週刊ねこまみれ

ねこにまみれて暮らしたい。ねこ漬けの日々、日々、日々… 現在休止中です。

旅猫シリーズ第3弾 その4

2008-03-24 | 旅猫




旅猫シリーズ第3弾~その4~
(写真クリックで大きくなります)

写真のサイズは出来る限り小さくしていますが
旅猫シリーズ全般に画像が多いためページが重いかもしれません。
あれもこれもとついつい載せたい写真が多くなってしまうのです。スミマセン。



市内はいつも大混雑            でも少し走ると誰もいない…
 
チュニスから車で2時間。

ここはドゥッガ遺跡です。

標高600メートルの丘の上にある広大な遺跡。
真冬は吹雪くこともあるそうです。

なだらかな丘がつづく景色は手前のサボテンがなければ
まるでイギリスの田舎のようです。


2月の終わり。ここには春が訪れていました。


チュニジアに数多く残るローマ都市遺跡の中で
最も保存状態もよく規模も大きいドゥッガ遺跡。

 
 

1899年、遺跡の発掘が始まった頃、そこで暮らしていた農民は
立ち退き命令を受け、政府が新しく築いた村ヌーベルドゥッガに移住。
ロバに乗ったおじいさんもこの坂を下ったところにある
その村で暮らしているのでしょう。

遺跡の中を羊たちが歩きます。

羊追い犬はしっかり仕事をこなしています。
寄り道している羊を追っていき、列に戻します。
 

シェシアと呼ばれるチュニジアの帽子を被ったおじいさん。絵になります。
ガイドの仕事をされているそう。
旅行者の少ない今の季節は仕事がほとんどありません。
この日はもう終わりだと村まで歩いて帰る後姿を見送りました。


お昼に食べたオレンジ
ぽこっ!


そしてここでもやっぱり…


遺跡には小さな売店がひとつあるだけ。
麓の村までは少し距離があります。
この子はここに住んでいるのかな。何を食べているんだろう。


この子は帰りに駐車場で出会った子。


ご飯が欲しくて必死で鳴いています。
 

バッグを見るとチョコレートがひとかけら…。
ごめんね。何にも持ってきてないんだ。
観光シーズンから外れたこの季節。
この広大な遺跡を訪れていたのは私達ふたりとあと2組の旅行者のみ。
他の人に何か貰えることも期待できません。
こんなことなら何か用意してきたらよかった。

チュニジアで出会った猫たちの中で
初めて自分から近寄ってきたこの子。
後ろ髪を引かれつつもお別れしました。







夕暮れのチュニスの空をムクドリの大群が!!!
 
キャーーー!

これは何かの暗示か暗雲か…!?
この夜から私達の旅がひどいことに~(涙)



なんとも情けないことに旅を始めて3日後の夜、姉妹揃って熱を出しました…(恥)
日本から持ってきた薬もあっという間になくなり
薬局で身振り手振りでなんとか熱冷ましと喉のシロップを購入。
でもぜんっぜん効かない!
4日目からは体力勝負。
フラフラになりながら、でもホテルで寝ているのも悔しいので
お互い励ましあいながら(苦笑)何とか旅を続けました。

旅のトラブルに対していつも前向きな私ですがこのときばかりは後ろ向き…。
普段なら気にならないぐらいの出来事でもドーンとダメージが(>_<)
すべては熱のせい。
何よりも悔しいのは写真を撮る気力も出なくて
旅の中盤の写真がとても少なくなってしまったこと。
それから自分の興味のアンテナが全然働かなくなってしまっていたこと。
気になることや笑えることはいっぱいあったはず…。
見逃したり、見過ごしたり。
みなさんに写真つきでご紹介できないのが残念です。
例えば…チュニジアの人は平均的にものすごく背が高くて
ATMが私達だとはしごを上らないといけないぐらいの高さに設置されていたり…
あれ?これはどうでもいいネタでしたね。
でもそんなどーでもいい小ネタを含め(笑)
目に付いた小さな物事を写真に収められなかったことが悔やまれます!


次回からの旅の中盤、熱にうなされながらの旅で
載せられる写真が少ないのです。
そんな情けない旅猫シリーズですが
どうぞ引き続きお付き合い頂けたら嬉しいです。


それでは
旅猫シリーズ第3弾~その5~へ続きます。

いつもご覧頂いてありがとうございます!








