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忍者の改造ブログ(supersonicninja@xda)

L01FとHW01EとISW12HTとISW11HTの改造に関するブログです。

忍者ツール ISW12HT用

2013-08-09 07:01:28 | 日記
HBOOTを簡単に入れ替えられるツールを作りました。
スクリーンショットも撮れます。

13/08/09 ver2をアップロード。

ダウンロード
SkyDrive ミラー

スマホ側の設定→開発者オプションでUSBデバッグにチェックを入れておいてください。
後はパソコンでNINJATOOL.batを起動するだけで使えます。

不具合・提案等がございましたらコメント欄でお知らせください。

ROM、カーネルのポート方法

2013-08-09 05:25:12 | 日記
ここでは海外版EVO3Dから国内版への各種ロム、カーネルのポート方法を説明します。
EVO 3Dは海外版1(いわゆるshooter、EVO3D-CDMA)と、海外版2(いわゆるshooteru、EVO3D-GSM)、国内版(いわゆるshooterk、EVO3D-CDMA)の3種類があります。このうちshooterとshooterkはハードウェアが完全に同一なのでROMの移植が可能です。

必要なものはテキストエディタ(notepad++等)、dsixda's ROM Kitchenの2つです。

まずはdsixda's ROM Kitchenを使い、ROMのzipを開いてください。
この際、convert updater script to update script?と聞かれますが、Do not convertを選択してください。

①updater-scriptを編集する。
これはCWMリカバリでzipをインストールするためのスクリプトです。
これが間違っているとロム焼きができません。
zip内の\META-INF\com\google\android\updater-scriptにあります。
これをnotepad++で開き、「getprop」という単語が含まれている行をすべて削除して上書き保存してください。

②boot.imgを編集する
※カーネルのzipをポートする場合、boot.imgが無ければここは飛ばしてかまいません。
※Android4.2のROMの場合、ここは弄らなくてもいいので飛ばしてください。
※ここの方法がだめなようだったら、動作している似たROMのboot.imgを上書きすれば動くこともあります。
これはLinuxカーネルとRAMディスクが入っているOSの中枢部分です。
これが無いとROMが起動せず、「htc」の画面で止まってしまいます。
ROM KitchenにROMのzipを読み込ませ、オプション12を使ってboot.imgを抽出し、notepad++等で全文検索して「shooter」を「shooterk」に書き換えてください。ファイル名に「shooter」が含まれるファイルも同様に書き換えてください。
その後、init.shooterk.rcの
service rmt_storage /system/bin/rmt_storage /dev/block/mmcblk0p26 /dev/block/mmcblk0p27 /dev/block/mmcblk0p19
という行を、
service rmt_storage /system/bin/rmt_storage emmc@modem_st1 emmc@modem_st2 emmc@radio_config
に置き換えます。
その後ROM Kitchenを使って再びboot.imgとして圧縮し、元の場所に戻します。
また、\system\lib\hwフォルダにあるgps.shooter.soとsensors.shooter.soをgps.shooterk.soとsensors.shooterk.soに書き換えてください。
また、ROMのファイル全てに対しnotepad++で「shooter」で全文検索をかけて「shooterk」に置換してください。後は手動でzipの中を見ていって、「shooter」が名前に含まれるファイルやフォルダがあったら同様に全て「shooterk」に書き換えてください。

例:init.shooter.rc、init.shooter.usb.rc、uneventd.shooter.rcをそれぞれ、init.shooterk.rc、init.shooterk.usb.rc、uneventd.shooterk.rcとリネームし、init.shooterk.rcの一行目と真ん中あたりを書き換える


②build.propを編集する
※カーネルをポートする場合はここは飛ばして構いません。
これはROMのzipの\system\フォルダにあるファイルです。
build.propをnotepad++で開き、ファイルの末尾に以下の行を追加してください。

ro.ril.oem.ecclist=110,118,119,184110,184118,184119,186110,186118,186119
ro.ril.def.agps.mode=2
ro.ril.fast.dormancy.rule=1
ro.ril.disable.fd.plmn.prefix=23402,23410,23411,23420
ro.ril.enable.sdr=0
ro.com.google.clientidbase=android-htc
ro.com.google.clientidbase.yt=android-htc
ro.com.google.clientidbase.am=android-kddi-jp
ro.com.google.clientidbase.gmm=android-htc
ro.com.google.clientidbase.ms=android-htc
ro.phone.min_match=10
ro.product.model=ISW12HT
ro.product.brand=KDDI
ro.product.name=htc_shooterk
ro.product.device=shooterk
ro.product.board=shooterk
ro.product.locale.language=ja
ro.product.locale.region=JP
ro.build.product=shooterk
ro.build.description=2.29.970.7 CL447280 release-keys
ro.build.fingerprint=KDDI/HTI12/shooterk:4.0.3/IML74K/447280.7:user/release-keys
gsm.sim.operator.alpha = KDDI
gsm.sim.operator.numeric = 44054
gsm.sim.operator.iso-country = jp
gsm.operator.alpha = KDDI
gsm.operator.numeric = 44054
gsm.operator.iso-country = jp
ro.cdma.home.operator.numeric=44054
ro.cdma.home.operator.alpha=KDDI


