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明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

ご相談に回答 -上司と同僚への怒り- 【ココロノマルシェ】

こんばんは。
アナタに明日への希望をお届けする「情熱の女」カウンセラー もり あずさ(もるも)です。


本日は、オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」のご相談に回答いたします。


職場の上司と同僚に激しい怒りを感じ、孤立気味で職場に行きたい気持ちがなくなっていることにお悩みの やまひろ さんからのご相談です。


★ご相談文★
タイトル:職場でのイライラを解決したい

小さい会社でバックオフィス業務をしている30歳男です。
職場でのイライラが尋常でなく、どうすれば良いかわからなくなったので相談させてください。

自分の会社は年功序列、トップダウンな古い体質です。そのため50代の上司や同僚と意見が衝突することが多く、その度に凄まじい怒りで大爆発しそうになります。
例えば、古い体質ゆえに若手が辞めてしまう現状があるので、新たな人材育成の制度を提案したところ、「必要ない」「やる意味がない」などと平気で言ったり、「やれるもんならやってみろ」と出る杭を打つことに必死なようで、もう散々です。

こちらも、最近は声を荒げたり、攻撃的な物言いになったりして限界がきております。そのせいか、雑談もしなくなって何となく孤立気味で、職場に行きたい気持ちが無くなってきました。

転職も考えているのですが、転職先でも同じことが起きる可能性もあるので、早めにこの怒りの問題を解決したいなと考えています。

自分なりに考えたところ、この怒りは自分を受け入れてもらえていない悲しみだと思っています。
そこからどのように自分を癒していけばいいのか、どうすればこの凄まじい怒りが消えていくのか、教えていただきたいです。
よろしくお願いします。
(ご相談文は以上です)






■■ご回答■■
こんにちは。
この度は勇気を持ってご相談をお寄せくださり、ありがとうございます。


職場でのイライラが尋常でなく、どうして自分を癒せば良いのか


どうすればこの凄まじい怒りが消えていくのかお悩みなのですね。


ご相談文を拝読していて、まずやまひろさんは会社の古い体質に疑問を持ち


若手の離職を止めたい、そのために新しい人事制度を導入したいと


会社への貢献心、愛着心をお気持ちを強くお持ちでいらっしゃるのが素晴らしいと感じました。


またご自身の怒りをしっかり認識し、


その怒りを放置せず、なんとかコントロールをしようと努力され


ご自分一人の悩みに留めず、他者のアドバイスを得ようとして


さらには転職先でも同じことが起きないようにと、将来的な可能性に備えようとも考えられ


このココロノマルシェに勇気を持ってご相談をお寄せいただいたのですよね?


その行為自体が、やまひろさんの問題に正面から立ち向かう真摯さ


ご自身を客観視する冷静さとメタ認知力(注:自分を客観的に見る能力のことです)


他者のアドバイスを受け入れようとする懐の深さ、寛容さ


将来に備える予測力


それらの表れであることにお気づきでしょうか?


既にやまひろさんは、非常に高い能力をお持ちです。


さらには「この怒りは自分を受け入れてもらえていない悲しみだ」とも書かれていて


ご自身の感情を深堀する冷静さと勇気も持ち合わせていらっしゃいます。


そんなやまひろさんが「尋常でないイライラ」「凄まじい怒り」を感じていらっしゃるのですから


それには何か特別な事情がおありなのだろうと推察します。


それらを紐解くために、まずはじめにお伺いしたいことがあります。


やまひろさんが今、上司や同僚の方に対して感じているようなイライラや怒りは


これまでのやまひろさんの人生で初めて感じた感情でしょうか?


それとも、似たような感情を別の誰かに感じて感じたことがおありでしょうか?


もしあるとすれば、それは誰に対してでしょうか?


過去にイライラや怒りを感じた相手の態度、物の言い方などが


今の上司や同僚の方と似ていたりすることがおありでしょうか?


もし思い当たる節があられるのであれば


今、上司や同僚の方に感じられているお気持ちは


やまひろさんが過去のお相手に感じていたお気持ちを思い出させるサインなのかも知れません。


その際には、まず過去のお相手に対して感じていた気持ちを思い出し、癒していく必要があります。


この作業はお一人では難しく、カウンセリングを受けられることが有効な手ではありますが


一人でもできる方法としては、当時の出来事、その時に感じた気持ちなどを


ノートに書き出しすることをお勧めします。


書くことで、その思いがやまひろさんの中から外に出ますので


少し気持ちが落ち着いたり楽になったりしてゆきます。


過去に向き合うと、辛い出来事を思い出して苦しくなることもありますので


ぜひご無理がない範囲で行っていただければと思います。


あるいは、もし過去の出来事には全く思い当たる節が無く


どうしてもただ今の上司と同僚の態度に腹が立つ、ということでしたら


今の「怒り」の裏側にあるお気持ちに目を向けてみることをお勧めいたします。


聡明なやまひろさんは既にご存知かも知れませんが


よく「怒りは二次感情」と言われます。


「二次感情」という言葉が示す通り、その上には「一次感情」があります。


本当の感情はその「一次感情」なのですが、その気持ちをそのまま感じるのが辛かったり恥ずかしかったりするので


その感情に覆いをかけるように「怒り」が二次感情として感じられます。


やまひろさんは「この怒りは自分を受け入れてもらえていない悲しみ」と書かれています。


この「自分を受け入れてもらえていない」とは、具体的にどういう状況なのでしょうか?


