エネルギー構成比に関するデータが公表されて、色々な論評が相次いでいます。
虚心坦懐に(?)グラフを眺めてみると・・・
図1 国全体の発電電力量と再生可能エネルギーの比率。出典:資源エネルギー庁、電気事業連合会
図2 再生可能エネルギーの導入量(画像をクリックすると拡大)。バイオマスは燃料に占めるバイオマスの比率を反映。出典:資源エネルギー庁
図3 固定価格買取制度による再生可能エネルギーの導入・買取・認定状況(2015年3月末。画像をクリックすると拡大)。各欄の下段の数字は前月比。バイオマスは燃料に占めるバイオマスの比率を反映。出典:資源エネルギー庁
再生可能エネルギーの増加を強調した論評が多いみたいですが、石炭、LNGの増加が顕著であることも確かなんでしょうね。石炭は死んでいない。日本人が石炭を意識しなくなったのは、国内炭鉱の閉山によるもの。労働運動により、炭鉱運営がままならなくなり、輸入に切り替えた。鉱業関係の労働力を自動車、電気産業に移動させたことが良く分かります。そしてLNGの増加はカタールに頼るということであり、不安定化が続く中東から逃げられた訳でもないということなんでしょうね。
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結局、メインイベントは「電力小売の自由化」ということで
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電力会社が電気を創る・送る・売るのすべてを担っていた状況は一変する。ガスも同様だ。再生可能エネルギーを含めて全国の至るところに発電設備が広がる一方、携帯電話会社や住宅メーカーも企業や家庭に電力とガスを販売する(図2)。その間をつなぐ送配電網やガス導管は電力会社とガス会社が運営するものの、あらゆる事業者が同じ条件で使えるようになる。
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電池の方の話ですが。EVの開発が盛んになる少し前の1990年代にGS(日本電池)の方の話で、鉛電池は決して捨ててはいけないという話を読んだことがあります。「万能の電池は無い」という話も・・・・
世界鉛畜電池市場と鉛電池需要予測(パナソニックストレージバッテリー調べ)(クリックで拡大) 出典:パナソニック
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