老人ホームでの演奏

昨日は、同じ二胡教室の生徒さんが８人集まって、
横浜にある老人ホームにて二胡の演奏をして参りました。
当日は入居されている、一月生まれの方のお誕生日会ということもあり、
職員の方の芸があったり、入居されているご夫人が詩吟を詠んだりと楽しいひと時を過ごされていました。
その中で二胡の演奏がありました。
曲目は、塞上曲、南泥湾、蘇州夜曲、冬の星座。
前の二曲は中国の曲なので興味津々に静かに聴かれていたようですが、
「蘇州夜曲」を弾き始めると、少しどよめきがあり、その後二胡の音色と一緒に口ずさむ声が周りから聞こえてきました。
なんだかわかりませんが、とても感動して目頭がどんどん熱くなってくるのを感じながら、
この曲は暗譜出来ていたので心を込めて弾きました。
その後の「冬の星座」を弾いた時も歌声が聴こえてきました。
一通り弾き終わると、アンコールの声が（笑）
一緒に弾かれた生徒さんが、
「レパートリーがないので同じ曲で宜しかったら弾きます♪」ということで、
再び皆で蘇州夜曲を弾かせて頂きました。

そして、ご挨拶をして終了。
皆さんに「ありがとうございます」と声をかけていただきました。
こちらこそ、まだまだ未熟な演奏を聴いて下さってありがとうございます。

音楽の影響力ってすごいですね。
初めてお会いした方達なのに、一瞬でも心が一つになれたような気がしました。

もしも、
次回があるのなら、
曲目のリクエストをいただいたり、一緒に歌えるものなら歌詞カードをお渡ししたり、
私の祖母からの要望の「浜千鳥」を弾いて、
伴奏を入れたり、
他の楽器も取り入れたり（ギター、ピアノ、三線、、、誰がやるの？（笑））しながら、
やってみたいなぁと勝手に想像しています

余談になりますが、
自分もあと何十年かしてお年寄りになった時、
ふと流れてきて懐かしいと思える曲は何なんだろうと思いました。
たくさんの音楽が溢れる今の世の中で、
本当に心に残る曲というのは何だろうと、
今回老人ホームで聴こえてきた歌声を思い出しながら、考えるのでした