※その他、ROMをポートする際にできること
①日本語フォントを入れる
標準ROM等の\system\fonts\フォルダからMTLmr3m.ttfというファイルを抜き出し、ポート先のROMの\system\fonts\フォルダにコピーすると日本語フォントが使えます。

②パズドラ対応させる
zipの中の\system\app\フォルダにsuperuser.apkがある場合、superuserr.apkやsuperuser2.apkやsupersu.apk等、適当な名前にリネームしてください。
次にboot.imgを解凍し、中のdefault.propを編集し、再び圧縮し直したら完了です。
default.propの中身をすべて削除して、以下のように書き換えてください。
ro.secure=1
ro.allow.mock.location=0
ro.debuggable=0

③GPSの初期位置を日本にセットする
zipの中の\system\etc\フォルダにあるgps.confというファイルを開き、以下のように書き換えてください。
NTP_SERVER=jp.pool.ntp.org
XTRA_SERVER_1=http://xtra1.gpsonextra.net/xtra.bin
XTRA_SERVER_2=http://xtra2.gpsonextra.net/xtra.bin
XTRA_SERVER_3=http://xtra3.gpsonextra.net/xtra.bin
PHONE_TYPE=CDMA

④電池表示バグを直す
ポートロムではたまに電池表示がおかしくなることがあります。
そのような場合は、標準ROMの\system\bin\フォルダにあるhtcbattというファイルをポート先の同じファイルに上書きすると直ります。

⑤Sprint表記を直す
ポートROMではステータスバーなどのキャリアの表示がKDDIではなくSprintになる場合があります。
気になるのでしたら\system\framework\framework-res-apkをAPK-Multi-Tool等で展開し、全文検索をかけてSprintという部分をKDDIに直してください。




質問、提案等ございましたらコメントでお知らせください。


ちなみにこのポート作業を自動化するバッチファイルを書いていたのですが、Windows環境では文書の一括置換やboot.imgの編集ができる方法が見つかりませんでした。Linux環境用にスクリプトを書けば簡単なのですが使える人が限られますし、CygwinとJavaPortableを同梱すればWindowsでもLinux環境を再現できますが今度はツール類の容量が膨大になりますし、どうしたものかと思っています。何か良いアイデアがありましたらコメントをお願いします。

[Ported]Butterz Windows phone Lightly sensed

2013-08-08 08:27:38 | 日記
※使用は自己責任でお願いします
ポート元はこちら→xda

まだバグまみれのテスト版です。一応動きますが利用は非推奨です。

8月08日 RC1.0をアップロード。

ダウンロード

SkyDrive ミラー

・総評
Android4.0の海外版SenseROMに、WindowsPhoneの要素を組み合わせたハイブリッドROMです。
言語から日本語を選べます。

・注意
root化しているためパズドラ、LINE POP等の一部のアプリが起動しません。
これらのアプリを起動する前に、SuperSUの設定から「スーパーユーザーを有効化」のチェックボックスを外してください。
間違って一度でもroot化有効状態でLINE POPを開いてしまうと、再インストールするまで二度と起動しなくなります。パズドラは大丈夫なんですが。

・インストール方法
まずは本体をS-OFFしてください。方法→root化Wiki
HBOOTが1.50の方(現在Android2.3か4.2の方)はHBOOTを1.50から1.63にダウングレードしてください。こちらのツールで簡単にHBOOTを切り替えられます→忍者ツール

CWMからwipe data and factory resetしてからinstall zipでインストールします。ロム焼きと起動で計20分くらいかかります。

・標準ROMからの変更点
ISW12HTで起動するように編集。
パズドラ対応。
日本語フォント追加。
詳しくはzip内のReadme.txtを参照してください。

・動作確認したもの
3G
Wifi
3D
SMS(Cメール)

・動かないもの
WiMAX
Ezwebメール、auマーケットなど(そもそも同梱していません)

特定アプリ実行時にroot化を無効にする方法

2013-08-08 07:44:11 | 日記
この記事では有料アプリのTaskerを使っています。ご注意ください。
無料アプリだと同等の機能を備えたものが見つからなかったのですが、もし見つかったらコメントでお知らせください。
Taskerには一週間体験版もあります。

・用途
パズドラ対応ROM(私のStockyROM等)でLINEのゲームやauマーケットを一度でもroot化有効状態で開いてしまうと、二度と起動しなくなってしまいます。これでは間違って押してしまった場合などに困ります。
また、一々Supersuを開いてrootの有効・無効を切り替えるのも面倒です。
そこでroot化の有効・無効処理を自動化します。
具体的にはシステム領域を読み書きできるようにした後、suをpuuにリネームします。auマーケット等が終了したらsuに戻します。

