朱雀庵 のほほん京日記

源氏物語探訪改題。

日常の出来事など、気楽に発信していきます。

年忘れ 2014年

2014-12-30 09:44:25 | 日記

2014.12.30(火)晴れ。

12月、今日と明日のみとなる。今日30日の良きことは、本日で「年末特別警戒中」が終わること。20日から30日まで京都市消防団、火災予防町内巡回活動をしてきた。長いようで短かった。願わくは、今日から正月三が日、無火災であること。

24日、25日広島に帰省した。ニュースで、広島市の火災件数370件?死者27人と報道されていた。京都市が28日現在、232件、死者が16人。人口からみて、京都市の発生率が大変低いと思う。京都市は、文化財などがあり、防火意識がたかいのかもしれない。

12月27日 大阪天満宮にて 行年や薬耳見多起梅迺花 芭蕉翁 (行年や薬に見たき梅の花)  芭蕉51歳の作、とある。

12月27日 天神橋商店街にて 長刀を手にしているのは、関羽(三国志英雄 商売の神様)この日、『我母』さんで忘年会挙行。情報交換、近況報告しつつ河豚料理を堪能する。清酒「御苑」が美味しかった。

鰭酒や二杯三杯長話 (SU)

年忘れ自慢話に顏集め (SU)

忘年酒とどのつまりはひとりかな (清水基吉)

●『新・戦争論』池上彰・佐藤優 文春新書読む。日本の良いところはなにか。拾得物があれば交番ね届け出る。交番は遺失物法に基づき処理する。駐停車の取り締まりはきっちりする。日本は法治国家。成熟した社会とはどのような社会?マルクス主義は、社会発展の法則として、資本主義→社会主義→共産主義と云ったが、社会主義が発展しているとはとても思えない。日本の良いところを追求して住みやすい国にしてもらいたい。戦争には、際限がないと思う。軍事技術競争は当然、軍事機密となる。集団的自衛権の関連法案が年明けにも出てくるようだ。来年は、戦後70年。関連法案全て成立、憲法改正、自衛隊派兵初の戦死者、国家総動員的政策の実施の道をいくのか、日本の得意とする部門で世界平和に貢献するのか。こんなことを考えさせられました。

 


冬の雨ねねの道を濡らす 高台寺を歩く

2014-12-21 03:17:37 | 日記

2014.12.20(土)雨。

肌寒い日。街のポストに手紙を投函していると、婦人がたっている。手に年賀状の束をもっている。厚さ2㎝ぐらいか。うらやましい限りである。恐らく、年賀状書きが済んで、ホッとしているに違いない。これから、悠々として、クリスマス、年始の準備に取りかかるかもしれない。まだ10日ある?年内に出来るものは片づけて、新しい年を迎えたい。

「気付いたことをすぐやらないと やれない事情が起きてくる」(新生活標語)やれない事情は、地域知人の弔事であったり、家族、同僚の病気、ケガであったりする。一日一日を無事に過ごせたらそれでいい。「随処作主 立処皆真」だ。

16日 雨の高台寺臥龍池。この日、八坂神社 円山公園 高台寺 圓徳院と吟行した。雨でノートが濡れたがそれはそれで許容した。

茶室 時雨亭。二階がある茶室で珍しい。ねねはこの2階から、40キロ先の大坂城を見つめていたそうな。

より朱く八坂の門や冬の雨 (SU)

ねねの道坂道染むる冬紅葉 (SU)

冬木立社の空のなほ広く  (SU)

冬の雨上枝下枝光りをり  (SU)  駄句にて恐縮す。高台寺洗心寮での句会はハラハラドキドキ緊張の連続であった。

●『新京都学派』柴山 哲也 平凡社新書読む。戦前の「京都学派」(哲学者西田幾多郎率いる)に対して、戦後、京都大学人文科学研究所を拠点にした気鋭の学者たち。桑原武夫、今西錦司、上山春平などなど錚々たるメンバー。新京都学派と呼んでいる。洛西桂坂の国際日本文化研究センターの誕生秘話が興味深かった。この秋に、公開シンポジウムがあったので出かけたが、その時の職員の応対が親切で気持ちよかったことをおぼえている。又、上山春平と特攻隊、梅原猛と万葉集、も面白く読んだ。

 

 

 


洛北鷹ケ峰 光悦寺 裸木となりて・・・

2014-12-12 09:30:22 | 日記

2014.12.12(金)晴れ 

12月10日 くもり 仕事前、思い立って鷹ケ峰へ行った。光悦寺だ。参道は紅葉すでに散って、紅葉のじゅうたん。裸木のみとなっている。駐車場無料、8:00開門というのが気に入った。本阿弥光悦の屋敷跡には茶席が点在する。茶席から、鷹ケ峰、鷲ケ峰、天ケ峰が目の前に広がる。卵を縦長に被せたような、稜線の美しい峰である。足元から、かすかに水の流れる音がする。紙屋川だろうか。ここは光悦寺の鷹ケ峰、向こうにに見えるのも鷹ケ峰。一帯を鷹ケ峰と呼ぶのかもしれぬ。

山二つかたみに時雨れ光悦寺 王

※ 「王」 田中王城 京都生 高浜虚子に師事 ホトトギス同人 昭和14年(1939)没 55歳

水原秋櫻子の句碑もありました。

●『和菓子の京都』川端道喜 岩波新書読む。粽、餡、はなびら餅の製造過程の手間のかかることかかること。茶道家元の使い頃から逆算してから取り掛かること。和菓子つくりの意気込みがつたわってきました。京都人の気質や風習も伺えて面白かった。

 裸木や参道の空なお広く

カーラジオにナツメロ流る漱石忌

ワイパーの動きを止むる散紅葉