キャリアって?

キャリアコンサルタント検定に合格と同時期に転職。しかし、なんだかミスマッチ...。さてどうしたものか。

始まります!若者自立塾PART3

2005-07-26 00:08:00 | 南セントレア・キャリア・ヴィレッジ
さて、南セントレアキャリアビレッジを運営するNPO法人ICDSキャリアデザインサポーターズの活動の一環としまして、私の基盤でもある岐阜県から1件、講演を務めさせていただくことになりました。以前もこのブログ内で紹介した事もあると思いますが、岐阜県の広報ページに正式に当法人名が入った案内が出ましたのでそちらのURLを以下に貼り付けておきます。
http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s17768/21c-hp/k-kouenkai17.htm
「21世紀の子育て講演会」の受講対象者は現在小中学生を持つ親さん達。大人になる過程で、親としてどのような関わりを意識すべきか、語り・ワークを交えた講演にしていきます。


この日曜日に若者自立塾の説明会を現地にて実施し、私も1組の御両親の相談を受けました。ここで、やはり親子関係、家庭環境が子供に及ぼす影響というものを感じずにはいられませんでした。
ニート支援が本来の目的の自立塾ではあるものの、いわゆるニート予備軍という存在も見逃せない事に気づかされました。そのまま過ごしていたらニートのくくりに入ってくると思われる人に、そうならないための予防的支援というものも、この自立塾はかなり有効な手段になると思います。就職はしたものの長続きしないという人は、年齢が上がっていくごとにずるずるとニート化してしまう場合があります。とりあえず就職して収入を得る努力はするものの、面倒になって再び親の保護下に生活を送るというパターンを繰り返しているうちにどんどん年齢だけが上がっていく。年齢が上がるから、一兵卒扱いされる事に対して我慢が出来なくなるといった「プライド」だけが育ってしまう。そういった人に、初心を思い出し、自己を見つめ直す時間を提供できる場がここ自立塾にもあります。
まだ自分は現在の勤務先のことがあるので、がんがん自立塾運営に携われているわけではないですが、早くすっきりと打ち込めるように自分の環境を整えていきたいなあ。


若者自立塾、始まりますよ!PART2

2005-07-14 00:12:22 | 南セントレア・キャリア・ヴィレッジ
どうも。7月13日の中日新聞朝刊で、私の所属する団体が実施する若者自立塾の事が紹介されていました。ネットのニュースでも出ていましたので、チェックしてみてください!!!

http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20050713/mng_____sya_____003.shtml

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知多の海でニート脱出
名古屋のNPO法人が“自立塾”開校 
 1年以上就労や就学していない「NEET(ニート)」と呼ばれる若者が増える中、就職を支援する若者自立塾、南セントレア「キャリア・ビレッジ」が20日から、愛知県南知多町内海で活動を始める。海岸沿いの空きホテルを使い、共同生活や職業体験などを展開する。“卒業後”半年以内に70%の就職率を目指す。

 自立塾は厚生労働省の本年度からの委託事業。実施団体の財団法人社会経済生産性本部(東京都渋谷区)が6月末、東海4県で唯一となるキャリア・ビレッジなど全国20団体を認定した。

 キャリア・ビレッジは主に就職支援を手掛ける名古屋市などのコンサルタントら約10人でつくるNPO法人が運営。塾生は3カ月間、個室か2、3人部屋で生活し、独自の資格取得プログラムや地元の和菓子店での職業体験、農作業などをこなす。

 ホテルは内海海岸前にあり、NPOは「海の見える所でのんびりと過ごし、就職への意識を高めてもらえれば」と話す。自立塾を広く知ってもらうため、南知多町と隣の美浜町の合併協議で新市名候補に挙がった「南セントレア」を名称の一部につけた。

 定員20人で、対象は16-35歳の未婚の男女。受け入れに際し、共同生活が可能かどうかなどを書類と面接で選考する。

 厚労省は、NEETの人口を約64万人と推定。担当者は「将来の日本を支える人材という観点から支援することにした」と話す。

 キャリア・ビレッジは16日と8月7日に名古屋市南区の市総合体育館で説明会を開催。現地説明会も設定している。問い合わせは同ビレッジ=電0569(62)0005=へ。

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先日の土曜日7月9日には、厨房機器も搬入され(というか、自分たちで運び込んだのですが)、着々と舞台は整いつつあります。さらにその日には入塾第1号の人が説明を聞きに来ていました。
問い合わせも何件か来ており、世の中での関心の高さはかなりなものです。
私自身もこの塾の運営にかなりの割合で関わる事になっておりますが、現在の仕事がすんなり区切りをつけられるのか少々不安です。まさか、こんなに早く展開するとは思っていなかったので、とりあえず今の会社である程度がんばっていたその矢先です。いろいろな方面に迷惑と心配をかけながら私の新たなステージを迎えるわけです。この歳になってつくづく思うこと、未来は決まっているのかも過去はその未来のための必然なのだなあ、と。
若者自立塾南セントレアキャリアビレッジの動きについては随時書いていきます。宜しく!




若者自立塾、始まりますよ!

2005-07-04 00:48:34 | 南セントレア・キャリア・ヴィレッジ
私が所属しているNPO法人ICDSが、若者自立塾の実施施設として正式に認定されました。
理事長の努力と信念と情熱が認定にまでたどり着いたのだと思います。
以下は、全国の自立塾実施施設一覧が載っているホームページです。
http://www.jiritsu-juku.jp/
しかしこの若者自立塾を検索にかけますと、わりと何件も拾ってきますが、ブログでの論調は押しなべて批判的。税金の無駄使いだ的な意見や、それでNEET問題は解決するの?的な意見ですね。
そういった記事を見ますと、確かにそう思われても仕方がないのかなと思う反面、行政が支援しなければこういった活動は成立しないよとも思うわけです。
別の事例で考えてみましょう。私の住んでいる岐阜県では、NPO等に委託して「コミュニティーママプラザ事業」なるものが展開されています。子育て中のお母さんの寄り合い所のようなものです。子育ては、労働と同じで昔から親という立場の人間にとって義務なわけです。そして昔から悩んでいる母親というものは多かったはずなのに、前述のような施設は存在しなかったです。しかし、悩める母親から連想するのは最近では虐待です。未来ある子供の心に傷を残す行為を少しでも社会から減らすべく、行政がそういった施設を設置しているわけです。NEETを単なる怠け者という捉え方をしてしまうと、批判論は当てはまるわけですが、なりたくてなったわけではないNEETの存在というものにも心を及ばせていただきたいです。NEET問題の根源は、おそらくそんなに簡単に断定できるものではないと思うのです。現代の社会事情が生み出した課題の表面化という見方をすれば、母親の心の拠り所を提供するコミママ事業となんら意義的には変わりはないと思うのです。
ほかっておけば、ますます増加するであろうNEET。そんな存在を1人でも減らし、勤労の義務に対して、自己の人生と照らし合わせて考えてもらう機会の提供が出来る場の存在は、社会的には必然の流れです。一時流行した自己責任という言葉で、NEETを語ることはいかがなものかなあ。
出口の段階で自立しているかを問われることはあるでしょうが、入口でいきなり求めては彼らはいつまで経ってもNEETのまま。だから、過保護な事業かもしれませんが、この事業は必要です。
ただ今入所者募集中です。