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20 Comments

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大変だ (ニャタリー)
2008-03-24 22:15:47
ドゥッガ遺跡、別世界のようですね。
自然の中にたたずむ、失われた時間の人工物。
思わず見入ってしまいました。

猫ちゃん、今度の出会いは
「心残り」な出会いだったんですね。
きっと、「カリカリではない何か・・(あれとか)」をちゃんと食べていますよ。

旅先での体調不調、大変でしたね。
ご無事で何よりですが、なんとも残念な気持ち
よくわかります。
いつかリベンジしていただき、
もう一度、写真つき解説を見せていただける
楽しみができたと思うことにします。

特に「要はしご」のATMって、
きっと皆さん「発熱でみた、幻に違いない」って
思ってますよ、supitenさん・・・
これ絶対、証拠写真あったほうがいいです。ぷぷ
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Unknown (足袋ネコ)
2008-03-25 09:15:25
美しい遺跡ですね,トルコを思い出しました。
写真で見るととてもいい気候なのに,offシーズンなんですか?
旅行社の方には可哀想ですが、お客さんが少ない方がガイドさんとたくさん話せていいんですけど。
バリ島に行った時は私達二人だけだったので
風景もいいんですけど,ガイドさんの印象も強いです(笑)
赤い帽子のガイドさん・・・・好きな写真です。
もちろん他の写真も!

旅先で病気になると,そりゃぁテンションが下がりますとも。
私達は薬を持っていくのをすっかり忘れ,添乗員さんのお世話になりました(涙)
いろんな事ありますもんねぇ・・・・
あぁ~~ またどこか行きたくなってしまった・・・
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Unknown (myutha)
2008-03-25 11:07:45
supitenさん、こんにちは。
とても素敵なところですね。
全然大陸も文化も違うけれど、メキシコに行ったときの事を思い出しました。
サボテンを見たからでしょうか?(笑)
昔の遺跡が残っているというところは同じですね。
でも猫は全然見なかったです。
ここの猫さんたちは人懐っこかったのですね。

どの写真を拝見してもゆったりと豊かな時間が流れているように思えます。
いいなぁいってみたいなぁ・・

旅先で熱を出して大変でしたね。
無事に帰ってこられてよかったです。

旅先では不安になりますよね。
早く日本に帰りたいと思うところですがお姉さまと励ましあって旅を続けられたsupitenさんはえらい!

これからのレポートも楽しみにしています。
今日も素敵な写真をありがとうございました。
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Unknown (家主です。)
2008-03-25 15:27:29
こんにちは♪
熱を出されたのですね!大変でしたね~~~。
旅行先での体調不良ほど、こたえるものはないと思います。
お辛かったでしょう?
でも、現地で入院なんてことにならなかったんですもの、まだ良かったですよ(^^)
リベンジをかねて、またぜひ行ってみられてはいかがでしょう?(^^)
この遺跡の雰囲気、とっても好きです♪
この遺跡がきちんとした形を保ってた頃の人々の暮らしは、
どんな感じだったのかな~と想像が膨らみます。
羊さんも、猫さんも、ガイドのおじさんも、
春の花々も、ワンコさんも、遺跡にマッチしてますね(^^)
ニャンコさん、きっと大丈夫ですよ!
何かしら食べ物をもらえてるとは思います。
私も旅行先(日本ですけど)で出会うことがあると、
何か持ってたら良かったな~って思うことがあります。

ムクドリの大群はどこでもいるんですね~~!
うちの家の前の電線にも、時期によって大群がやってきます。

そうそう!ATMが手の届かないほどの高さにあるって、びっくりでした(笑)
それだけ、身長の差が凄いのですね!
また続きを楽しみにしております♪
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むくどりさん (ことり)
2008-03-25 18:42:39
こんにちは。
二月の終わりで、こんなにお花がいっぱいなんですね~。
牧羊犬って、おりこうさんですよね!
supitenさん、熱が出ちゃったんですね・・・。旅先、しかも海外で熱が出ちゃうと、かなり不安になりますよね。
ATMの写真、見たかったですけど(笑)
むくどりさんの群れ。すごいですねーー!!
むくどりさんの大群、全世界的なんでしょうか??
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Unknown (you)
2008-03-25 22:01:42
絵葉書のような写真ですね!!
すてき!!

