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■単行本まで何マイル?(仮)

漫画家・由伊大輔のblog
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◆ 過去作品・掲載スケジュール

オバQが面白い

2009年12月05日 | ▲作品感想

藤子・F・不二雄全集で、オバケのQ太郎の3集目が届きました。この3集目、なんだか非常に笑いのツボが押されることが多く、45年も昔の子供向け漫画で何度も笑わされてしまいました。オバQが単純な子供向けのギャグ漫画ではなく、オバQという名キャラクターを主軸にした生活コメディ・ドラマであるという証左と言えるでしょう。

またこの作品(「新」でない無印『オバケのQ太郎』)は、掲載時は「藤子不二雄とスタジオ・ゼロ」の名義で発表された通り、トキワ荘メンバーで作ったアニメスタジオであるスタジオ・ゼロのメンバーが参加して描かれています。明らかに石森章太郎絵のキャラクターも多数登場し、そういう意味でも興味深い作品です。

この全集が出るまでオバQは20年もの長い絶版期があったため古本でしか手に入らず、多くのエピソードが未読だったので今回は読んでいてとにかく面白い! 残りの「旧オバQ」はもちろん、O次郎の登場する「新オバQ」のほうもあるのでまだまだ楽しめそうです。

サマーウォーズ

2009年08月15日 | ▲作品感想

見てきました、『サマーウォーズ』! 2時間にまとめなきゃいけない映画なので細かいツッコミどころはどうしてもあるけど、そのへんを吹き飛ばすのに十分な素晴らしさがありました。

実はワタシのアシスタント時代の同僚が、前作『時をかける少女』に続いて作画で参加していたりします。エンドクレジットに流れるスタッフの中にその名前を見つけると、映画のハイテンションそのままに、とても良い「やる気」を貰いました。公開前にもメールで多少やり取りしたんですが、こちらからも早くいい報告が出来るように頑張ろうと思います。いや、まじで。

藤子・F・不二雄大全集

2009年07月27日 | ▲作品感想
藤子F大全集、1期の第1回配本が届きました。ドラ、パーマン、オバQ、どれも素晴らしく面白い! 原稿の合間についつい読んでしまう魔力が……(汗)。

やっぱり初期ドラはワイルドで素直に笑えていいですね。てんとう虫コミックス未収録作もあるし。予告を見るとガチャ子も出る模様、さすが大全集。パーマンはアニメでしか見てないので全てが新鮮だし、オバQも長らく再販されていなかったため古本屋で見つけた巻しか読んだことがないので面白すぎます。

これからは藤子・F・不二雄が漫画の原点、という私のような世代は減っていくのでしょうけど、この全集刊行により少しでも多くの人々の目にその作品が触れる機会が増えればいいなと思います。

『はじめてのあく』1巻

2009年06月14日 | ▲作品感想
たまには漫画作品の話題でもと思いまして、書いてみます。

昨日、藤木俊先生の『はじめてのあく』1巻を購入しました。前作(こわしや)も好きでしたが、イマイチ方向性が私の趣味にしっくりこないなと思っていたのですが、この『はじめてのあく』は私のツボを突きまくった内容です。

とにかく全てが好みで非常に読んでいて楽しい作品なのですが、特にキョーコが素晴らしい、文句の付け所がありません。いや、完全にシュミの話なんですけど。