オールドレーシングカー談義

1950~1970年代のレーシングカー、その他のマシーンについて語り合うブログです

F1最終戦アブダビGP

2009-11-03 | F1・2009

F1の今シーズンも最後です。まさに時代の変わり目の年でした。今までの時代の変わり目は、技術革新によるものが多かった訳ですが、今回は外部的な要因によるものでした。結局、期待された程の引き締まった運営形態にまでは到達しなかった事になります。Ferrariだけは、経済的な余裕を保つ。Mclarenは、新しいビジネス形態に打って出る。メーカーチームは、自らの適切な活動スタンスを見出していない。その中でプライベートチームが今後共やっていけるかははっきりしていない。という所でしょうか。そんな中でのアブダビGP。今後共、アジア、中東マーケットに広がるのでしょうが、この地域の観客動員は、決して多くない。バーニーは、今後共この地域への拡大を続ける様ですが、「F1の格式」をどの様に保つか。ハミルトン、ベッテルの2強時代になるか。バトン、アロンソとの4強時代か。どちらかを実現して(レースとしてのグレードを保って)こそのビジネスだと思います。
 第1フリー
 ハミルトン<バトン<ベッテル<バリチェロ<ハイドフェルド
まあ余り深刻に考えずに?但し、Ferrariは、来年重視なのでしょうか。好ましくないですね。
 第2フリー
 コバライネン<ハミルトン<バトン<ベッテル<可夢偉(!)
前セッションの流れを受けて、実力者が上に来たというところでしょう。可夢偉、コバライネン頑張れですね。
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 第3フリー
 バトン<ハミルトン<バリチェロ<ブエミ<ハイドフェルド<コバライネン
まあ、14位まで1秒以内ですから。接戦というか、これからというか。
 クォリファイ
 ハミルトン<ベッテル<ウェーバー<バリチェロ<バトン
きれいに並んだなというのが正直なところ。来シーズンは、4強(5強?)になって欲しいのですが、もしかすると2強という危惧(?)もあります。個人的には2強時代は、さ来年になって欲しいのですが、一気呵成にという気もします。マクラーレン、レッドブル共、安定した走りっぷり。というより、サーキットが豪華過ぎてつまずきながら走る場面が想定できない。そんな状況も考え物。
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2009/11/1 7:51
 ウィリアムズF1チームは30日、来季からコスワースエンジンを使用する長期契約を結んだと発表した。
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意外に早く発表されましたね。トヨタの方がコスワースより金銭的負担は少なかったと思います。ということは、ブランクのあったコスワースが十分な競争力を持つ見込みがあるのでしょう。まさかバトンがチームに戻る?そんな邪推をしたくなる程ブラウンの財政基盤が良く分からないのです。

 決勝
 ベッテル<ウェーバー<バトン<バリチェロ<ハイドフェルド<小林(!)<トゥルーリ
ベッテルの完勝でしたね。これでシーズン4勝。来シーズンのチャンピオン争いの中心に立つ資格を得たと思います。ウェーバーも劣らず。レッドブルは、本当に1979~1982年の頃のウィリアムズ第1期黄金時代に似てきました。一方で1979年から1980年にかけてのフェラーリ、ロータスの落ち込みが現在のフェラーリ、マクラーレンと重なる?まさかね。現在の断トツのチーム力からすれば、両者共来年もトップクラスでしょうが。
 そして、小林の6位!「当確」となりましたね。これだけの接戦のセンスを見せれば、来シーズンへの期待が膨らむでしょう。バトンとの争いは、寡ってのフェニックスでのセナとアレジの接戦を思い起こさせます。
 それにしても最も大きな変化は、コースを包む中東の夕陽でしょう。グランプリを彩っていたヨーロッパのロードコースの緑のイメージが後退し、別の世界のものに成っていく気がします。時代の変化は、嫌も応も無く押し寄せるのでしょう。F1からGP1に変わるのでしょうか。
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ウィリアムズ、バリチェロとヒュルケンベルグの起用を正式発表!
ウィリアムズは2日(月)、公然の秘密となっている2010年ドライバーラインアップを発表した。
アブダビでニコ・ロズベルグと中嶋一貴が2009年チャンピオンシップを戦い終え、イギリスに拠点を置くウィリアムズは、来季のドライバーを発表している。
「ルーベンス(バリチェロ)は、(よく知られていて)紹介には及ばない」とチーム代表のフランク・ウィリアムズは語った。さらに「彼はF1で最も経験豊富なドライバーであるだけでなく情熱的で優秀なドライバーだ。今季のドライバーズチャンピオンシップを激しく戦っていた」と続けた。
ヒュルケンベルグについては、「ニコ・ヒュルケンベルグは、今季ルーキーとしてGP2シリーズでチャンピオンを手にした。以前は、F3ヨーロッパシリーズ、フォーミュラ・マスターズ、A1GP、ドイツフォーミュラBMWでも勝利している」と67歳になるウィリアムズはコメントしている。
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ウィリアムズチームのドライバーが早くも正式決定しました。これで、エンジン、ドライバー共決定です。渋いラインナップと言えます。地味(過ぎる)とも言えます。ヒュルケンベルクは、堅実に伸びていくでしょう。問題は、むしろバリチェロです。今シーズン後半の活躍が来年も持続するでしょうか。NO.1ドライバーとしての力量が問われます。チームとしては、コンパクトなレーシングチームとしてのチームの原点を見つめ直した好ましいものだと思います。コスワースエンジンの競争力に自信があるのかな?

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