諏訪山岳会公式ブログ

諏訪地域の山好き、クライミング好きが集まって、ウラヤマからヒマラヤまで四季を通じてオールラウンドに活動しています。

サギダル尾根

2018年01月28日 | アルパインクライミング
山行日:2018/1/21
メンバー:F見、N原、I原、I(試)、T内(試)、U山(試)


今週も新人さんの訓練山行です。中アサギダル尾根へ行ってきました。

<初バリエーションを無事終え、万歳の新人3人>
始発ロープウェイで千畳敷へ。ビーコンチェックを行ってから、10時スタート。雲一つない雪山日和です。今日は時間もかかりそうなので下部の岩場はパスして左を巻きあがります。



下部岸壁からロープをつないで登っていた二人組を追い越します。上部岸壁の1ピッチ目よりやや手前。急な雪壁となったところで、先頭を行くF見さんがロープを出そうと。バリエーションデビューの3人がいるので賢明な判断です。
ここで2人組に前を譲り、我々はF見、I、T内とI原、U山、N原の2組に分かれて登攀開始。


1ピッチ目はイージーな雪壁。本来の1ピッチ目開始点まで。

2ピッチ目(本来の1ピッチ目)、岸壁を右から登り、左側へ乗越ます。乗越した先の1手がスタンスが小さいものの、手はあります。2ピッチ目の終わりは短いながら切れたリッジの先の灌木。

3ピッチ目は緩斜面の雪壁から稜線へ。稜線まで出るとコールが通らず、手前の灌木で切るのがよかったかも。


6人の大所帯に加えて3人の新人さんということで、全員登攀を終えたのが13時過ぎと、少々遅れ気味。この先がどれくらいロープを出すか読めないので少々焦りながら宝剣岳へ(^^;
登攀終了時まではよく見えていた稜線もこのころからガスで視界も悪く。風はそれなりも20mはなかったかな。




ここからは会員と新人さんが二人一組で行動し、ロープの回収などを手際よくやりました。雪は少なく鎖が出ていることが多く助かりましたが、新人さんもいるのでロープは全部で3回出しました。
最初のリッジ通過、先頭を確保し、後続はFix。
南稜の鞍部へ懸垂下降1回。
南稜を登って宝剣山頂ですがすでに14時半を過ぎておりパス。宝剣直下をトラバースから懸垂。
ガスの中、宝剣山荘を視認したのが15時。ようやく最終の15:55に間に合うめどがつき安堵。下りは足早に20分で千畳敷へ。最終30分前の到着でした。






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