ダイビングショップ店長のサンマリン・ナラザキでございます。
先日、ゲージの点検・修理で来られたお客様の
レギュレータを点検していると、マウスピースの破れが
見つかりました。
マウスピースはダイビング器材の中で最も痛みやすい消耗品と言っても
過言ではないのですが、意外に見逃されがちです。
ちなみに点検時はこうやらないと見つけにくいです。
上記のほかに、歯でかむ部分の傷もよくあります。
マウスピースの傷は、呼吸時に口に水が入る可能性が高ま
ります。
当店では、初心者講習でマウスピースの事前チェックは
口うるさくお伝えしていますが、気にされないダイバーも多い
ようです。
レンタル品では、傷アリが当たり前という恐ろしい話を
聞いたこともあります。
傷が入るときは一瞬なので、マイギアでいくら定期的にオーバーホールして
いても、防ぎきれません。
セッティングするときとか、潜水後とかに、マウスピースは地面にガシッと当てら
れたり、引きずられたりすることが多く、なかなかの悪環境なのです。
あとこれくらいなら大丈夫だよ～という言うインストラクターもたまにいるよう
ですが信用しないでください。
シリコン素材は一度でも小さな切れが入ると簡単に裂けます。
さけるチーズ並みです。
「マウスピースは定期的にチェックしよう！」ではなくて
「マウスピースは毎ダイブ前にチェックしよう！」というお話でした。
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