突然ですが、部屋を片付けていて昔の日記の束を発見しました。その中に、学生時代の初掲載原稿(別名義)を描いている最中の記述があったのでちょっと書きます。
日記によると、20日に提出の7ページの原稿があって、下書きを6日頃に終えてます。で、そこから2週間かけて7ページのペン入れ・仕上げをし、しかもラスト3日はドリンク剤を飲みながら睡眠時間を削って描いています。いくら初商業だからって、
時間かかりすぎです・・・!!
しかも、この数ヵ月後に
更に長い漫画が載る機会を得るのですが、もうおわかりのようにこのときはもう時間が圧倒的に足りなくて、最後は漫画研究部の後輩に家に来てもらってトーン貼りを手伝ってもらうというド修羅場でした。これではとても連載などできない、と修行を決意し、アシスタントに応募したというのは時々お話している通り。
で、アシスタントを4年ほど勤める間に、いつのまにか一般的なペースで描けるようになり、しかも未経験から完成原稿ストック無しで月刊連載を開始しても問題なくこなせてしまった(『ぺろわん!』)のですから、アシスタントというのはすごいものです。特にその間、速度を上げる努力をした記憶もないので、まさに「いつの間にか」です。
結局、アシスタントに行く前の自分は
口だけ漫画家志望でした。プロ志望だと言ってはいるものの、持ち込み用の漫画は完成させられませんでした。結局アシスタントに行ってる間にも完成させられませんでしたが、それでもアシをやめた直後には1本完成させ、初持込を達成しています。
アシスタントこそが自分の漫画家志望としてのスタートだった、と言えるでしょう。
以上、唐突に面白い日記が発掘されたので書いてみました。当時はまさか、こうして漫画家として活動しながらこの記述を読み返すとは思いもしないで書いてるからまた面白いです。今こうして書いているブログ記事も、後で読み返すと面白いと思うので引き続きちょくちょく書いていければいいなと思います(このブログもなんだかんだで9年目に突入してます、、、長いですね)。