明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

努力する才能 –ナダルvsキリオス戦より–

シモンは負けました泣

今回は同じ山のティームが負けたから、イケると思ったんだけどなぁ・・・。

 

さて、本日はナダルvsキリオス戦より。

 

試合自体は観ておらず、後でYouTubeでハイライトを観たのですが。

 

気になったのは試合内容よりキリオスのグレっぷり。

 

毎度のことですが、今度はアンダーサーブしたり、ネットを取ったナダルの正面めがけて

高速のボールを打って来たり、審判に噛み付いたり・・・。

 

しかも、前日の夜にはパブに行っていたらしいです。

 

前日飲んでいてあれだけのプレーができるのはすごいですが、試合の前日に飲み会って。

 

素人じゃないんだから。

 

まぁ気持ちはわかります。

 

「あー、明日はナダルと対戦か。。。多分頑張っても最後には負けんだろうな。。

ナダルめちゃくちゃ粘り強いし、俺は粘り強さには自信がないし・・・」

 

そんなネガティブな気持ちを、お酒を飲んで忘れたかったのかもしれません。

 

しかも試合後のインタビューでは「ナダルは俺のことをグランドスラムで優勝できる選手って

言ってたけど俺はそう思わない。俺は毎日のように努力を続けることができない。優勝したいと

強く思うこともできない」とのコメント。

 

・・・完全にやさぐれてますね。

 

キリオスのプレーは本当に豪快で天才的で、私が見ても絶対にグランドスラムで優勝できる

選手だと思います。

 

ボールのタッチも、繊細な時と豪快な時とを感覚的に使い分けられるし。

フットワークだって素晴らしい。

(・・・ってか、前日パブにいてあの綺麗なフットワーク、超羨ましい!)

 

でもどんなに才能に満ちていても、自分で望んで努力して優勝したいと思わないと

達成できないでしょうね。

 

こういう人を見るたび

 

「あ”ーっっ、勿体無い!!!」

 

と思います。

 

でもね、こういう人に仕事やテニスでも何人も出会ってきました。

 

その経験を踏まえて気づいたことがあります。

 

「努力するのも、やさぐれないメンタルを

持つのも才能」

 

・・・そう、キリオスはテニスの才能には満ちているけど、努力し続ける才能と

グレずに前向きさを保つ才能が少し足りない。

 

そして、人は誰しも自分の幸せ、人生の目標に向かっていく生き物なので、

 

彼にとっての幸せはグランドスラムで優勝することではないのかも知れません。

 

キリオスって、チャリティーや子ども向けのイベントにとても積極的に参加するそうですね。

 

子どもって「ちょっと悪いけど根は純粋なヒールキャラ」が大好きなので、

キリオスは格好の憧れでしょう。

 

彼自身、かなり悪ぶっていますが根はとても優しい人なのでしょう。

 

・・・でもね、やっぱりもう少しテニス頑張って、マッケンロー以来の強いヒールになってほしいです。

 

だって才能に満ちているし、彼の天才的なプレーをもっと見たいから。

 

そうやって周りに期待させたり失望させたりするのも、彼の魅力であり才能なのでしょうね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

土日はなんとかテニスできるかな・・・。素敵な週末を。

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