図鑑No.76
●セーラーバニーX~ウサ耳女子校生あぶない体験~
原作『フランス書院ナポレオン文庫より「セーラーバニーX」』
著 『紅くりす』
原画『Mえっち系』
メーカー『ess』
■フルボイス。アニメカット無し。まえがき。あとがき。
★「DVDPGでしかプレイ出来ないオリジナル作品」
原作はいつの間にか消滅したナポレオン文庫。その企画のイチ押し作家だった「紅くりす」の官能小説が原作。ウチの本棚にもこの人の本4冊ある。だから作風はよーく知っているつもりだ。ちなみにナポ文だけでトータル10作品以上リリースしている作家である。
この人の書く女の子は、一言でいうと「バカ」。ソフトに言うと「頭が弱い」娘ばかり出てくる。クランプのように、前作品の登場キャラ出したりする。あとがきで自分の、というよりキャラ作りして演じたスケベバカっぷりをアピールする……こんなイメージだ。
小説版での挿絵は「猫島礼」だったが、今回のDVDPG化にあたっては、より萌え系タッチの「Mえっち系」を起用。ダブル女流作家というのも「売り」か。
よって、CGは全部新規描きおろし。
ゲームを始めたら「本編」「まえがき」「あとがき」の項目。まえがきを選んだら、うげっ、小説のノリそのまんまに作者のバカっぷりアピール。この人もう休刊した雑誌でもコーナーやってたから、懐かしいような、うすら寒いリターンズのような……。
余談が続いたが……って、自分のHPだから無駄話してもいいか(爆)。次から本題に。
ストーリー。
トロくて天然で頭と気の弱い『宇佐美美由』は、発情するとウサ耳とウサ尻尾が生えてくる特異な家系に生まれた。ウサ耳を引っ込めるには、エクスタシーを感じる必要がある。
ただ、自慰では絶頂に達することの出来ない美由は他の者に頼るしかなく、それでなくても彼女は「老若男女問わず」ワラワラとイタズラ者達に群がられる「天性のイジラれっ娘」なので大変になってしまったのでした。
恋に恋する少女が性に目覚めてより「おバカ」になっていくという、とても「イタい娘」のストーリー。
プレイは「バージン」から始まり「イダスラ」「チカン」「凌辱」「排泄」「複数」「学ラン」「レズ」等などつめあわせ。気にいらないシーンは飛ばせるので手軽だ。ウサギはあくまで味付け程度。
タイトルから連想されるようなヒーロー物じゃないよ(笑)。
……ちょっと解説が違うような気もしたが、ただのボリュームのあるCDドラマなので、触りだけでも説明するとストレートネタバレなので説明が難しい。
こういう小説系の「セリフよりナレーション部分がウェイトのほとんどを占めるゲーム」でのポイントは、経験からしてCVが「聞き苦しくない声優さん」である事が重要。つまり長時間聴いてても飽きないボイスじゃないと、むしろ無い方がいい。で、このゲームはヒロインの一人称。声優さんはマル。語りも甘く幼げでマル。この点はクリア。
グラフィックは描き下ろしとあってか、原画の出来はいいけど塗りが突貫で多少甘い。
字幕付きだが、あくまでボイス優先。声がテキストの2つ以上先行したりするので文字を追ってプレイすると「酔う」場面も。突然無言で音楽だけ流れる事態も。と、結構「雑」な部分もアリ。
選択肢はない。ほぼCDドラマなのでプレイヤーは物語に一切干渉できない。逆に小説の特性で、次のシチュエーションをプレイヤーに予想させない展開なのがメリットになっている。
総括すると、Mえっち系の原画と声優さんが見事にマッチしていて、かなりラッキーだったゲーム。やはりボイスとCGがつくと変わるなぁ……。
萌え系で、ヒロインがツボに入るかどうかが全てといっていい。パッケージを見て「キタ」人はどうぞ。内容は結構濃い。
OP+全12章+EDという構成。早送りしないで鑑賞したら6時間半ぐらいかかるボリューム。しかも喋りっぱなしのフルボイス。実用度も考慮すると悪くない。ヘッドホン必須。
ただ、ゲーム要素は何一つない。
オススメ度……☆☆☆+○○○○○(星3つ半)。
記事修正07/7/16
