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吉川市市民活動サポートセンター ブログ

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第1回 ミニ講座「野鳥を楽しむ」終了!

2012年05月20日 | 日記
第1回ミニ講座「野鳥を楽しむ」が終了しました。



大きな会場で、講師対大勢の参加者・・・という固い形式から抜け出して・・・


サポートセンターの部屋で定員7名という少人数で講師と参加者が一つの
テーブルを囲んで進めた「ミニ講座」です。


参加者は7名
大人5名と中学生、小学生の女の子も参加してくださいました。



講師は、吉川市野鳥の会 代表石川光夫さんです。
「野鳥を守ることは環境を守ること」を信念に、トリもヒトも
同じ地球の仲間なのだから、人間は生きものに感謝し、お互いに共存共栄
していかなければならないという強い思いの元、環境保護活動されている方です。


講座は、近隣市である千葉県野田市が市内に広大なビオトープを作り、コウノトリ
誘致計画を進めている話から始まりました。


ちょっと緊張した様子の参加者のみなさんでしたが、少しづつ
講師との距離が近い利点で、気軽に質問の声が上がってきました。

  参加者「なぜコウノトリなの?他の鳥ではだめなんですか?」
  講師 「日本に昔から生息していたが、昭和40年代前半を最後に
      見られなくなっている貴重な鳥だからです・・・」

オオタカの話では
  
  参加者「流山おおたかの森では本当におおたかがいるんですか?」
 
  講師 「います」
     「おおたかは、ヒヨドリや小鳥、ハトも食べるんですよ」
     「つくばエクスプレスが開業したばかりの頃に、カラスから
      逃げてきたおおたかのヒナが、電車内に飛び込んできた、
      ということもあったそうです。」

     一同、驚きの声!

話が進んでいくといろいろな質問が飛び出してきました。

  
  参加者(小学生)
     「カラスは巣を作るの?」
  
  講師 「作りますよ」
     「吉川市では、だいたいどこの小学校の木にも巣を作っているんですよ。」
     「巣を作り子育てしているうちのカラスは、安全なんです。」
     「カラスが危険というのは、これからの時期で、ヒナが巣立つ頃が危険なんです。」  
     「どうしてかっていうと、巣立ったばかりの飛び方の下手なヒナが、よちよち飛んで
      いるところを、他の鳥や人間・動物に襲われないようにヒナを守るために、攻撃してくる
      のです。」
     「吉越橋でカラスが人を襲うというのも、ゆっくり歩いている人に、ヒナの居る場所
      から、早く立ち去ってほしくて、攻撃してくるようです。ヒナを守っているんですね。」


他にも「トトロの森財団」の話から、小さい子が寄付し合って山を買う「ナショナルトラスト運動」
の話や、「オオカミを復活させよう」という運動が起きている話等々・・いろいろな話を聞きました。

話だけでなく、鳥の絵や写真もたくさん見せていただきました。



こうして、講座は終了となりましたが、
講師の石川さんが声を大にして伝えていたことがあります。

「絶対に水を大切にしてください。」

 生きているもの全て、水がなくては生きていけないのです。
 水源となる山をつぶしたり、壊したりしては絶対にいけないのです。

石川さんの強い思いが伝わってきました。



野鳥を通して、環境を考える・・・

野鳥を守ることは、環境を守ること・・・

私たち人間は、真剣に考えなければならない時期に来ているようです。





参加してくださって7名のみなさま、本当にありがとうございました。
講師と間近で、いろいろな話ができたかと思います。


こういったミニ講座を、不定期ですが今後も開催してまいりたいと
考えておりますので、今回参加されなかった皆さまもぜひご参加ください。
詳細はまた、このブログやサポートセンター便り、ポスター
チラシにてお知らせしてまいります。

















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