見出し画像

明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

【ココロノマルシェ】ご相談への回答 -子どもを欲しいと思えない悩み-

こんばんは。
アナタに明日への希望をお届けする「情熱の女」カウンセラー もり あずさ(もるも)です。

本日は、オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」のご相談に回答いたします。

過酷な家庭環境で育ったが故に子どもを欲しいと思えない、しかしそんなご自分に罪悪感を抱いてしまう ゆう さんからのご相談です。

(以下、ご相談文になります)
****
はじめまして。
私は子無し既婚の主婦で、あと1ヶ月で40歳を迎えようとしています。

自分にとって今までの人生は苦しい事が多く、不器用な私はここまで生きてくるのも精一杯でした。

・実家の家族との長年の確執、不仲
・幼少期~高校生位まで、父親(現在は死去)から頻繁に叩く、怒鳴るなどされてビクビクして育ったこと、
・母からは、過干渉や人格を否定される言葉をぶつけられてしまう事が多かったこと

・上記のストレスが重なり、過敏性大腸症候群になってしまったこと
・両親からの遺伝で、女性なのに背が高すぎることや、わきがで辛かったこと
など。。他にもたくさんあります。

私は30歳の時、元夫のDVモラハラが原因で離婚を経験しましたが、
37歳の時、優しく誠実な人と再婚することができ、人生で初めて、やっと穏やかな幸せを得ることができました。

しかし、何年も悩みに悩んでも、「子供が欲しい」と思えず、優しい夫に申し訳なくとても苦しいです。
夫に100%似た子なら欲しいけど、
私の遺伝子が入ってしまうのが本当に嫌なのです。
あまりに悩み苦しみすぎて年齢的リミットを迎えてしまい、自分が情けなくなります。

私自身、死を考える位、苦しい気持ちを抱えて生きてきたので、
もし、そんな私の体質や病気、容姿など悪い所を遺伝させてしまったら、、と思うと、どうしても、欲しいと思えないのです。

「子供が欲しい!」と迷いなく思える女性や、
街で、可愛らしい子供を連れた若くておしゃれな子連れの女性を見ると、
そんな風になれなかった自分が、女性として欠陥があるように思えて胸が痛くなります。

長文になってしまい申し訳ありません。
こんな私に、アドバイスを頂けたら嬉しいです。
****



(以下、ご回答になります)
■■■■
こんばんは。
この度は勇気を持ってご相談をお寄せくださり、ありがとうございます。

私は子無し既婚の会社員で、つい先月で45歳になりました。

私自身が、ゆうさんと似通った悩みを抱えて生きて参りましたので

ゆうさんを身近に感じ、ご回答させていただきます。



まず真っ先にお伺いしたいのですが

ご主人様は、子どもを持つことを強く望んでいらっしゃるのでしょうか?

子育ては夫婦揃って、共同で行う事業ですので

ご自身の他に、ご主人が子どもを持つことを望んでいるのかどうか

まずは確認してみることが大切です。

そして「子ども欲しい?」と聞いたら「うーん、そうだね・・・」と答えるとは思いますが

それがどれだけ真剣に考えた上での発言なのか

子どもを持ちたくないゆうさんのお気持ちをどれだけ理解し、寄り添ってくれているのか

そうしたことがわかる話し合いはされましたでしょうか?

もし、旦那さまもそこまで強くお子さんを望んでいないのであれば

お二人の合意で子どもを持たないことについて

何ら問題は無いはずです。

また、もしまだお話をされていないのであれば、あくまで推察ですが

旦那様は「お子さんが欲しくない」と言うゆうさんのお気持ちを

どこかで察していらっしゃるのかも知れません。

人の本心は、ご自分が想像している以上に正確に相手に伝わっているものですので。



もし、旦那さまもお子さまをそう強く望んでいない

あるいは多少望んでいるけれど、ゆうさんの意向を尊重したい

・・・そう思っていらっしゃるとしたら、ゆうさんはどうしますか?

それでもまだ、子どもを欲しくないと思うご自身を責めたいでしょうか?