思いつくまま、いくつか書き出していただくことをお勧めします。


書き出しをお勧めする理由は、書き出すことによりそれらの思いがやまひろさんの外に出るからです。


よく「話すことは放すこと」と言います。


(その言葉の通り、他者に話す方が書くよりもより心から放れてゆくものではありますが


他者は必ずしもご自分の期待通りのリアクションをしてくれるとは限りませんので


書く方がリスクが少なくて、より安全です)


まず書き出すことでご自身の中で溜まっている思いを外に出し


それらを読み返してみて、どんな気持ちがするか検証をしてみましょう。


書いた内容を読んでみて


「そうそう、その通り・・・」
「もっと上司にも同僚にも自分の思いをわかって欲しい・・・」


そんな風に思われるかも知れません。


そしてご自分の書いた文章を、まるでご自分の大切な友達が書いたかのように


「やまひろはよく頑張っているな!」


・・・そんな風に励ましてあげてください。


ご自分の感情を自分から放し、それをご自分の友達のように労ってあげる


それだけでしんどい気持ちが少しは軽くなるかも知れません。


また、感情は感じきると和らぎます。


やまひろさんは、既にご自分の怒りは悲しみから来ていると気づいていらっしゃいます。


では「悲しい」とは、具体的にはどんな気持ちでしょうか?


「悲しい」と思った時に、やまひろさんの胸の中はどんな感じがするでしょうか?


胸の中にぽっかり穴が空いたような・・・?


胸がジンジン痛むような・・・?


涙が出てしまいそうな・・・?


その感情を、無かったことにしたり、切り捨てたり


理屈で押さえ込もうとしたりせずに


ぜひ、そのまま感じてあげてください。


感情は、そのまま感じてあげると、感じてくれたことに満足して


意外なほど早く和らいだり


うまくいけば消えて無くなってくれることもあります。


ぜひ、ご自分の部屋などたった一人の安全な場所で


沸き起こった感情に浸りきるお時間を設けてみてください。


また感情を解放した後に、最後に考えて頂きたいのは


「本当は、上司や同僚にどうして欲しかったのか?」


についてです。


やまひろさんは、上司や同僚の態度がご自分を受け入れてもらえていないようで悲しかったのですよね?


では、もし「受け入れられていた」としたら


彼ら(彼女ら)はやまひろさんにどんな態度を取るのでしょうか?


彼ら(彼女ら)がどんな態度だったら、やまひろさんは安心して働くことができるのでしょうか?


そして、彼ら(彼女ら)からどんな支援が得られたら、やまひろさんがご提案されている新たな人事制度は実現できるのでしょうか?


聡明なやまひろさんは、その答えを既にご自身の中にお持ちだと思います。


答えが出た際には、ぜひその思いを上長や同僚への「手紙」として書いてみてください。


「本当は、〇〇して欲しかった」
「本当は、●●な態度で接して欲しかった」
「本当は、□□の気持ちをわかって欲しかった」


この手紙は、書くことだけで気持ちがだいぶ楽になります。


怒りによって覆い隠されていたやまひろさんの本当の気持ちを


やまひろさんの中から外に出すことができるからです。


ですが、もし直接伝える勇気が持てたり


冷静かつ友好的な形で上長や同僚と打ち合わせの場を持つことができるのであれば


彼ら(彼女ら)に手紙を渡してみたり、打ち合わせの場で読み上げてみたりすることができるとより効果は高まります。


彼ら(彼女ら)の態度はすぐには変わらないかも知れませんが


やまひろさんの素直な気持ちが伝わることで


彼ら(彼女ら)の心の中にも、素直な気持ちが芽生える可能性があります。


本来は、高圧的な態度をとる彼ら(彼女ら)の方こそが態度を改める必要があるのでしょうが


相手が変わらないのであれば、ご自分が先に態度を変えてあげるのも手段の一つです。


もちろん、今お辛い思いをされているのはやまひろさんなのですから


無理してご自身の態度を変える必要はありません。


ご自身の気持ちに余裕があればでOKです。


お気持ちが向かれたら、試してみていただけると幸いです。


聡明なやまひろさんの心の平和と、お仕事でのご活躍をお祈りしております。


ご参考になりましたら幸いです。
■■■■
(以上です)


最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も素敵な1日を。


****
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