昨日のエントリーに続き、、日本炎症・再生医学会で得た情報の追記です。
「リウマチ治療におけるパラダイムシフト」と題するランチョンセミナーがありました。DMARDSや生物学的製剤の登場により、治療的投与が可能になったことは、対症療法であるステロイドやNSAIDsの使用の位置づけも変えてきた、とのことです。
すなわち、治療には影響しないステロイドや、NSAIDsの使用には、「副作用が少ない、安全な薬」を用いることが求められているということ。
NSAIDsであるセレコキシブCOX-2特異的阻害剤であります。一方、従来のNSAIDsはCOX-1, COX-2の両方を抑えるので、消化管障害などの副作用を引き起こします。セレコキシブは、従来のNSAIDsと同等の鎮痛効果を有し、低い消化管障害が特徴のようです。
コキシブ系というと、どうしても、ロフェコキシブ(BIOXX)による心血管障害のリスクが高まるという印象があるようですが、セレコキシブに関してはこのリスクが高くないというデータが示されていました。
ちなみに、日本人の心血管障害の頻度は、OECD諸国で最低値(すなわち、最もリスクが起こりにくい)ということです。和食はいいんでしょうか、ね。
現在は、セレコキシブは10%のシェアですが、今後、もっと拡大していくであろうとの見解でした。
より特異性を増し、安全かつ効果の高い薬剤が、登場することは嬉しいことです。と同時に、我々開発者には、高いレベルが要求されているということを改めて認識しました。
「リウマチ治療におけるパラダイムシフト」と題するランチョンセミナーがありました。DMARDSや生物学的製剤の登場により、治療的投与が可能になったことは、対症療法であるステロイドやNSAIDsの使用の位置づけも変えてきた、とのことです。
すなわち、治療には影響しないステロイドや、NSAIDsの使用には、「副作用が少ない、安全な薬」を用いることが求められているということ。
NSAIDsであるセレコキシブCOX-2特異的阻害剤であります。一方、従来のNSAIDsはCOX-1, COX-2の両方を抑えるので、消化管障害などの副作用を引き起こします。セレコキシブは、従来のNSAIDsと同等の鎮痛効果を有し、低い消化管障害が特徴のようです。
コキシブ系というと、どうしても、ロフェコキシブ(BIOXX)による心血管障害のリスクが高まるという印象があるようですが、セレコキシブに関してはこのリスクが高くないというデータが示されていました。
ちなみに、日本人の心血管障害の頻度は、OECD諸国で最低値(すなわち、最もリスクが起こりにくい)ということです。和食はいいんでしょうか、ね。
現在は、セレコキシブは10%のシェアですが、今後、もっと拡大していくであろうとの見解でした。
より特異性を増し、安全かつ効果の高い薬剤が、登場することは嬉しいことです。と同時に、我々開発者には、高いレベルが要求されているということを改めて認識しました。
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