半年以上前の記事ですが、日経メディカルの記事。
記事から抜粋。
CDCはインフリキシマブ、アダリムマブでは明らかに認められたが、エタネルセプトでは弱かった。内向きシグナルに関しては、インフリキシマブ、アダリムマブでは、内向きシグナルによってTNF産生細胞のアポトーシスと細胞周期の停止が誘導されたが、エタネルセプトではこうした作用は認められなかった。
つまり、抗TNFα抗体であるレミケード(インフリキシマブ)とヒュミラ(アダリムマブ)は、CDCでTNFα産生細胞をやっつけるのですが、受容体製剤エンブレルではこれが起こらないということを示唆する内容。
今回参加していた免疫学会でも、この辺りの違いに触れる講演がいくつかありました。
エンブレル側の主張を聞いていないのでなんとも言えないのですが、臨床上での有用性やその論拠に関して、レミケードに少し軍配があがりつつあるようなデータが増えているような印象を受けました。
それにしても、東京医科歯科の宮坂信之先生の講演は何度聞いても感動する。理路整然としていて、かつ、たとえが巧く、「こういう講演ができるようになりたいなぁ」と憧れる。
ちなみに、宮坂信之先生のランチョンの座長は、大阪大学の宮坂昌之先生。。名前が似てるだけでなく、顔もそっくり、と思っていたら、どうやら一卵性双生児だそうです。
記事から抜粋。
CDCはインフリキシマブ、アダリムマブでは明らかに認められたが、エタネルセプトでは弱かった。内向きシグナルに関しては、インフリキシマブ、アダリムマブでは、内向きシグナルによってTNF産生細胞のアポトーシスと細胞周期の停止が誘導されたが、エタネルセプトではこうした作用は認められなかった。
つまり、抗TNFα抗体であるレミケード(インフリキシマブ)とヒュミラ(アダリムマブ)は、CDCでTNFα産生細胞をやっつけるのですが、受容体製剤エンブレルではこれが起こらないということを示唆する内容。
今回参加していた免疫学会でも、この辺りの違いに触れる講演がいくつかありました。
エンブレル側の主張を聞いていないのでなんとも言えないのですが、臨床上での有用性やその論拠に関して、レミケードに少し軍配があがりつつあるようなデータが増えているような印象を受けました。
それにしても、東京医科歯科の宮坂信之先生の講演は何度聞いても感動する。理路整然としていて、かつ、たとえが巧く、「こういう講演ができるようになりたいなぁ」と憧れる。
ちなみに、宮坂信之先生のランチョンの座長は、大阪大学の宮坂昌之先生。。名前が似てるだけでなく、顔もそっくり、と思っていたら、どうやら一卵性双生児だそうです。
私もママ研究者さんと同じ、新薬開発に凌ぎを削っている身です。カルタヘナ法について調べている際にLammyさんのBlogを見つけ、飛んできました。
先日、たまたま購入したELISA kitが発注時にカルタヘナ法に該当する旨の記載がなく、キットを開封して初めて該当商品だと分かりました。申請書がないと担当者に絞られ、今後購入時に代理店だけでなく製造会社に確認を取ってから購入して下さいと言われました。
ママ研究者さんの会社では、組換えタンパクが入っている試薬等を購入する際に、その試薬がカルタヘナ法に該当するかどの程度調べてから発注していますか?差し支えのない範囲で結構ですので教えてください。
よろしくお願いします。
yamane
> たまたま購入したELISA kitが発注時にカルタヘナ法に該当する旨の記載がなく、キットを開封して初めて該当商品だと分かりました。
こういうこと、よくありますよね。
買ってみたら、バキュロで作ってたというケースが多いですよね。
弊社の場合は、買う時の申請は今の所不要です(これからどんどん厳しくなりそうですが。)。ただ、実験する前には、必ず組換え申請をする必要があります。知らずに使った場合などは、報告の義務があります。
カルタヘナに該当すると、全てP2で行わなければならないので(動物実験なども。)、大変ですよね。
蛋白を失活させずに、バキュロだけやっつける方法が開発されればいいのになぁ。。。
>必ず組換え申請をする必要があります。
どこも同じですね。承認が下りるまでどれぐらい掛かります?弊社は1週間程度です。
>蛋白を失活させずに、バキュロだけやっつける方法が開発されればいいのになぁ。。。
同感ですね。
どこかで開発してくれませんかね。
ママ研究者、免疫が専門ですか? 私も免疫学会行きたかったのですが、実験の都合で行けずに飼育室にこもっていました。
また遊びに来ますね。
yamane
> 承認が下りるまでどれぐらい掛かります?
早ければ、1、2日でおります。ただ、かなり多くの方の承認が必要です(涙)。
yamaneさんも免疫専門なのですね。
私は、まだこの世界に足を突っ込んだばかりですが、その面白さにはまっています!
ぜひ、また遊びにいらしてください♪