感無量…

昨日15日、大隅は無事に「セルセ」公演を終えました。
多くの方に支えられ、多くの方に愛を頂き、
素晴らしいメンバーと共に心に残るデビューを
させて頂きました。

本当にありがとうございました。
本当に幸せです…

いつもどんな舞台でも本番でも
自分なりに「命」をかけて出てるのですが
今回は本当に「死ぬ」かと思いました。
キャストの中で最年少、そして経験の無さ。
努力をしてもしても常に置いていかれてるような恐怖。
何よりも私がずっと抱いていた「ヘンデル恐怖症」…

テクニックの未熟さ、声質、音感…もう挙げだしたら
キリが無い私の不安はGPで見事に出てしまい、
本番当日は発声をいくらしても倒れそうでした。

…んな、大袈裟な…って思われるでしょう。
でも、何かに押しつぶされそうで、
とにかく自分自身と戦っていました。

公演は、もちろん今回は特殊な演出でしたし舞台も
変わっていましたから、悲しいかなブーイングもでました。
ハプニングも起こりました。
でも、歌い手たちの必死の歌唱は何とか伝わったようで
最後には暖かい拍手を頂けました。
客席がとても接近していた今回、カーテンコールでは
お客様のお顔がはっきりと見えたのですが、
目の合った方から
「これからも頑張って！」など小さく声も掛けて頂きました。
…気のせいかな？
でも、前列のお客様がそう言ったように聞こえました。

運良くにも恵まれ、最高の日曜。
今ある力を出し切れたこの2回の舞台。
そして生まれて初めてヘンデルの作品を歌いきったこと。

多くの学びをこれからの糧として
また精進していこうと思います。

さて、現実に戻ろう。
まずは論文研究………！！！