忍者の改造ブログ(supersonicninja@xda)

L01FとHW01EとISW12HTとISW11HTの改造に関するブログです。

Xiaomi Redmi Note2レビュー

2015-12-28 08:51:00 | 日記
機種選び
台湾MediatekのSoCを採用したスマホを使ってみたかったので、現行最新CPUである Helio X10を採用したものを探しました。
調べたところ、中国の現地価格ではXiaomiのRedmi Note2という機種が一番安いようです。
Xiaomiは有名なROMのMIUIをリリースしている会社でもあるのでこれに決定しました。

通販サイト選び
SIMフリー端末を売っているサイトではExpansysと1shopmobileが有名ですが、Xiaomi端末はほとんど取り扱いがありませんでした。
ipmartという店で売っているのを見つけましたが、中国の現地価格からすると大分高額です。
どうせなら中国から直輸入しようと思い、中国の大手通販サイトのAliexpressから探しました。

Aliexpressについて
中国でいう楽天市場のようなウェブサイトです。
出品者は工場が多く、B2B向けの大ロットの電子機器や工業機械の取り扱いが豊富です。
Alibabaという会社が母体で、姉妹サイトには日用品で有名なTaobaoがあります。
ちなみにAlibabaは日本のソフトバンクに買収されました。

出品者選び
Redmi2 Noteで検索し、一番安い価格の業者の中から選びました。
どの業者でも表記価格に20ドルほどの幅があり、数量割引かなと思ったのですがどうやらケース等のオプション品を含めるか含めないかの差のようです。
どの業者も割とレビューが多く、全世界から買われているようなので安心です。
今回はEternal Teamというところに決めました。

Redmi Note2の種類
Redmi Note2には3種類あり、TD-LTE(中国国内版)、FDD-LTE(国際版)、FDD-LTE(国際32GBプレミアム版)となっています。
安さ順に並べるとTD-LTEが上位に来てしまうのですが、今回のEternal Teamの商品説明を見るとTD-LTE版にカスタムロムを焼いてFDD-LTE対応させているらしいです。Radio.imgを書き換えたのでしょうか?
更に商品説明によると、販売店によってPlayストアのインストール、多言語対応、root化、OTAアップデートの無効化がされているらしいです。レビューによるとTWRPリカバリも既にインストールされているらしく便利そうです。

Aliexpressでの決済
商品の購入にはAliexpressへの無料会員登録が必要です。
国際取引なので名前や住所はローマ字で書いてください。
クレジットカード番号等を入力すると購入完了となります。
実はこの時点ではAliexpressがお金を預かるという方式になっています。
客が商品到着を確認した時点か、発送から2ヶ月後に自動でAliexpressから販売店に代金の振込が行われるようになっています。
クレジットカード番号を販売店に知られることもなく、偽物や不着でも返金が簡単な安心な仕組みだと思います。

販売店からの発送
商品発送後、60日以内に到着がAliexpressのルールらしいです。
実際にかかった時間を書いていきます。今回は年末年始を挟んだので普通はもう少し早いかもしれません。
Aliexpressで多用される中国郵政やシンガポール郵便の国際書留便は17TRACKというサイト、アプリで簡単に追跡できます。
12月28日、購入。
12月28日、決済完了の連絡。
12月29日、発送連絡。

アクセサリー
日本ではほとんど販売されていません。
5.5インチ用の画面保護フィルムであれば広く使うことができます。
iphone6plusに対応しているサイズの折り畳みカバーも使えますが、カメラ部分が開いていないために少し不便です。
専用のガラス製保護シール、TPUケース、シリコンケース、革製ケースなどがAliexpressで安価に購入できます。
専用折り畳み型カバーでは表面上部に開口部があるタイプがあり、閉じていてもちょうど時間や通知の確認ができて便利です。


root化
今回私が買ったものはroot化済みですが、以下のスレッドでroot化方法が説明されています。
[Tools, Tips & Tutorials] [MIUI Device Team]How to flash TWRP Recovery and Super Su(Root) on Redmi Note 2
実はXiaomiを含む中国の全てのメーカーはブートローダーがアンロックされています。
また、このMIUI掲示板はXiaomiが公式に設置したもので、TWRPも社員が作ってくれています。
日韓や欧米ではSIMもブートローダーも何重ものセキュリティでロックするのが常識なので驚きです。

欠点
海外端末なので当たり前ですが、お財布、ワンセグ、防水といったいわゆるガラパゴス機能はありません。
また、ドコモのLTEにはバンド1(2100MHz)とバンド3(1800Mhz)のみの対応となります。山間部や地方向けのバンド19(800MHz)とバンド21(1500Mhz)は受信できません。
他の中国端末と同じくハードウェアのコンパスは非搭載です。GPS電波とLTE電波には方角情報が入っているので、圏外でない限りはGoogleマップなどで正常に方位が確認できます。

公式ロム
MIUIにはGlobalとChinaの2バージョンがあります。
Globalは開発が遅い代わりに英語が追加され、中国のアプリが削除されています。
それぞれstable版とdevelopment版が存在します。
公式のflashtoolも存在し、ソフトウェアが壊れても復旧させることが可能です。

カスタムカーネル
MediaTekというCPUメーカーはソースコードを公開していません。
Linuxを使っているので明らかにGPL違反なのですが、ここ数年間態度は変わっていないようです。
ramdiskを書き換えてCPUクロックを下げるなどのちょっとしたカスタムbootはあるようです。

カスタムROM
公式カーネルを流用することになるので、公式MIUIより上のバージョンのAndroidロムは基本的に作れません。
CyanogenModとそのカスタム品がいくつか存在するようです。