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忍者の改造ブログ(supersonicninja@xda)

L01FとHW01EとISW12HTとISW11HTの改造に関するブログです。

ROMの容量削減

2013-01-10 10:23:15 | 日記
作ったROMは容量を削りたくなるものです。削除できる部分をリストアップします。

・DeodexするとROMのzipの容量が少しだけ減ります。

・出来上がったROMのzipを7-zipの超圧縮で再圧縮すると数%の容量が減ります。

・/system/etc/WPDB.zipはタイムゾーン設定です。WP_0411JPN.dbだけを残して残りを消せば3MBほど節約できます。xda等海外サイトで公開する際は全部残しておくといいでしょう。

・Adobe Flash(旧)及びFlashLitePluginは失効しています。install_flash_player.apk、Flashliteplugin.apk、libflashlite.so、/system/lib/pluginフォルダ一式は削除しておきましょう。10MB程削減できます。

・/system/customize/resource内は壁紙やサムネイルなので全部削除でき、10MB程削減できます。品質を落とさないくらいにjpegを再圧縮することでも数MB削れます。bootanimation.zipは起動時のhtcロゴ画面なので、要らなければ削除できます(android標準ブート画面に差し替えられます)。android_audio.mp3も同様に起動時のサウンドなのでいらなければ削除できます。

・/system/fontsには多言語のフォントが入っています。韓国語(ARDJ-KK.ttf)、ヘブライ語(DroidSansHebrew.ttf)、タイ語(DroidSansThai.ttf)、中国語(gcsh00d-hkscs.ttf)は削除可能です。1MB程削減できます。xda等海外サイトで公開する際は全部残しておくといいでしょう。

・/system/tts/lang_picoは音声読み上げ用ファイルです。どうせ日本語は無いし使う機会も無いので全部削除できます。PicoTts.apkも削除できます。5MB程削減できます。xda等海外サイトで公開する際は全部残しておくといいでしょう。

・kddiのEメールは最新版のapkに差し替えると若干の容量を削減できます。

・/system/app内のapkで、解凍するとlibフォルダとlib***.soファイルを内蔵しているものは/data/appに移動することで、/system/lib内の該当lib***.soを削除してもよくなります。この作業で重複libファイルを削除していくと最大10MBほど削減できます。中には/dataに移動してはいけない.apkもあるので慎重にテストしながら作業しましょう。

dsixda's ROM Kitchen 使い方

2013-01-10 05:14:34 | 日記
まずJava JDKをインストールします。
次にCygwinのsetup.exeをダウンロードし、インストール時に検索窓から「gcc、perl、cpio、util-linux、ncurses、zip、unzip、wget」を見つけ、install指定をします。
次にCygwinを一度実行すると、/cygwin/home/ユーザー名/というフォルダが生成されます。
最後にROM Kitchenのzipをダウンロードし、解凍した中身を/cygwin/home/ユーザー名/のフォルダにコピーし、Cygwinで「./menu」と入力すればROM Kitchenが起動します。

・オプション番号について
1.Original Update内のrom.zipを解凍し、作業フォルダ「Working_日付」に展開します。

99.作業フォルダのROMを圧縮し、「Output zip」フォルダに置きます。CWMでフラッシュ可能にするには、ScriptをEdifyに指定し、ROMをSignするオプションを指定します。これらはデフォルトでONなのでEnterを連打するだけでROMが書き出せます。

0.オプション11以降が載っているページに移動します。

2.suを導入します。制御アプリはsuperuserとsupersuから選べます。このオプションでroot化するとboot.img内のdefault.propが自動で書き換えられ、au marketが起動しなくなるので使用はお勧めできません。

3.busyboxを導入します。しておいて損はありません。

4.起動時のサウンドを無効化します。

5.ROM内にあるzipを再圧縮して容量を節約します。どうせオプション99でROM書き出す時に実行されるので、このオプションは使いどころがありません。

6.ROMのインストール時に/data等を消去するように設定します。設定しておくとROMのフラッシュ前のデータ削除忘れ等の際に便利です。

7.ROMの名称(設定→ソフトウェア情報から見れます。build.propに記載)を編集します。ご自由にどうぞ。

8.作業フォルダの情報(容量、root化済かどうか等)を表示します。

11.apkをdeodexします。apkの改変をしない場合は使用しません。
API番号をOSに合わせないと失敗します(ANdroid2.3なら10)。
通常、マーケットからダウンロードしたapkは.dexファイルを内蔵しており、実行時にそれをodex(アプリの高速化ファイルのようなもの)として生成します。RUUから取り出したrom.zipにはapkとodexがすでに分離されて入っているので、apkファイルを改造することができません。そこでapkにdexファイルを入れなおして結合させるのがこのオプションです。これをdeodexと呼びます。起動時にodexファイルは再生成されます。

12. boot.imgを展開、再圧縮します。boot.img内にはカーネル、default.prop等があるのでカーネル入れ替えなどができます。

13. /data/appフォルダを追加します。ここにapkを入れることで好きなアプリが追加できます。/system/app/のシステムアプリとは違い、データアプリはマーケットからのダウンロードと同様にフラッシュ後も自由にアンインストールできます。

14. /etc/init.d/フォルダを作成します。ここにスクリプトを入れると起動時に実行されます。

15. data.imgを解凍します。オプション1で実行されるので通常は使用しません。

16. apkまたはzipファイルに署名します。apkを改変した際などに利用します。同じ署名を持つファイルはお互いにアクセスできるので、システム全体に適用するとスパイウェアがあった場合にかなり危険です。

17.update-scriptとupdater-scriptを相互変換します。オプション99で実行されるので通常は使用しません。

18.様々なオマケスクリプトが利用できます。あまり便利なものはありません。

RUUからROMを取り出す。

2013-01-09 14:31:17 | 日記
HTC EVOのROMを作るにあたって、まずはベースのROMを吸い出します。

RUUはHTCRUUからダウンロードできます。HTC EVO用はSuperSonicというフォルダにあります。最新版はRUU_SuperSonic_K_GB_KDDI_JP_2.26.970.1_Radio_2.15.00.02.13_NV_2.28_release_246683_signed.exeです。

RUUのexeをダウンロードし、実行するとWindowsのTempフォルダ内にrom.zipが生成されます。RUUの窓を閉じると削除されるので開いたままにしておきます。後はWindowsの検索ツールを使ってrom.zipを探し出し、デスクトップにでも置いておけば作業完了です。

取り出したrom.zipはdsixda's ROM Kitchenにより、CWM Recoveryでフラッシュ可能な形式に変換できます。


HTC EVO WiMAXの最新システムバージョンは2.29ですが、この方法だと2.26のROMしか得られません。2.29のROMを作るためには、一度2.26のCWM Flashable zipを作ってフラッシュし(中身を改変してはだめです。)、システムアップデートを実行します。アップデートのダウンロードが終わるとOTA_SuperSonic_K_GB_KDDI_JP_2.29.970.01-2.26.970.1_release_282722ddktqgze4z5smokiなりのアップデート用zipが/cache内に生成されるので、リカバリ画面からadb等で吸い出しておきます。このzip内のfirmware.zip内にある各種imgを2.26のrom.zip内に上書きコピーします。後はアップデートを普通に適用し、またリカバリ画面に行き、バックアップを取り、バックアップフォルダ内のsystem.imgを2.26のROM.zip内に上書きコピーします。これで2.29同等品のrom.zipが完成します。後は2.26の場合と同様にdsixda's ROM KitchenでCWM Recovery flashable zip形式に変換できます。