明らかに今年の全豪ベストマッチでしたね!
まさか、最終セットのタイブレ4-8になってから6ポイント連続で取るなんて・・・
フェデラーの強さは信じられないくらいです。
試合を通じてフェデラーはミルマンのオラオラサーブ&ストロークに
押されまくっていたのですが、
(解説:高速かつ重たいフラットで押してくるプレイヤーを「オラオラ」と呼びます。)
4-8の土壇場になってからミルマンの高速ラリーのペースにお付き合いするのを止め、
急に回転量多めで球速遅めのスピンを打ち出しました。
この土壇場でラリーのペースを変えるフェデラーを見て
「この人はなんて引き出しの多い人なんだ」と感動するとともに、
それに見事に引っかかってラリーのペースを乱したミルマンを見て、
勝利までのあと2ポイントがいかに遠いかを思い知らされました。
去年の全豪オープンの錦織vsカレーニョブスタ戦でも似たような状況がありましたね。
あの時も、錦織がラリーのペースを急に変えました。
でも、あんな土壇場でラリーのペース変えるのって、すごい勇気ですね。
そしてフェデラーがすごいのは、
どんなに土壇場に立たされても攻撃的なテニスを貫くことです。
あれだけミルマンにオラオラに打ち込まれ、自分のショットを全て読まれているかの
ごとくパスを抜かれまくっても、
一歩も引きませんし、ひよりません。
攻撃し続け、ネットを取り続け、ドロップを打ち続けます。
あのメンタルの強さはどこから来るんですか?
神様、フェデラーの強さをひとかけらでも私にください。
そんな風に思うほど、今日もフェデラーはテニスの神様でした。
素晴らしい試合で、華の金曜日の素敵な夜を過ごせました。
この時代にテニスをしたり観たりできること
その幸運に感謝です。
こんなすごいプレイヤーは、あと100年出てきませんからね。
(ジョコもナダルにも同じことを思います)
最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な週末を。