第23回定期演奏会に行ってきました。
私のお知り合いが団員なんですね。
(実は私のおとっつぁんとそのお友達)
そうでなくても、こういう演奏会は嫌いじゃないんです。

(こちらの写真は、昨年の演奏会のものです)
何が好きかといいますと、
パンフレットにある作曲家の紹介文なんです。
本日の演奏会のタイトルは
「天才の証明 12歳と21歳のアマデウス」。
さっぱり何のこっちゃです。
パンフレットによると、どうやらモーツァルトらしい。
「アマデウスは5歳のときにすでメヌエットなどの
ピアノの小品を作曲し・・・1762年から1772年にかけては、
ヨーロッパ中の宮廷で神童としてもてはやされた・・・」
なるほど、やはりすごいなあ。
「アマデウスはウィーンで大人気の音楽家となり、
1787年のプラハでの《ドン・ジョヴァンニ》の初演で
その成功はピークを迎えます。」
とまあ、ここまでは天才の証明なんですが、
私は嬉しくなるのは(ちょっと歪んでますが)
ここからです。
「しかしながら、1787年の年末からアマデウスの
人気は下降線をたどります。残りの4年間の人生は
常に借金をし続ける必要に迫られました。」
うーん、やはりそうかあ。モーツァルトほどの人でも
生活苦しかったんだなあ、と思うと、
なんか気が楽になります。
それから、バッハでもベートーベンでも同じですが、
この時代の大作曲家は、まず宮廷や教会のために
曲を書き始めているんですよね。
つまりスポンサーが決まっていて、その要望に沿って
書いたものが、芸術として後世に残り、
遠いこの国で、ドイツ語を話さない人が歌い、
まったく意味が分からない聴衆が集まってくる。
すごいことじゃないですか。
そうか、スポンサーのために書くことは、
何も恥じるこっちゃないのだと、これまた
気が楽になるわけです。
(といっても、私にスポンサーがいるわけ
ではありません。現代の出版界における
スポンサーは一般読者ですから、
これは売れそうだ、と下心いっぱいで
企画する、ということです)
というわけで、演奏前にパンフレットにある200年前の
世界を存分に楽しむわけです。
そして、演奏が始まると夢の世界へ・・・。
☆ ★ ☆
団員の皆さま、人にはいろいろな演奏会の楽しみが
あるということで、お許しください。
次回も楽しみにしております。
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