もしそうだとすると、それは「旦那さまに申し訳ない」と思う気持ちとは別の

ゆうさんご自身が作り出している感情と言うことになります。



私自身も、ゆうさんとは比べ物にはならないですが

かなり親に気を遣って、しんどい子ども時代を過ごしました。

ですので、ゆうさんと同じように子どもを持つことに前向きになれませんでした。

「私はきっと母親が私にしたのと同じような仕打ちを子どもにしてしまうに違いない」

・・・そう思っていました。

また、仕事や趣味のテニスがとても面白かったので

それらを一旦ペースダウンしてまで子どもを持つことに意義を見出せませんでした。

ちなみに私自身もゆうさんと同じように

「そんな私には何か欠陥があるのではないか?」と

自分を責めたくなることもあります。

しかし、この世に子どもを持たない女性は現実にたくさんいらっしゃいます。

「生涯子どもを産まない女性の割合」は既に3割を超えています。

また、この割合は年々増え続けています。

世間様が「女性は結婚して子どもを産むべきだ」と強制しなくなり

自由な職業・人生の選択が保証されるようになれば

子どもを持たない選択をする人が増えてくる

それは自然なことです。

もちろん、その中には子どもが欲しかったのに恵まれなかった人や

結婚したかったのにできなかった人も含まれてはいますが

私のように、自分の意思で持たなかった人もいます。

もちろん、女性全員が子どもを持ちたがらなかったら

子孫が途絶えてしまって困りますが

不思議なことに、人々の自由意志が保証された現代の社会においては

誰も強制しなくても、一定の割合の女性は子どもを欲しがります。

ちょうど、職業選択の自由があるにも関わらず

(一部の例外を除き)いろんな職業につく人がいるのと同じようなものです。

ですので、子どもを産み育てることは

それをしたがっている他の女性たちにお任せしても

何ら問題はありません。

もちろん、子どもを育ててくれている女性たちに向けて

次世代を育ててもらっている感謝の念は必要かと思います。

でも、子どもを持つ人は(一部の例外を除き)あくまで欲しいから持つのであって

天下国家のために、日本の人口減を食い止めるために

子どもを持っているわけではありません。



以上が社会学的な観点から見た「子どもを持たないことの是非」についてですが

それでもゆうさんは、やはり子どもを持ちたいと思えないご自分を責めてしまいますか?

もしそうだとしたら、原因は何だと思われますか?

今の旦那さんに会うまで、生きることが辛かった。

生まれ育った家庭で両親から叩かれる、人格を否定される言葉をかけられる

そうした虐待の経験から、子どもを持ちたいと思えない。

そう思うお気持ちはとてもよく理解できますし

ゆうさんのお考えに何ら問題はないはずです。

しかし、それでももしご自分を責めてしまうのであれば

ゆうさんは、本当は自分を傷つけたご両親を許してあげたいのかも知れません。

人が感じる罪悪感の一つに「愛せないことへの罪悪感」があります。

本当はご両親を愛したいのに

過去の傷付けられた、愛されなかった(と感じている)経験が

そうした愛情を曇らせてしまう。

そして「愛されなかった」と感じている間はご両親の愛を受け取れませんので

ご自分が幸せにならない(子どもを持たない)ことで

ご両親に対し

「ほら、あなた達はこんなにも私を傷つけた」

「だから私は子どもを持つことができないの」

「私を不幸にした責任はあなたたちにあるのよ」

・・・と、復讐したい(不幸を見せつけて両親に罪悪感を感じさせたい)のかも知れません。

しかし、本当はご両親も彼らなりにゆきさんを愛してくれていたことを

心の底では分かっていて

その愛を受け取ってみてもいいんじゃないか

・・・そう思っているから、子どもを持たないで復讐しているご自身を責めてしまうのではないでしょうか?

いかがでしょうか?
こうした内容を読んで、何か心に引っかかる部分はありますでしょうか?



ちなみに、上記は全てご相談文から推察した内容ですので

全くの的外れだったら大変申し訳ないです。

ただ、ご相談文を拝読する限り、ゆうさんに何ら後ろめたいことは無いのに

どうしてご自分を「女性として欠陥している」と感じてしまうのだろう

そう疑問に感じたので、あえて深掘りさせていただきました。

繰り返しになりますが

個人の自由な人生の選択が保証されているこの世の中で

子どもを持たないこと自体には何も問題はありません。

旦那さまとのお話し合いに基づき、決めていただければよいことです。

しかし、それでもなおゆうさんが何かしらの罪悪感に包まれるのであれば

その際はご両親を許す、愛す、愛を受け取る観点から

いま一度ご両親との関係を見据え、棚卸しされることをオススメします。

お一人で難しい場合は、ぜひカウンセリングセッションもご検討ください。

私がゆうさんのお悩みに伴走し、ゆうさんが抱く罪悪感の根っこを見つけ出し

それらを愛に変えるまでのお手伝いをさせていただきます。

ゆうさんが子どもを持っても、持たれなくても

ご自分の人生を謳歌し、ご主人と共に助け合って日々を歩んでいかれることを

私は心からお祈りしております。

ご参考になりましたら幸いです。
■■■■
(以上です)

最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な日曜日を。

****
アナタに明日への希望をお届けする「情熱の女」カウンセラー
もり あずさ(もるも)のセッションお申し込みはこちらから。

アナタのネガティブ・影・恐れ・不安を もり あずさが愛・価値・夢・希望へと変えます。












名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「ココロノマルシェ回答」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事