オールドレーシングカー談義

1950~1970年代のレーシングカー、その他のマシーンについて語り合うブログです

ダイハツの30km/Lカー(追5)

2011-08-06 | エコ・アーバンコミュータ

【ダイハツ イース プロトタイプ 試乗】エコランに徹して34.1km/リットル…千葉匠
2011年7月20日(水) 21時48分
植物模様の美しい(?)カモフラージュにちょっと邪魔されつつも、それがシンプル&スッキリ系のスタイリングであることはわかる。JC08モードで30km/リットルという低燃費が売りのダイハツ『イース』は、デザインも無駄を排した合理主義を貫いたようだ。
発売までまだ約2か月というタイミングで行われたイース・プロトタイプの試乗会。さすがに公道は走れず、東京・お台場の駐車場に特設された短いコースでの試乗だった。しかも基本的に燃費トライアルで、8分間で6〜8周。これを3回試した結果は…。
まずは普通にエコランして24.7km/リットル。次は街乗りペースに速度を上げて19.9km/リットル。3回目はエアコンOFFでエコランに徹したら、なんと34.1 km/リットルまで伸びた。この日も酷暑だったし、平均速度が30km/h前後と低いこともあってエアコンOFFの効果が大きく出たが、モード燃費を軽々と超えたのは新鮮な驚きだ。
『ムーヴ』や『タント』といったトール系が主流の軽自動車市場だが、広さという付加価値を追うなかで装備や車重が増え、デザインも付加価値訴求型になっている印象は否めない。イースはそんなトレンドに釘を刺す。低燃費という基本価値に手応えを実感してあらためてクルマを眺めれば、ヘッドランプは今どき軽でも珍しいほどコンパクト。これでよい…いや、これがいい。軽自動車の原点回帰---イースは合理性という原点の大事さを問い直すクルマだ。

ダイハツ、新型軽自動車発売へ軽量ボデーで低燃費



イースエンジン
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  9月発売予定のダイハツ・イースのエコラン試乗。限られたコースなので、このまま受け取るわけにはいかないでしょうが、20km/L以上の実用燃費は、確保出来ているのではないでしょうか。この車で一番良いのは、ベースで70万円台という価格でしょう。現在の軽乗用車は、100万円をすぐ超えてしまいます。実用レベルで80万前後でしょうか。廉価バージョンでこれだけの燃費だったら、EVは価格差を埋めきれないのでは。ハイブリッド、EV、ディーゼル、ガソリンの経済性検討が、簡単には出来ない。ディーラーを訪れた顧客に、一ヶ月の走行パターンを明確にしてもらうシステムを構築することが重要なのではないでしょうか。それによって、経済性検討の本当のシミュレーションが可能となる。一ヶ月の走行距離が300km、1000km、5000km。その道が市街地、郊外、高速。それが明確にならないと本当の選択ができない。そのシミュレーション結果は、意外なものになるのでは。
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ここに至るまでのコンセプトカーの流れを見てみると。

   2010/7/28  「マーレイT.27&ダイハツ」
   2010/7/24 「ダイハツ低燃費軽自動車」

’90年代からのコンセプトカーからの流れが、今回の製品化に結びついたということでしょう。初期のアイデアがそのまま製品化されれば楽しかったでしょうが、色々難しいのでしょうね。
それと共に興味深いのが、’70年代の一連の試作車。’90年代の試作車が軽自動車サイズで開発を進めていった。’70年代の試作車は、まだ鉛電池のEVですが、2.5mX1.3mサイズの一回り小さいもの。T.25,27と同等のサイズです。このサイズだと閉塞感からオープンで充分な耐候性が望まれる。そのことに、この時代から取り組んでいた。ここから軽自動車と2輪の中間のカテゴリーが生まれると楽しいのですが。
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軽自動車と2輪の中間カテゴリーという事でT.25を久し振りに。

EV版のT.27ですが、ほぼ完成形ということで発表している様です。無闇に電池を載せておらず、軽量が最大の魅力。クラッシュテストも済ませて、実用車としてかなりのレベルに達しているのでしょう。私としては
  ①2.5mX1.3mサイズでクローズドボデーは、閉塞感を感じないのか
  ②ビジネスとしては、クライアントに引き渡す段階だと思うのですが、売り込み先は決まったのかな。
私は、マクラーレンMP4-12Cにマーレイの事務所が関係しているのではないかと思っています。つまり、MP4-12CはF1の後継車であると。MP4-12Cが「本物」になりそうな現在、こちらの方の仕事でGMDLの経営は成り立っているのでは?。だとすれば、T.27のクライアントとしてはどこが考えられるか。私は、IKEAやBang&Olufsenなどの非自動車メーカーからリリースされるのではと思ってました。もう一つは、HONDAでしょうか。当初は、HONDAが組むことは考えられなかったでしょうが、軽自動車で劣勢に立っている現在、検討の余地はあると思うのですが。
 そして、何よりもマーレイに期待するのは、BrabhamBT-44やBrabhamBT46やBrabhamBT49の時の短期間でのあざやかな変身劇です。オープンでありながら充分な耐候性を持つボデーへのマーレイ流の手並みを見てみたいのです。

