初心者&中年サーファーの為に・・・・
毎週水曜日は、SURFオヤジのサーフィン講座11回目
ターンはサーフテクニックの基本
基本が出来なければサーフィンの上達は望めません。
ターンをマスターして波を乗りこなしましょう。
★波を横に滑る
テイクオフをマスターしたら波を横に滑ってみましょう。
ロングボードやファンボードの長めのサーフボードなら、初めての方でも
その日のうちにテイクオフして真直ぐスープライディングが出来る方もいる筈です。
しかしショートボードでは余程バランンス感覚が良く運動神経抜群の方でないと、
初日にテイクオフとスープライドをクリアされる方は少ない筈です。
初心者の方の第一の壁が波に乗る前の(ドルフィンスルー&テイクオフ)だとすると、
第二の壁が波に乗ってからの(横に滑る&ターン)だと思います。
テイクオフの後、何もせずにそのまま状態でいるとサーフボードは直進しようとしますので、
スープに乗り上げて真直ぐ進みます。
ロングボードでしたら、ある程度大きなスープ波でもそのまま真直ぐスープライディングして波打ち際まで乗って来れるかもしれません。
ショートボードの場合、膝~腰前後のスープ波ならロングボード同様に真直ぐスープライドが可能ですが、サイズが上がると初心者の方ではスープライドは難しくなり、ワイプアウトするかもしれません。
そこで波を横に滑る為にターンが必要になります。
テイクオフを斜めにアプローチする。
シュートボードでサイズの有る波で、真直ぐテイクオフをしようとすると、タイミング悪いと
サーフボードのテールを持ち上げられ、頭から真っ逆様にパーリングしてしまうかもしれません、
そこで波のブレイクする方向に、斜めにアプローチしてテイクオフします。
どの位斜めにアプローチするかは波によって違ってきますので、実践で慣れてコツを掴んで下さい。
余り横向きにアプローチすると、ボディボードのバレルロールの様に横向きにワイプアウトしてしまうかもしれません。
波質にもよりますが、波に乗るのに慣れてくれば斜めにアプローチしている意識は弱まりますので、
強引に意識的に斜めにアプローチする必要はないと思います。
★ボトムターン&トップターン
斜めにアプローチして、テイクオフに成功して横に滑りだした時点で最初のターンをしています。
ターンとはサーフボードを傾ける事ですので斜めにアプローチしてテイクオフが成功して
波に乗り出した時点で、第一のターン(リー二ングターン)も成功している訳です。
ボトムターンをしてみよう。
テイクオフの後、意識してボードを動かさなければ、波質にもよりますがボードは自然にボトムに降りて行きます。
サーフボードがボトムに降り切る前に、余分な力を抜き目線を進行方向斜め上(トップ)ニ移します、
同時に膝を曲げます、ボトムに降りたら膝のクッションを利用して溜めを造ります。
この時に、ボードに余計な力を加えなければ、ボードは自然に波のトップに向かう筈です。
トップターンをしてみよう。
ボトムターンが成功すればサーフボードはトップに向かいます。
そのまま何もせずにいれば波のトップを乗り越えてプルアウトしてしまいます。
そこで波に乗り続けるのであればトップターンが必要になります。
波質とサイズにもよりますが、大雑把に言えばトップターンはボトムターンの逆の動きになります。
サーフボードがトップに出る前に余分な力を抜き目線を進行方向斜め下(ボトム)に移します、同時に膝を曲げます、この動作はボトムターンより素早く行い、膝を曲げる角度も小さくなります。
ボトムターンはボトムに降り切りますが、トップターンはトップに登り切る前に動作が終了します。
膝のクッションを利用してやればボードは自然にまたボトムに向かいます。
ボトムターン&トップターンはサーフテクニックの基本で、次のテクニックに直接繋がりますので、
確実でマスターしてから次のステップに進むのが上達のコツです。