ニャンコちゃん、幸せになってほしいです・・・。
住んでいる人たちは自分たちの生活で精一杯なのかな。

最後のムクドリ?!!
きゃ~不吉。
風邪ひいちゃったのですね。インフルエンザ?
下痢か・・・と予想してたのですが。
旅で熱はつらいですねぇ・・・。
写真もとれないほどだなんて・・・。
今回は個人旅行でしょうか?ガイドさんがいたら薬とか準備してくれそうですけど。
しかし何語なのでしょうか?
英語・・・?
そんな旅もあるさっ!!ってことで。

親知らずおめでとうございます!!
でも高かったのですね。
また次回もファイト!!で。
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Unknown (q9マロ)
2008-03-26 00:43:08
こんばんは。
ご姉妹での旅行だったのですね…
女きょうだいはやっぱいいですね、うらやましいです♪
わんちゃんたちもしっかりお仕事してるのね♪
自分から近づいてきた猫さん…ちょっとサビ猫ぽくって可愛い…
写真クリックして見てみると、壁の感じや空の青さがはっきりわかりました。
ガイドのおじいさんがタバコを持っているところも…。
そしてムクドリの大群…ちょっと怖いくらい!
それにしても旅の途中で発熱は大変でしたね!
私も昔ベトナムに行ったとき体調を崩し、1人でホテルで留守番…
夕方まで寝ていたことがありました。
熱にうなされながらの写真も(笑)、楽しみにしています。
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Unknown (びわ)
2008-03-26 01:17:23
supitenさんこんばんは。
わぁ~もう第4弾なんですね・・ん~とても素敵な☆ところ・・しかもこんなにお花がたくさん咲いているのですね。まだ2月でしょう。日本とは大分違うのですね。
ん~ニャンちゃん。心が痛いですよねぇ~。
わかります。近くに来て「にゃぁ~~」なんて泣かれたら。。もう、ねぇ~。試練てどこの国にもあるのですね。。
ぎゃぁ~。。この黒い大群は、ムクドリの大群なのですかぁ~。こんなの初めてみましたよぉ~。そてと・・旅の途中で熱が!!。た・大変でしたね。
熱にうなされながら。。写真をちゃんと撮ってきたなんて・・そうですよねぇ~。楽しい旅の途中で、寝てられないの!わかりますわ。こ・根性ですね☆
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Unknown (もこ)
2008-03-26 16:56:52
チュニジアってアフリカ大陸にある国なのに
まったく別世界!って感じがします。
ドゥッガ遺跡、ここにも偉大な国が存在したことを建物から想像できるような気がします。イギリスは行ったことないのでわかりませんが、私はニュージーランドの光景を思い出しました!羊も懐かしいです。

ここでもたくさんのネコさんたちに出会えたんですね♪
なんかうらやましいです!!
supitenさんの旅行の楽しみ方にネコさんたちに会う!っていう思いが通じて出会えるのでしょうか?私も次から「ネコさんに会えますように・・・」とお願いして旅行したいと思っています☆

あらあら・・・(泣)
体調崩すとほんとに気分も落ち込んで楽しめることでも楽しめないですよね。つらい思いをしてしまったのですね。それでも気力を振り絞って観光されたsupitenさんはすごいです!! その後は大丈夫でしたか?
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ニャタリーさん☆ (supiten)
2008-03-26 23:45:26
ニャタリーさん、こんばんは!
ドゥッガ遺跡は交通の便がよくないからか
今の時期はほとんどこの広大な遺跡を私たち2人占めでした。
静けさと鳥の声だけが聴こえてきて
目の前の巨大な遺跡が不思議に佇んでいました。
自然遺産も素晴らしいけれど、こうした人工物の遺跡を見ると
いろんな思いが込み上げてきます。

チュニジアに来て初めて自分から駆け寄ってきてくれた子でした。
ガリガリに痩せていなかったから…
きっと「あれ」とか、もしかしたら「あれ」とかも
食べてますよね、きっと!

今まで旅してきてもここまでひどい発熱は初めての経験でした。
姉はあるんですけどね~何度も。ブツブツ(笑)
そうですね。本当に。後悔もあります。
いつかリベンジできればいいなぁ~。

「要はしご」のATM、幻じゃないです!(笑)
いや、幻じゃなかったはず。姉も見たはず。
もしや2人とも…?(苦笑)
写真、悔やまれます~!!!
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