And So On

Scattered ideas to one concrete idea

ギリシャ、そしてユーロ、そしてドイツ

2010-05-14 21:31:06 | 政治・社会
おお昨今報道されまくっているギリシャ問題ですが、なぜ死亡者がでるほどまでの騒ぎになっているかというのはNewsをご覧の通りなので、それよりもこのあと何が起こるかについて考えて見ます。

1.ギリシャ:債務削減を行える実力を証明する実績がない。会社なら外から改革を行えるが、国レベルになると難しい。そもそもあとで述べるドイツを含め、どこまでユーロ全体がギリシャ一国(そしてポルトガルやらアイルランドやら)を助ける体制が整うのか微妙。よってこの国の未来は非常に暗い。

2.ユーロ:金の問題を大量の紙を刷って解決することは実説的な解決にならず、市場はユーロの価値を引き下げた。おそらく長期的に見ればユーロの価値はなくなって行くと思う。というよりユーロという通貨が生き残れるのか疑問。

3.ドイツ:ヨーロッパ経済力No.1、ダントツNo.1の国。国内でもギリシャを助けることに反対している人も多いはず。メルケルは保守的と聞くが、野党がギリシャ救済をネタに反撃するとドイツ国民の世論はどうなるかな。ドイツがユーロを辞めればそれまで。ヨーロッパ統合計画は破綻。結論:ユーロは消滅し、ヨーロッパではいつか皆マルクを使うことになる。