●セーラーバニーX~ウサ耳女子校生あぶない体験~
原作『フランス書院ナポレオン文庫より「セーラーバニーX」』
著 『紅くりす』
原画『Mえっち系』
メーカー『ess』
■フルボイス。アニメカット無し。まえがき。あとがき。
★「DVDPGでしかプレイ出来ないオリジナル作品」
原作はいつの間にか消滅したナポレオン文庫。その企画のイチ押し作家だった「紅くりす」の官能小説が原作。ウチの本棚にもこの人の本4冊ある。だから作風はよーく知っているつもりだ。ちなみにナポ文だけでトータル10作品以上リリースしている作家である。
この人の書く女の子は、一言でいうと「バカ」。ソフトに言うと「頭が弱い」娘ばかり出てくる。クランプのように、前作品の登場キャラ出したりする。あとがきで自分の、というよりキャラ作りして演じたスケベバカっぷりをアピールする……こんなイメージだ。
小説版での挿絵は「猫島礼」だったが、今回のDVDPG化にあたっては、より萌え系タッチの「Mえっち系」を起用。ダブル女流作家というのも「売り」か。
よって、CGは全部新規描きおろし。
ゲームを始めたら「本編」「まえがき」「あとがき」の項目。まえがきを選んだら、うげっ、小説のノリそのまんまに作者のバカっぷりアピール。この人もう休刊した雑誌でもコーナーやってたから、懐かしいような、うすら寒いリターンズのような……。
余談が続いたが……って、自分のHPだから無駄話してもいいか(爆)。次から本題に。
ストーリー。
トロくて天然で頭と気の弱い『宇佐美美由』は、発情するとウサ耳とウサ尻尾が生えてくる特異な家系に生まれた。ウサ耳を引っ込めるには、エクスタシーを感じる必要がある。
ただ、自慰では絶頂に達することの出来ない美由は他の者に頼るしかなく、それでなくても彼女は「老若男女問わず」ワラワラとイタズラ者達に群がられる「天性のイジラれっ娘」なので大変になってしまったのでした。
恋に恋する少女が性に目覚めてより「おバカ」になっていくという、とても「イタい娘」のストーリー。
プレイは「バージン」から始まり「イダスラ」「チカン」「凌辱」「排泄」「複数」「学ラン」「レズ」等などつめあわせ。気にいらないシーンは飛ばせるので手軽だ。ウサギはあくまで味付け程度。
タイトルから連想されるようなヒーロー物じゃないよ(笑)。
……ちょっと解説が違うような気もしたが、ただのボリュームのあるCDドラマなので、触りだけでも説明するとストレートネタバレなので説明が難しい。
こういう小説系の「セリフよりナレーション部分がウェイトのほとんどを占めるゲーム」でのポイントは、経験からしてCVが「聞き苦しくない声優さん」である事が重要。つまり長時間聴いてても飽きないボイスじゃないと、むしろ無い方がいい。で、このゲームはヒロインの一人称。声優さんはマル。語りも甘く幼げでマル。この点はクリア。
グラフィックは描き下ろしとあってか、原画の出来はいいけど塗りが突貫で多少甘い。
字幕付きだが、あくまでボイス優先。声がテキストの2つ以上先行したりするので文字を追ってプレイすると「酔う」場面も。突然無言で音楽だけ流れる事態も。と、結構「雑」な部分もアリ。
選択肢はない。ほぼCDドラマなのでプレイヤーは物語に一切干渉できない。逆に小説の特性で、次のシチュエーションをプレイヤーに予想させない展開なのがメリットになっている。
総括すると、Mえっち系の原画と声優さんが見事にマッチしていて、かなりラッキーだったゲーム。やはりボイスとCGがつくと変わるなぁ……。
萌え系で、ヒロインがツボに入るかどうかが全てといっていい。パッケージを見て「キタ」人はどうぞ。内容は結構濃い。
OP+全12章+EDという構成。早送りしないで鑑賞したら6時間半ぐらいかかるボリューム。しかも喋りっぱなしのフルボイス。実用度も考慮すると悪くない。ヘッドホン必須。
ただ、ゲーム要素は何一つない。
オススメ度……☆☆☆+○○○○○(星3つ半)。
記事修正07/7/16