・方法
Taskerを開き、Profilesという画面の下の「+」を選択し、「Applications」を選択し、LINEゲームやauマーケット等を全て選択してから戻るボタンを押してください。
すると「Enter Task」という小窓が開くので、「New Task」を選択し、適当な名前(su offとか)をつけてチェックを押してください。
Taskの編集画面が開くので、下の「+」を選択し、「Script」→「Run Shell」と選択してください。
Action Edit画面が開くので、「Use Root」にチェックを入れ、「Command」欄にまずは/systemフォルダを読み書きするためのコマンドを入力します。ISW12HTでは以下のコマンドです。
mount -o remount,rw -t ext4 /dev/block/mmcblk0p23 /system
(他のスマホをお使いの方は、mmcblkp023という部分を自分のスマホのに合わせて変更してください。端末エミュレータというアプリで「mount」と入力すると、/system /data等の領域の番号の一覧が表示されるはずです。)
Command欄に入力し終えたら、一度戻るボタンを押します。
そうするとまたTask Edit画面に戻るので、もう一度下の+」を選択し、「Script」→「Run Shell」と選択してください。
Action Edit画面が開くので、「Use Root」にチェックを入れ、「Command」欄にsuを隠すためのコマンドを入力します。以下のコマンドです。
mv /system/xbin/su /system/xbin/puu
入力し終えたら戻るボタンを二度押します。これでProfilesタブに戻れるはずです。
次に、「su off」などと書かれた部分を長押しして、「Add Exit Task」を選択します。
すると「Enter Task」という小窓が開くので、「New Task」を選択し、適当な名前(su onとか)をつけてチェックを押してください。
Taskの編集画面が開くので、下の「+」を選択し、「Script」→「Run Shell」と選択してください。
Action Edit画面が開くので、「Use Root」にはチェックを入れずに、「Command」欄にsuを復元するためのコマンドを入力します。以下のコマンドです。
puu -c'mv /system/xbin/puu /system/xbin/su'
入力し終えたら戻るボタンを二度押します。これでProfilesタブに戻れるはずです。

後は実際に動作するか試してください。
この方法、残念ながらパズドラには効きません。パズドラはsuの検知が速すぎるためです。パズドラを遊ぶときは従来通りあらかじめSuperSuからRootをオンオフしてください。

要HBOOT1.5なROMをHBOOT1.6対応にする方法

2013-08-07 02:43:11 | 日記
ISW12HTのブートローダーはHBOOT1.5とHBOOT1.6の2種類あり、Android2.3はHBOOT1.5、Android4.0はHBOOT1.6で動いています。
カスタムROMでは、Android4.1の多くはHBOOT1.6でも動くのですが、Android4.2のほとんどはHBOOT1.5に団グレードしないと動作しません。
私の作ったツールでHBOOTを入れ替えても良いのですが、それでは面倒なのでHBOOT1.6で起動できるAndroid4.2のROMの作り方を掲載します。

HBOOT1.5と1.6はパーティションの位置と名前が違います。
厳密には/devlogフォルダがmmcblk0p28からmmcblk0p29に移動され、モデムがmmcblk0p26とmmcblk0p27から一個ずれてmmcblkp027とmmcblk0p28に移動され、他にも/vendor/firmware/adspフォルダ(mmcblk0p20)が追加されました。
Dsixda's ROM Kitchenのオプション12を使ってboot.imgを展開し、boot.img-ramdiskフォルダ内のinit.shooterk.rcとfstab.shooterkの二つのファイルをnotepad++を使って編集します。

まずはfstab.shooterkですが、こちらの編集は一文字だけです。
/dev/block/mmcblk0p28 /devlog
という部分を
/dev/block/mmcblk0p29 /devlog
に変更してください。

次にinit.shooterk.rcですが、こちらの変更箇所は大きく分けて二つです。

まず、最初の方にある
mkdir /vendor/firmware/misc 0771 system system
という部分の一行下に
mkdir /vendor/firmware/adsp 0771 system system
という行を追加してください。

次に
symlink /vendor/firmware/misc/q6.b07 /vendor/firmware/q6.b07
といった、「q6.b数字」というファイルが並んでいる箇所があります。
これらの箇所の/vendor/firmware/misc/q6.bという部分をすべて/vendor/firmware/q6.bと書き換えてください。
次にこれらの箇所の数字はq6.b07、q6.b06、q6.b05等と降順に並んでいますが、これがq6.b09から始まるように上にq6.b09、q6.b08等の行を追加してください。

これらの箇所の始まりの行(symlink /vendor/firmware/adsp/q6.b09 /vendor/firmware/q6.b09)の上の行に
wait /dev/block/mmcblk0p20
mount vfat /dev/block/mmcblk0p20 /vendor/firmware/adsp ro shortname=lower
という2行を追加してください。

最後に、このファイルの後ろの方にある
service rmt_storage /system/bin/rmt_storage /dev/block/mmcblk0p26 /dev/block/mmcblk0p27 /dev/block/mmcblk0p19
という行を
service rmt_storage /system/bin/rmt_storage /dev/block/mmcblk0p27 /dev/block/mmcblk0p28 /dev/block/mmcblk0p19
に編集したら終わりです。
後はboot.imgを固め直してROMのzipに入れ直してください。