222で確か今日は猫の日でしたね。猫の日ラクガキということでお約束の猫耳バンドかと思いきやまさかのギュメイ将軍&イザヤール様ラクガキ。いつもながら雑なざかざか描きですが、津久井にしては頑張りました(笑)
キュートな萌え絵がモテの昨今ですが、ベクトル逆の硬派なかっちょいい絵が描けるようになりたい・・・。萌えもクールも描けない津久井は大概お笑い系に逃げてます。反省。
ところでギュメイ将軍は猫系カテゴリーでオッケーなんですかしらと今さらながら疑問。色違いのレパルドはたぶん豹から来てるであろうと思われ豹はネコ科だからまあいいのか。
ラクガキ関連超短話。
ガナン帝国城の中を、常ならばここに居る筈もない天使が、歩いている。その表情は何も語らず、その背の翼は、この禍々しい城内に於いても変わらず清浄なまでに白い。
「・・・気に入らんな・・・」
すれ違ったその天使の背中を振り返り、帝国三将軍の一人、ギュメイ将軍が呟いた。
「気に入りませんか、本来ならば全て囚われの身にすべき天使が、城内を闊歩するのは」もう一人の将軍ゲルニックは答えて、くくくと低い声で笑い、付け加えた。「あの天使とて、いずれお仲間たちと同じ目に遭う運命です。それまでせいぜい利用させて頂きましょう」
「・・・いや、気に入らないのは、そんなことではない。あの天使は・・・ただの裏切り者とは思えぬ・・・」
ギュメイは呟き、遠ざかっていく天使の、月光に照らされてより白く見える翼をじっと見つめた。翼だけではない・・・。あの天使の、強い意志を秘めた瞳は・・・。
「そんなことは想定の内です。あの天使一匹がいくら足掻いたとて、罠にかかった小鳥がもがくに等しいこと。その様を楽しめば良いではありませんか、ギュメイ殿」
「小鳥、か・・・」
ギュメイは呟き、眼光を鋭くする。だが、奴は小鳥などではなかろう・・・。この言葉は飲み込んで、彼は月を見上げた。〈了〉
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