LoverS Letter

TO YOU




いつの日にか
あなたに
優しく届きます様に……



巡り巡ってくるものは不思議な事なんだと感じました。


最近の私は
あなたの事ばかり
考えてしまいます。


あれだけ喧嘩して、
大嫌いだと思っていたのに…

沢山ワガママを言い、
沢山酷い言葉を投げかけ、
沢山困らせた。

だけど、
沢山一緒に笑って同じ時間を過ごした。



後になって

ワガママで
気が強くて
意地っ張りな、
そんな私の事を、
全部
『知ってる』
と言ってくれた時は、動揺を隠す事に必死だったんだ。


石の様に強情気ままな私の殻を
先に破ってくれたのが
あなたでした。



あなたは『好き嫌い』という言葉が嫌いだと言った。
不器用な私は、一緒にいてもどう接していればいぃのか分からなかったんだよ。
でも、始めは只一緒にいるだけで良かった。

確信突くのも突かれるのも怖くて逃げていました。

一緒に
いれなくなる事が
一番
怖かった。




あの時、マズそうな顔したあなた。私は平常心を装っていましたが、内心、心をナイフでえぐり取られた感覚で、ショックなあまりに手も足もガタガタと震えていました。

少なくとも
あの時
私は
かなりの心の傷を追いました。

何もかも黙って
呑み込んだつもりで、
私は違う形で復讐し、
あなたを散々責めました。


『あの女は誰？』
という安っぽい台詞だけは、死んでも言いたくなかった。


あなたの性格上、
弁解する人でわない事を分かっていました。


私はあの喧嘩で一番言いたかった事はポンポンと口から出てくる言葉とは全く違っていました。
臆病な私は、説明される事の方が怖くてまた逃げました。


間違っていたのかな……

何度も

何度も

何度も

自分に問いかけをしました。


間違っていた…
と言う自分と、

間違いじゃない…
と言う自分が交互に現れて、

私を苦しめています。



今でも騙されていたんじゃないか……との、葛藤が襲ってきます。



二人でいた時間の中に本当のあなたの姿もあったんだと信じています。

今なら気付けるあなたの優しさを、先に手放してしまったのは私なのかな？




会いたい。


そう思っても

どうしても許せない私がいます。


久しぶりに連絡をくれた日が、私達が初めて会った日と同じ日だった。



会いたいと思う気持ちを抑える事だけに精一杯です。



………だから俺達は上手くいかなかった…………
そう言ったあなたの言葉を聞いてしまった瞬間から、もう二度と心を開く事がないだろう自分に気付きました。



そして

私の性格上、面と向かっては絶対に言う事はないこの内容。


絶対に。


私はこうやって生きてきてしまったんです。



だから



私は

もう、あなたの事を考える事を辞めます。










BY．YUKISfriend