハイブリッド。ダイヤモンド配置の車輪。スティックハンドル。
--------------------------------------------
C-Dセグメント。

BMWコンセプトアクティブツアラーアウトドア
1.5リッター3気筒FF+後輪EV。1シリーズに取って代わる?

CIVICツァラー

i-DTECディーゼル
 日本車にC-Dセグメントに魅力のあるものが無いと色々言われている様ですが・・・・。その中でSUBARUとマツダが元気が出てきたのは、このクラスにハッキリしたキャラクターのモデルを揃えてきたからなんでしょうね。考えてみれば、この2社は、昔の軽自動車のビッグ2ですからね。それが今では軽についてはOEM供給で間に合わせている。遅ればせながらCIVICは巻き返せるのかな。
 それにしてもディーゼルは日本のメーカーにとっては意外に大変なものなのかな。エンジンそのものというより、ガソリン、ディーゼルの両方に対処出来る車体を揃えるのが難しいのかも。振動面での負担がどれ位なのかな。車重もかなり違ってくるのでしょうね。
SUBARU360

マツダ小飼社長、新型アクセラ1.5Lの燃費は19.6km/リットルマツダ アクセラ
ガソリンの燃費でも19.6km/Lだそうですが。日本国内でガソリン、ディーゼルを対等にリリース出来ればと思いますが。
----------------------------------------------------------
段々ショーそのものから外れるみたいですが、又、国沢光宏さんのサイトを参照させて頂きました。
==========================
どこの自動車メーカーなのかは絶対書けないが、ハイブリッドの可能性について技術者と話をした。仮に水平対向4気筒エンジ ンだとする。半分の2気筒にして発電機をセットし、さらにクラッチ付けてモーターを置く。そこから前後にドライブシャフトを設け、前後の車軸を駆動したら成立するかと問うてみた。答えは?
「朝から晩まで様々なシステムを考えています。その中にあります」。そらそうだワな。私が考えることく らい誰でも思いつく。ここからが問題だ。2気筒を発電器として使うことに対して問題あるか聞くと「無いです」。1500回転以上回しちゃえば気になる振動も出ないそうな。並列2気筒より圧倒的に良いらしい。
ターボ過給は出来るか、と続ける。「出来ます。面白いです」。800ccくらいの水平対向なら40馬力くらいの発電機を稼働させられ、1000ccにしてターボ過給すると80馬力くらいまで出せると思う。これらの技術を組み合わせると、どんなクルマが作れるだろうか? 聡明なる読者諸兄なら説明するまでも無い。
1000ccターボであれば、アコードHV程度の容量のリチウム電池と大出力モーターを組み合わせることにより、ヘビーハイブリッドが出来る。BMWのi3のような電気自動車のレンジエクステンダーも、20kWhほどの電池と800ccで稼働させる発電機で成立可能。同じフロアを使い、普通のエンジンだって積める。
すでに開発を行っているのか、と聞いてみたら「やっていてもやっていないくても言えません」。当然ですワな。ただ開発にゴーが掛かれば、技術的な問題やハードルは無いという。同じシステムで市販車を出しているホンダや三菱自動車について言えば「その気になった途端、どんなクルマにでも展開出来る」状態。
トヨタなんかプリウスの駆動系と20kWhの電池を組み合わせるだけでi3のようなクルマが安価に作れてしまう。ここまで読んで「なるほど!」と思ったことだろう。今や日本の自動車メーカーが抱えているのは技術的な問題じゃ無い。ニーズに応じて的確な技術を搭載したモデルを投入していく「戦略」だけです。
安価なクルマだって作れるハズ。ここからは個人的な希望なのだけれど、こうなったら東京モーターショーで海外のメーカーを黙らせるようなコンセプトカーを出しまくったらどうか? 重要なのは日本の自動車メーカーが最もニガ手とする商品企画とデザインです。そいつさえキチンとツボを抑えられたら鬼に金棒だ。
参照サイト ------> ココ
==========================
かなりの部分を共感します。私は、「内燃機関は定格で運転するもの」という原則に自動車も近づくのではと思います。2気筒どころか、1気筒にまで辿り着くのでは(?)と思っています。上記の水平対向2気筒なんて、要するに昔の2CV、パナールやパブリカです。そしてカムシャフトが中心に1本しかないOHVでした。定格で運転すれば、最高効率回転は何回転かという問題になります。回転数次第では、OHVで充分となる(実際問題として多分その様になる)。エンジンとして更に軽くなるという好循環を生む。
-------------------------------------------------------------
 e-NV200

ZEOD RC



e-UP!

2年前のe-UP!
EVは少しずつ進歩しているが、どの範囲の用途まで賄えるかの回答は、まだ出ていないのでしょうね。
-------------------------------------------------------------------
F1関係。世良耕太さんのサイトを参照させて頂きました。
ルノーのF1エンジン展示。もう2014年の展示も。




=========================
かなり大規模に展示しているみたい。F1、F1エンジンの展示は、部品メーカーブースに展示されている場合も多いらしい。21世紀初頭のエンジン開発凍結の期間にかなり広範囲に様々な要素開発が行われたのではないでしょうか。凍結を間に受けたのは日本人だけ?
-------------------------------------------------------


最新の画像もっと見る

コメントを投稿