オールドレーシングカー談義

1950~1970年代のレーシングカー、その他のマシーンについて語り合うブログです

ラジエーターこのいまいましきもの(その3)

2009-02-07 | log・レーシングカー他

 F1、フォーミュラーカーに於けるラジエーターの配置がLOTUS72によって、ボデーサイドにマウントされた1970年。チャップマンによって創始されたことは、すぐに広まる筈が、今回はそうはいきませんでした。ボデーサイド中央の空気の乱れが激しく、ラジエーターサイズが大きくなり過ぎたようです。フロントラジエーターの方が小さく出来るし、スポーツカーノーズにすれば、空気抵抗も減る。そういう考えも10年近く続きました。又、中間的な考えとして、フロントアクスルのすぐ後ろに配置する考えも出てきました。FerrariやINDYでのEagleなどは、かなりの成功を収めました。特に、余り話題になりませんでしたが、Eagleは、INDYカーのシェアを殆んど独占しました。この方が、サイドマウントよりインテークを絞り込め、形状的にもすっきりします。結局、サイドマウントが完全に定着したのは、グランドイフェクトの登場によってでしょう。マーレイが、BT46のファンシステムを純粋にラジエーターシステムとして設計し、グランドイフェクトと組み合わせれば?定着したかもしれません。

  

 BT44(フロントラジエーター)    1973  イーグル(前輪直後のラジエータ)
   やっぱりグッドデザイン                   名機だと思います

  

              Ferrari 312T & 1973年 イーグル

   

    BT46の小さなラジエータ



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