心理学の世界ではよくこう言われます。
「自分で自分を受け入れることが大事」
「自己肯定感が重要」
なぜこれが大事なのかと言いますと
自分を受け入れている人とそうで無い人とは
他人の言動に対する評価が
逆と言ってよいくらいに変わるからです。
例えば、異性を何かに誘ったり声をかけたりして見たときに
相手がぶすっとした態度で断ってきたとします。
こういう時に、まず自分を受け入れている人はこんな風に思います。
「この人、機嫌が悪いのかしら？」
「それとも、体調が悪いのかしら？」
「そもそも、無愛想？人間関係が苦手？」
「この手の誘いには興味が無いのかしら？」
「あっ・・・もしかして・・・」
「アタシのこと好きなのかな？」
「照れ隠し？ツンデレ？」
・・・んな訳無いだろ！
と思ったそこのアナタ。
ちょっとお待ちください。
アナタもそんな態度を取ったことは無いですか？
大好きだけど、なかなか話しかけられなかった異性が
軽いノリで「おーい、今度〇〇しない？」とか言ってきた時に
顔を真っ赤にしたり背を向けて逃げてしまったこと、ありませんか？
以前の記事にも書いた通り
愛情は、しばしばあなたが望んでいる方法とは違う形で表現されます。
あなたは、言葉や態度や贈り物こそが愛情を示す手段と思っているかも知れませんが
拗ねやマウンティングやお説教で愛情を表現する人もいます。
彼らは、あれでもアナタを愛しているのです。
「・・・頭では分かっているけど、なんか嫌」
「そんな愛情は受け取りたく無い」
はい、それでOKです。
なぜなら「自分を受け入れる」とは
自分が受け取りたく無い愛情表現は受け取らない
そんな自分にOKを出し、その通りに行動することだからです。
そして、そんな自分に正直でいつづけると
あら不思議。
目の前のお相手も、あなたの愛情表現は受け取りにくいみたいですね・・・？
他の方法による愛情表現を望んでいるのかも・・・？
ひょっとして、あなたとお相手とは似た者同士？
・・・そんなことに気づいてきます。
自分の感情、素直な感じ方を大事にする。
そうすると、相手も同じように相手の感情、素直な感じ方を大事にしていることに気づきます。
「自分を受け入れる」「自己肯定感が大事」というのは
ポジティブな自分のみを受け入れることではなく
上記のように、一般的にはよく無いと思われがちなネガティブな感じ方を
「こんな感情は良くないから感じないようにしよう」とシャットダウンすることなく
そのまま受け入れましょう、ということです。
そうすると、目の前のあなたのお誘いをぶすっとした態度で断っているお相手が
心の中ではこんなことを思っている（かも知れない）のが見えてきます↓
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誘われて嬉しいんだけど、それを態度に出せない・・・
というか「嬉しい」と感じる自分自身が恥ずかしい・・・
こんな気持ちを感じたくないので、ぶすっとした態度で断ってしまう。
しかし心の中では「何やってんだ俺？」とは思っている。
でも、そんな気持ちも感じたくないので
「俺は最初から誘いに乗りたくなかったんだ！」
と思い込もうとする。
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・・・なんか可愛らしいでしょ？笑
でもね、人の態度や気持ちって多かれ少なかれこんな感じなんです。
どうか、ご自分の中のネガティブな自分、めんどくさい自分を大切にしてあげてください。
そうすることで、まずご自身の心が正直でいられることに喜びますし
お相手の一見めんどくさい応対の中にも、愛情を見つけることができるようになります。
世界中がそんな「愛のバクダン」に満ちるといいですね笑
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も素敵な1日を。
