先日、6月23日(土)10時~12時おあしすのミーティングルーム4にて、
吉川市市民活動サポートセンター主催の人材育成講座を開催いたしました。
今回のテーマは、
善玉菌が環境汚染の救世主!?
です。とても天気に恵まれた中、16人の参加者に来ていただき講座は
始まりました。
「自然界にはさまざまな微生物が存在していて、たくさんの微生物が豊かな生態系を
もたらしています。」そんな話から、講座は始まりました。微生物がそんな身近にいるなんて
普段は考えたこともありませんでした。そして、人の体の中にもたくさんの微生物がいるという
こと。そして、微生物には善玉菌・悪玉菌とどちらにも属さないものがあるとのことでした。
善玉菌は、その名の通り人には悪影響がないもの。悪玉菌は、ものを腐敗に導き人にも悪影響
があるものです。
この善玉菌を利用して、さまざまな環境汚染に利用し、環境が蘇生して汚染を防ぐという事
なのです。さて、どのようなことなのか・・・善玉菌が入っているEMという菌を利用します。
EMとは、EM菌というものがあるわけではりません。光合成細菌・乳酸菌・酵母菌が組み合わ
さったものが「EM菌」というものです。
EM菌は、物が発酵するのを助ける働きをします。発酵というのはモノの中身を変えます。
例えば、タンパク質→アミノ酸、炭水化物→糖類というように。
発酵するのを助ける働きをしてくれるという事は、ぬか味噌をつけるときにEMを一緒に混
ぜれば、とてもおいしいおしんこが出来ますし、生ごみ処理を自宅でするときに、EMのぼかし
を一緒に混ぜればとても速く分解されいい土が出来るそうです。
そして、EM菌の中の乳酸菌には免疫をあげる働きがあります。乳酸菌は、エネルギーを温存
する働きがあるからです。私たちの良く知っている、ヨーグルト・ヤクルトなどもそうです。
ヤクルトなどを多くとりましょうというのもその一つです。
実際にEM菌を使い、環境汚染から守ったお話もいくつか聞くことが出来ました。
日本橋の橋の下の川に週に1度何十トンというEM菌を培養した物を投入したところ、川の底に
はまだヘドロがついているものの、かなり水質は改善されあらゆる魚たちが上ってきているそう
です。多くの街の人たちで協力し合いながら、長い間続けているそうです
やはり、河川の環境汚染には、街の多くの方の力が必要だとお話していました。
また、EM菌が入った石鹸もあります。廃油で造られた石鹸にEMを入れると石鹸から嫌な匂い
がしないそうです。そして一番いい所が、石鹸を使って食器などを洗いその汚れた水が外に
出た時、微生物が有機物を分解してくれるので、環境にも良いとの事です。
終わりに質疑応答の時間がありましたが、たくさんの質問がありました。みなさんの環境への
関心高さが伺えました。
私たち人間も、環境とうまくバランスを取りながら暮らしていかなければ、いい環境を保つこと
が出来ません。汚れてしまったものは、そのままにしてもすぐには元には戻りません。今、ひと
りひとりが環境と真剣に向き合わなければならない時に来ていると感じました。
これからの未来のためにも、ぜひみなさんも環境に良い事を一つでもやってみませんか
本日使用した資料は、サポートセンターにて無料でお配りしています。ぜひ、お読みください。