suikyoさんの進路に迷ってみるけれど。。。を読み、進路に関し、ものすごーく迷っていた時期のことを思い出しました。
今から約12年前のことです。
製薬会社は、通常よりも入社試験が早く、修士卒ならM1の冬、博士卒ならD2の冬に就職活動を行います。
ところが、私は博士卒で入社にもかかわらず、M1の冬に就職活動を行いました。
ドクター進学はとても魅力的でしたが、その後の進路として私は会社を希望していました。
(なぜ会社を希望するという結論に至ったかは、書くと長くなるのでまた別途取り上げます。)
ありがたいことに、教授は私の能力をかってくれ、ぜひドクター進学をしてほしいと強く勧めてくれました。
私が返事に時間を要するのを見て、教授室に呼ばれました。
「あなたがドクター進学を悩む一番の理由は何ですか?」
私は正直に答えました。
「卒業後は、製薬会社で研究を行いたいのですが、女性のドクターが製薬会社に就職したケースが少なく、不安です。」
教授は
「わかった」と答え、私は教授室を後にしました。
30分後、教授に再び呼ばれました。
「今ね、僕の知っている限りの製薬会社10社に電話してみたよ。
で、結論としては、女性の博士の雇用は、非常に厳しい現状だということがわかったよ。
でもね、2、3社は、少しは可能性がありそうだった。僕も、女性博士の就職事情がこんなに悪いなんて思ってもみなかった」
教授は、ものすごーく行動派で、ありがたいことに、私の相談直後に、製薬会社の知り合いに電話をかけまくり、内情を調べてくれたのです。
当時の状況では、博士卒は、女性であるからというだけで「事実上、雇用の枠が設けられていないことが多い」、つまり、門前払いという会社が多かったのです。
(12年前の話で、今はかなり?少しは?変わっていると思います。)
予想の範囲ではあったものの、男性至上主義という世間の現実を思い知らされた経験でした。
ドクター卒での就職がだめそうなら、進学を諦め、修士卒の枠で就職することを選択する、という決定を自分で下し、それを教授に告げました。修士の就職試験もすでに始まっており、時間はありません。
ということで、女性博士の雇用に前向きな姿勢を見せてくれた2社にアプローチしてみることにしました。
~つづく~
今から約12年前のことです。
製薬会社は、通常よりも入社試験が早く、修士卒ならM1の冬、博士卒ならD2の冬に就職活動を行います。
ところが、私は博士卒で入社にもかかわらず、M1の冬に就職活動を行いました。
ドクター進学はとても魅力的でしたが、その後の進路として私は会社を希望していました。
(なぜ会社を希望するという結論に至ったかは、書くと長くなるのでまた別途取り上げます。)
ありがたいことに、教授は私の能力をかってくれ、ぜひドクター進学をしてほしいと強く勧めてくれました。
私が返事に時間を要するのを見て、教授室に呼ばれました。
「あなたがドクター進学を悩む一番の理由は何ですか?」
私は正直に答えました。
「卒業後は、製薬会社で研究を行いたいのですが、女性のドクターが製薬会社に就職したケースが少なく、不安です。」
教授は
「わかった」と答え、私は教授室を後にしました。
30分後、教授に再び呼ばれました。
「今ね、僕の知っている限りの製薬会社10社に電話してみたよ。
で、結論としては、女性の博士の雇用は、非常に厳しい現状だということがわかったよ。
でもね、2、3社は、少しは可能性がありそうだった。僕も、女性博士の就職事情がこんなに悪いなんて思ってもみなかった」
教授は、ものすごーく行動派で、ありがたいことに、私の相談直後に、製薬会社の知り合いに電話をかけまくり、内情を調べてくれたのです。
当時の状況では、博士卒は、女性であるからというだけで「事実上、雇用の枠が設けられていないことが多い」、つまり、門前払いという会社が多かったのです。
(12年前の話で、今はかなり?少しは?変わっていると思います。)
予想の範囲ではあったものの、男性至上主義という世間の現実を思い知らされた経験でした。
ドクター卒での就職がだめそうなら、進学を諦め、修士卒の枠で就職することを選択する、という決定を自分で下し、それを教授に告げました。修士の就職試験もすでに始まっており、時間はありません。
ということで、女性博士の雇用に前向きな姿勢を見せてくれた2社にアプローチしてみることにしました。
~つづく~
実際に活動して初めて現実の厳しさを知ったんです。
この時点で、すでにいろいろびっくりです!
大変厳しい状況だったのですね…