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さて、ダイハツイースと1ヶ月前に発表されたマツダデミオです。共にガソリンエンジン車で30km/Lを実現した素晴らしいものだと思います。両車を見てみると、只一つのデバイスでなく様々なリファインを行っています。軽量化、ボデー剛性の見直しなどを行った上でガソリンエンジンに改良を加えています。大物は
  ①アイドリングストップをハイブリッド無しに機械的に実現。
  ②EGRを見直して、排気の1部を吸気に還流。
  ③高圧縮化
であり、この3つは共通しています。もう一つマツダが特徴的なのは、ピストンの頂部を盛り上げ、中心を小さく凹ませて、ここで急速燃焼を起こさせていることです。これで圧縮比14を実現して燃焼効率を向上させていることです。両社(車)共、機械的洗練を細かく行っている中で、これが目玉の構造でしょう(アイドリングストップも良く工夫していますが)。素晴らしいのですが、心配になるのは、これが特殊解なのか、一般解なのかということです。思い出すのはHONDAが、マスキー法の時にCVCCを開発して、クリーンエンジンの本命だと思われました。ところが、最終的にGMが3元触媒を出し、それが一般解になりました。HONDAは、根性でVTECまでに発展させて、可変バルブタイミングを一般化させました。技術者はお釈迦様の掌で踊る孫悟空。そんな事気にしてもしょうがないじゃないか・・・。
 なのでしょうが、どうでしょう?

                             マツダsky-active


EGR還流

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マツダ、「デミオ」受注月販計画2倍超 掲載日 2011年08月05日

<script src="http://platform.twitter.com/widgets.js" type="text/javascript"></script>  マツダは4日、6月30日に発売した新型「デミオ」の1カ月間の累計受注台数が、月間販売計画の2倍以上となる1万3500台に達したと発表した。このうちガソリン車としては世界最高水準の燃費を実現する新グレードの販売構成比率は70%となり、当初計画の60%を上回った。「ハイブリッド車(HV)の購入を検討しているお客を獲得できている」(高橋良二国内営業本部副本部長)としている。
 7月のデミオの新車登録台数は1万台を超えた。単月の新車登録台数でマツダ車が1万台を超えるのは7年4カ月ぶり。サイズの小さな車への乗り換えを望む40代以上や、独身層が主な購入者で、ホンダの小型HV「フィット」と「真っ向対決になっている」(同)という。
 販売好調のけん引役となっている新グレード「13―スカイアクティブ」は、新開発の直噴エンジンを搭載し、1リットル当たり30キロメートル(10・15モード)の燃費性能を実現している。

7月度販売実績
順位 ブランド通称名 ブランド名 台数 対比        
プリウス トヨタ 24,220 70.3        
フィット ホンダ 20,753 114.4        
ヴィッツ トヨタ 12,963 84.9        
デミオ マツダ 10,464 133.5
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ということでデミオのsky-activeが好調に立ち上がったようです。ホンダとのガチンコ勝負なのかな。ホンダは、フィットで対プリウス、(ヴィッツ、デミオ)の2正面作戦を強いられそうです。ホンダとしては、デミオがまずヴィッツを叩いてくれれば良いのにと思っているでしょう。別のクラスの車であると。その為には、フィットにエコ以外のキャラクターを付加する必要が出てくるでしょう。シビッククーぺをフィットクーペに戻す?シティーセダンをフィットセダンに仕立て直す?2倍の値段の超高級バージョンの設定?ピニン・ファリナクーペ?
・・・・・ どうでしょう。
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軽自動車、2世帯に1台=地方に根強い需要-業界団体

<script type="text/javascript"></script> 全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が12日発表した1世帯当たりの軽自動車保有台数(3月末時点)は、前年(0.499台)を上回る0.503台となり、1986年の集計開始以来、初めて「2世帯に1台」を突破した。軽は公共交通機関の整備が進んでいない地方を中心に根強い需要があり、全軽自協は「経済性と運転のしやすさが評価された」としている。
 都道府県別では、鳥取(0.980台)が26年連続で1位となり、佐賀(0.979台)、島根(0.964台)が続いた。最下位は東京(0.110台)だった。
 岩手、宮城、福島の3県は、東日本大震災で損壊、流失した住宅や軽自動車が多く、正確な集計ができなかった。それら3県については、前年の世帯数などに基づいて算出した。(2011/08/12-15:15)
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