昨日、子供のアデノの検査をしてもらったのをきっかけに、今年のJCRで、抗CCP抗体診断がかなり話題だったことを思い出しました。
この抗CCP抗体は、リウマチの患者さんに、多く見られ、更に、疾患特異度が非常に高くて(つまり、他の疾患と区別できる)、かなり注目を集めています。
オランダが特許を持っているみたいで、この話題に関する講演の演者はオランダの方がかなり多かったです。国をあげて研究に力を入れているようでした。中でも印象的だったのが、
「血液バンクなどにサンプルがある方を調べたところ、抗CCP抗体は、リウマチを発症するかなり前から上昇しているケースが多い。」というデータでした。正確な数値は覚えていないのですが、確か、発症10年前で10%くらいの人が陽性、発症3年前だと数割の患者さんが陽性とのことでした。
将来的に予防治療が確立してくれば、抗CCP抗体の有無で潜在患者さんを見極め、未然にRA発症を防げる、というのも夢じゃないなぁと個人的に感じました。
皆が、優れたバイオマーカー探しに必死になるのも、なんか分かる気もしますよね~。
この抗CCP抗体は、リウマチの患者さんに、多く見られ、更に、疾患特異度が非常に高くて(つまり、他の疾患と区別できる)、かなり注目を集めています。
オランダが特許を持っているみたいで、この話題に関する講演の演者はオランダの方がかなり多かったです。国をあげて研究に力を入れているようでした。中でも印象的だったのが、
「血液バンクなどにサンプルがある方を調べたところ、抗CCP抗体は、リウマチを発症するかなり前から上昇しているケースが多い。」というデータでした。正確な数値は覚えていないのですが、確か、発症10年前で10%くらいの人が陽性、発症3年前だと数割の患者さんが陽性とのことでした。
将来的に予防治療が確立してくれば、抗CCP抗体の有無で潜在患者さんを見極め、未然にRA発症を防げる、というのも夢じゃないなぁと個人的に感じました。
皆が、優れたバイオマーカー探しに必死になるのも、なんか分かる気もしますよね~。
リウマチの人でも何%かの人陰性みたいですね。
確か、私が聞いた講演では、抗CCP抗体陽性の方は、7~8割くらいだったと思います。ただ、特異度が9割以上で、すごいなぁと思いました。確定診断がつかず、時間がかかってしまう方には、こうした診断方法はとても有用だと思います。
ちなみに、学会では、CCP抗体陽性の患者さんと、陰性の患者さんで、薬剤の効き方や、症状にどういった違いがあるのか?など、たくさんの研究が発表されてきました。これから、もっともっといろんなことが分かってくると、治療法もさらに進歩するかもしれませんね。