須貝英の『イングリッシュ商店』

箱庭円舞曲の俳優・須貝英が、徒然なるままに綴ります。

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見過ごし得ぬ悔しさについて。

2010年10月12日 | 今日の一人
どうも、須貝です。


箱庭円舞曲第十五楽章『気付かない奴は最強』が無事終演致しました。ご来場いただいた皆様、応援して下さった皆様、誠にありがとうございました。


この公演の感想を一言で言うと、悔しい。非常に悔しい。神様はちゃんと見て下さっているようで、自慢気に伸びた僕の鼻をしっかりちゃんとぽっきりと折って行ってくれたようです。

自分のパフォーマンスに関して、ということももちろんあります。今回最後まで出来なかったことがあって、そのせいでこの作品のレベルを2つほど落としたと思うので、大罪。猛省。


それとはまた別に悔しかったこと。


それは、観て欲しかった人たちにほとんど観てもらえなかったこと。


公演中で忙しかったり、仕事で忙しかったり、生活面に余裕がなかったり、体調が優れなかったりと理由は様々ですが、とにかく観てもらえなかった。僕らとしては、観てもらっても絶対に間違いのないものを作っているという自信も自覚もあったので、これほど悔しいことはない。どんなにレベルの高いことをやっていても、それを観て知ってもらえなければ何もしていないのと同じ。全ての努力が無駄になります。

もしもっと長い期間やれていれば、全国を回ることが出来たら、テレビで放映されたら、料金がもう少し安ければ。たらればばかりですが、僕らにもう少し力があれば、もっとたくさんの人に観てもらえるのに。

何より腹が立つのは自分の力のなさ。今回総動員では1000人を超えるお客様に観て頂けたけど、僕自身が個人的に呼んだお客さんは非常に少なかった。本当に情けない。もし僕が何ら宣伝などせず1000人を呼べるほどの役者だったら、何も気にせずもっと純粋に作品に向き合えるのに。たくさんの人に観てもらえるのに。こんな惨めな気持ちはない。何をやっていたんだ、僕は。


こんなに、心から、自分を殴りつけてやりたいほど自分に怒りを抱いたのは久しぶりだ。情けない。申し訳ない。返す言葉がない。許し難い。


もっと、もっと、もっと上へ。もっともっともっと。早く早く高みに行きたい。あの人たちが見ている景色を僕も見たい。



その中で嬉しかったこともいくつか。久しぶりに連絡の取れなかった後輩と会うことが出来たこと。ずっと心配していたのでひと安心しました。もういなくなっちゃダメだよ。



あー、でも本当に、観て欲しかったな。


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