ママ研究者~人生まだまだこれから~

製薬会社で新薬開発に挑む研究者。2人の息子(6&0歳)がいます。ママ研究者(今は臨床系)、日々の思いを綴ります!

管理職を目指す理由

2008-03-22 00:58:47 | キャリアプラン
「なぜ、管理職を目指すの?」まだ納得いく答えにいきついていない。
そもそも、「管理職って何?」この問いかけ自体、とても難しい。
管理職でなくても、プロジェクトのリーダーはやれるし、後輩の指導もできるのだから。

周囲の管理職の方に、「なぜ管理職になったのですか?」「管理職って何ですか?」と質問しても、なかなか納得いく答えには遭遇していない。
現時点で、私が考える一番の決定的な違いは、「部下の評価をするかどうか。」ということかな。
もう少し、時間をかけて考えてみる必要のある課題である。

私が管理職を目指そうと思った理由は、以下の3つ。
1)自分や家族のため
2)会社のため
3)社会のため

【自分のため】
・人の上に立つことを勉強することで、自分を成長させる。
・転職を考える際に、管理職以上がニーズとして求められる年齢であるため、キャリアとして必要。
【家族のため】
・私のキャリアアップが旦那や子供に刺激を与え、相乗効果的に生のスパイラルが起こる。
・お給料もあがる。(我が家の価値観では、これはあまり重要ではないけれども。)

【会社のため】新しい管理職の人材育成は、会社の継続的な成長に不可欠である。
部長が、「最近は、男性であっても、管理職になりたがらない人が多い。その理由がなぜか、分からないんだよなぁ。でも、会社にとって、こういう状態が続くと、将来的に危機的状況にだよね。」と嘆いていた。部長がおもいつく理由は、「真剣に会社のことを考えて管理職試験を受けたのに、不合格になると自分を否定されたような気がして、管理職を目指さなくなる。」「共働きで、育児、家事分担と仕事の両立で精一杯。」などだそうだ。私なりにも考えてみよう。
【社会のため】
私たちは、過去の女性に比べると、とても恵まれた環境にある。「育児休暇」、「各種手当」などを受けることができし、保育所の延長保育や、病児、病後保育、待機児童の問題なども、各種努力によって改善されていく方向にある。
こうしたことを享受できるのは、過去に、整っていない制度の中で、必死に働いて、行政や社会に訴えかけてきた女性たちがいるからである。では、私たちが次世代にできること、って何だろう?
そこで私が考えたのが、「育児をしながら、キャリアアップをしていくことが普通の世の中を作ること」である。
「育児によるキャリアロス」は、少子化にも無関係とは言えないだろうし。
更に、ダイバーシティがあがることで、社会や会社は強くなると思う。

私ひとりが管理職になろうと、ならなかろうと、会社や社会にとってはほとんど影響のないことなんだろうけど、「前向きに何かを目指そう」と考えることで、たくさんの興味や課題が湧いてくる。面白いな。

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (すいきょ)
2008-03-22 23:23:41
私にはまだわからないお話ですが、
最後の「社会のため」というのは、とても良くわかります。
子供が産まれてから、社会や、次世代のため、ということを実感をもって考えられるようになりました。
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Unknown (ママ研究者)
2008-03-23 09:24:19
自分の子供が大きくなった頃、日本はどうなっているんだろう、って考えると、いろいろな課題に無関心でいられなくなってきました。
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Unknown (すいきょ)
2008-03-23 11:07:50
本当にそうですね!
そういう意味でも、子供ってすごいです。彼らの存在に感謝しています。
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こんにちは (びんぼっちゃん)
2008-03-23 11:11:34
はじめまして。すいきょさんのサイトからやってきました。
私は某総合化学会社に勤務していた、モト研究者です。今は辞めてますが、在宅ワーカーとして主に特許を読み込む仕事をしているので、もしかしたら特許上でお会いしているかもしれませんね。
女性研究者の方は、思いっきり応援します!。
管理職挑戦、ぜひがんばってくださいませ。
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こんにちは。 (ママ研究者)
2008-03-23 16:26:46
びんぼっちゃんさま、こんにちは。
うちの旦那も、転職し今は特許関係です。(12月まではポスドクで研究者やってたのですが。)
特許関係は、在宅ができていいですね。
時間があるときに、URLの方も拝見させていただきますね。
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