正月早々、ちょっと長い内容になります。
それと、車のことなので、興味のない方はスルー推奨します。
ちなみに、「逆鱗」とは竜のあごの下に逆さに生えているうろこのことで、
そこに触れると普段はおとなしい竜が怒って、触った人を殺してしまうという伝説があるそうです。
僕は、当たり前ですが、竜ではないので当然逆鱗はなく、
普段から極めておとなしい、温厚、誠実な人間です。
ところが、、、、、、
・・・そんな小市民的な、小心者、庶民を代表するような僕にも、逆鱗の片鱗があったようなんです。
話は昨年の12月初旬に始まります・・・・・。
今乗っている車の代表法人から、『リコールの未実施のお知らせ』が来信しました。
最寄りのディーラーに持ち込んでください、となっていたので、
今年ドアミラーを修理したディーラーにこちらから電話しました。
(以前乗っていたホンダ車のディーラーなら、
営業の担当者がすぐに飛んできて、修理してくれたんでがねぇ・・・。)
すると、営業の担当がいますので、ということで、その担当者と話をしました。
結局すぐには分からず、他にもリコールがあるので、お調べして、ご連絡させていただきます、ということで、
いったん電話を切りました。
こちらは、『電話連絡はいつでもいいこと。修理の日程もいつでもいいこと。
別に急がないこと。代車は、同じ車種じゃなくてもいいこと。』などを伝えておきました。
・・・そのディーラで買った車ではないので、ちょっと遠慮気味。それなのに営業担当者が決まっていたので、
少々恐縮もしてたんで、謙虚だったんですが・・・
『急いでいるわけではない』、というのはリコールの内容に危険がない場合、という意味で、
当然そのリコールの内容については早くお知らせが入ってくるのだろうと思っていたんですが、
1日、2日、そして1週間、2週間が過ぎ、、、、ついに年の瀬。
『多分危険性のないリコールなんやろう』、とその時点では楽観的に思うようにはしていました。
でも、さすがに遠出をする気にはならず、近場を走るだけ・・・。
一度、乗っているときにお母ちゃんが、『なんか臭くない?』と言った時があり、
そのときは少し、嫌~な、不安な気分になりましたが・・・。
そして、結局お正月三が日が過ぎ、二日には家族がそれぞれ散らばっていき、
なんとなく一人ですることもないので、車屋だったら初売りで3日くらいからやっているかも、
と思い電話してみようか、と思ったものの、そのディーラーは、5日まで年始はお休み・・・。
・・・同じ車屋でも随分違うものなんやなぁ。
そして、運命の7日の夕方。お母ちゃんが七草粥の準備している最中、電話が鳴りました。
電話の先は、うちの営業担当の若い男性ではなく、女性の声でしたが、
『ようやくリコールの連絡が来たかぁ。^^』と思って、黙って聞いていると、
『車検の期限が近付いてまいりましたが、、、、、』って・・・。
聞いていると、やっぱり同じディーラーのグループ会社・・・。
ブチブチブチッ・・・・・・なにかが頭のどこかで切れたかのようです。
それが一つ目の、逆鱗という名のスイッチが入った瞬間だったんでしょう。
僕は、『車検の話の前に、話したいことがあるんですけどね。』という冷静な口調から始め、
今までのいきさつと、なぜこんな人の気持ちを逆なでするようなことになったのか、
確認をしながら話を進めると、どうもリコール情報と車の営業的な情報は、
全く情報の共有はされてないらしい。
しかし、いくらその女の子と話をしても埒があかない。
こちらの怒りが当然伝わったのか、
『今上司にこのお電話をおつなぎすることもできますが?』そんなことを言われたが、
また同じことを繰り返し話するのもしんどいので、
『この会話は録音されてますよね?』と確認したうえで、
『キチンとした謝罪なり釈明がない限り、これ以上お話しすることはありません。
この会話の内容をチャンと理解した上で、筋の通った対応をしてください。』
と、電話を切った。
(当然だが、相手の女性は涙声・・・。で、その女の子には、
『あなたの責任ではないので、ごめんなさいね。』と、謝っておきましたよ。)
その時点で、まず次の日の朝一番で、リコールの内容だけでも伝えてくるだろうな、
と思っていました、、、が、・・・・・・。
結局電話がかかってきたのは、夕方4時過ぎ・・・。
担当の若い営業マン。『リコールの修理の件ですが、・・・・』
と早口で話し始めようとする。
ここが二つ目の逆鱗という名のスイッチが入った瞬間です。
こいつ、この流れでこれまでのことを無かったことにしようとしているのが、見え見え。
・・・リコールの話をしてから、丸1か月後の連絡の電話。
それからトクトクと、これまでのいきさつ、こちらの気分を話をしました。
リコールを聞かされた側のユーザーの気持ちをどう思っているのか、
もし何か事故があったらどうするのか、
・・・・・・・・・・・、
話をしているあいだ、ちょっと言い逃れしそうな感じがあったので、
それにもかなり激昂してしまいそうで、なんともいや~な気分になった。
結局、
『あなたがいくら謝まろうが話そうが、こちらはもう到底納得しないので、
チャンともう一度昨日の電話の内容を確認してから、然るべき人から連絡をくれ。』
そういうと向こうの役職者の名前をいろいろと出すので、
『そんなどんな役職とかの問題ではない。要するに責任者や。』
と言い切って、電話を切りました。
その夜、そのディーラーの店長さんから、電話が入りました。
謝罪の言葉と、改めて面前で謝罪させていただきたい、と。
その店長さん、僕と同じく体調を崩していて、その日は会社をお休みしていたようで、
まことにお気の毒なお互いの会話でした。こっちも微熱で頭がボーっとしていて、
なんともしんどい怒り心頭。
しかし、リコールも車検もいずれも車にとっては安心、安全の為に不可欠なもの。
とはいえ、リコールは企業的にはマイナスのイメージもあり、過去リコール隠しがあったり、
重大事故につながったり・・・。
一方、車検は、顧客の抱え込みにもなるし、自社の修理工場の稼働上も利益上も貢献します。
同じ車にとってはどちらも重要なのに、その情報が分かれていること自体、どうなのかな。
どのディーラーでも同じかどうかは分かりませんが、
ユーザーにとっては、歯痒く、なんとも釈然としない気がします。
とはいえ、僕は今乗っている車、好きなんですよね。
見かけと違って、案外骨っぽくって、やんちゃな車・・・。
自分が好きで買った車ではなくて、お母ちゃんが珍しく気に入って買った車なんですが、
今では、同じように気に入ってます。
今どきの車に比べると、ちょっと頑固で偏屈な感じもします・・・。
なんとなくですが、自分に似ているような錯覚に陥る気もするんです。
そんな車、実はカーライフの最後の車にしてもいいかなぁ、と思っています。
でも、今回の件で、若干くじけそうです・・・。
お相手の店長さんに、かなりの嫌味を込めて、
『車は、好きですが、その好きな車を扱っている人達は、好きになれないですね。
車の良さとギャップがひどすぎます。殿様商売ですね。』と。
・・・今日の段階ではここまでとさせていただきます・・・^^;