初心者&中年サーファーの為に・・・・
毎週水曜日は、SURFオヤジのサーフィン講座13回目
波のブレイクする方向とは逆向きにテイクオフしてターンするフェイドターン
現代のトリッキーなサーフテクニックの上達にフェイドターンは必要不可欠。
そんなフェイドターン、使い方によっては両刃の剣になるかもしれません。
★ハワイの思い出
私のハワイ初滞在は、6月で夏のサウスショアの季節。
アラモアナに滞在しましたので、よく入ったポイントはテニスコート前。
ここはビーチですが、波のブレイクポイントは波打ち際から離れた所にあり
リーフブレイクのポイントです。
風とうねりの状態にもよりますが、あたま前後のサイズまでは
厚めのマッシーな波なのですが、今思い出してみると不思議とショートボードでも
早くテイクオフが出来た記憶があります。
此処でフェイドターンの話なのですが、
此処の波、アウトから乗って来てくると途中で、波のフェイスの幅が可也広がり、
ローカルが頻繁に、普通のドロップイン(前乗り)ではなく、後ろからドロップイン
してくるではありませんか!
日本では前乗りの経験は腐る程ありましたが、後乗り経験は無かったので戸惑いました。
そこで私は波のブレイクとは反対方向にてテイクオフしてローカルをけん制してから、
ターンをして波に乗って行く事を繰返しました。
当時は、フェイドターンという名称は知られていませんでしたので、私は知らずに
フェイドターンを繰り返していた訳です。
★フェイドターンのやり方とコツ
上記にありますように、斜面がなだらかな厚めの波でフェイドターンの練習をはじめれば、
普通にテイクオフとターンが出来るサーファーの方なら直ぐにマスター出来ると思います。
マッシーな波なら普通にテイクオフしてトターンすればフェイドターンになります。
しかし、普通にホレた波とかでは難易度が可也上がる筈です。
今のプロサーファーとかはフェイドターンを回転系のテクニックに結びつけていますので、
この名称の知名度が一般的になったと思います。
初心者の方は、早くプロサーファーの様な、回転系のテクニックをマスターしたいと思い、
フェイドターンの練習を始めたいと思わるかもしれませんが。
完全にテイクオフとボトム&トップターンをマスターした後でなければ、
上達には逆効果だと思われます。
★サーフマナーとフェイドターン
上記のハワイでの体験でドロップインへのけん制でフェイドターンを使った件ですが、
コレはリーフブレイクで波のブレイク方向が決定済みだから行ったのですが、
コレが日本のビーチブレイクで未だブレイク方向が定かでもないのに、イン側のサーファーが
アウト側のサーファーをけん制する為に、フェイドターンを使うのは明らかなマナー違反です。
私が若い頃は、通常のサンデーサーフ時に、プロサーファーが大声を出してけん制して
フェイドターンやドロップインを繰返すのを何度か目撃しました。
通常のファンサーフではブレイク方向アウト側のサーファーに波の優先権があります。
ドロップイン(前乗り)はNGです、ローカルとのトラブルに発展する可能性もあります。
フェイドターンの練習もサーフマナーを守って行いましょう。