キャリアって?

キャリアコンサルタント検定に合格と同時期に転職。しかし、なんだかミスマッチ...。さてどうしたものか。

新ブログへ移行します。

2005-09-11 01:04:46 | 南セントレア・キャリア・ヴィレッジ
この度、当ブログの当初の趣旨と書き込み内容が変化してきましたため、新たにブログを立ち上げ、そちらで自立塾に関する情報を書き続けていくことにいたしました。以下、そのURLです。ぜひともお立ち寄りください。
http://blog.goo.ne.jp/career-v

始まりました、若者自立塾PART9

2005-09-08 22:38:20 | 南セントレア・キャリア・ヴィレッジ
 自立塾の合宿生活において、自分のことは自分でやるという姿勢と意識を育てていくことは非常に大きな目標です。
 今週からいよいよ彼らの朝食&夕食が、順番に当番の食べたいものを当番の指揮で作り、皆でその料理を食べるというスタイルになりました。本日の夕食はソーセージのキャベツロールとサツマイモの煮付けがメインディッシュでした。スタッフが手を貸すのは食材の買い出し程度で、作り方も自分で調べて一生懸命作っていました。味のほうは、、、「おいしい!」と思わず声が出るほど見事な出来でした。
 懸命に社会に出る準備を進めている彼ら。3ヶ月での成長は確かに見込めると実感しています。しかし、先の記事にも書いたように経験不足、コミュニケーション能力の課題などなど、一般企業が採用してくれるレベルまで至るには結構厳しいとも感じています。一人でも多く、3ヵ月後の巣立ちの際には自信を持ってここを去っていけるよう願うばかりです。塾の体制も落ち着き始めてきました。すでに入塾1ヶ月を迎えようとしている塾生に、受け入れ先探しを真剣にやろうと思います。

始まりました、若者自立塾PART8

2005-09-07 23:34:02 | 南セントレア・キャリア・ヴィレッジ
9月2週目の勤務初日を迎えました。
朝のミーティングでの一コマです。
若者自立塾では、プレワークといって、塾生たちはいくつかの仕事場に半日ボランティアでお仕事に出かけています。入塾が早かった塾生はもうすぐ1ヶ月のプレワークを終えようとしています。そこで3人の塾生に1ヶ月経過の感想を聞いてみました。
A君、B君「作業に慣れるまではなかなか難しい。大変です。」という趣旨の感想。
Cさん「ボランティアといえども迷惑かけていないかと不安に思うこともあったが、お店の人に、助かるわ、と言ってもらえて、少しは役に立てているんだと感じることができ、うれしかった。」
世の中には30000種類もの職業があると言われています。その中で、当塾がプレワークとして提供しているのは4種類。実際ボランティアなので、失敗してもそれほど問題のないことが中心です。このことからも分かるように、仕事するということにおいて、何が喜びとなるのか、多少大変でもどんな気持ちがあればやっていけるのかを感じ取ってもらうのがプレワークに出かけてもらう意義だと考えています。Cさんのような思いが持てることが理想です。

また、本日新たな受け入れ先として近隣の旅館の方が承諾をしてくださり塾生を引率して伺いました。その旅館の社長が、最初1時間強かけて彼らに話してくれたことが印象的でした。
「100点満点の人なんていない。80%できたら十分なんだ。人によっては30%しかできない人もいる。だけどその30%をまずはしっかりやる努力をし、昨日よりも今日、今日より明日と目標を持って、1日が楽しく過ごせたらそれでいい。10年先、20年先のことをあれこれ考えてもどうなるかなんてわからないんだから。しかし、努力だけは惜しんではだめだよ。努力すれば必ず昨日よりも楽しい今日があるからね。」と。
この社長のもとで働いていらっしゃる人たちは、幸せだなと思いました。

一日の中でもいろいろな気付きがあり、非常に刺激的な日々です。
まだまだ書きたいことはありますが、今日はこの辺で。では。







始まりました、若者自立塾PART7

2005-09-03 00:31:16 | 南セントレア・キャリア・ヴィレッジ
9月1日、いよいよ私の正式スタッフとしての生活が始まりました。緊張です。
2日間彼ら塾生と共に過ごして感じたことが3つ。
1.見本どおりに仕上げるということが苦手な人が多い。 
①リーフレットの所定の位置にシールをはる作業をしたところ、かなりずれた場所に貼っていましたが、それを指摘しましたところ修正は出来ましたが、自分で「ここが基準位置だな」と考えずに作業したようです。
②パソコンでワープロ仕事をしてもらいましたが、出来上がりの大きさが見本とかなり違っていました。まだ、ワープロソフトを使いこなせていない事が理由の一つですが、「こうしたい」と思えば質問なり調べるなりの行動が次にあってしかるべき。
 いずれの事例でも、指摘すれば理解でき、そのようにやろうという努力を見せてくれます。今後同様の場面では、自分でそこまで考えられるようになってくれれば大きな成長です。吸収してくれたかな、、、。
 
2.体験不足な人が多い。
 全員、ここに来るまでおにぎりを握った事がない。「全員」というのには驚きました。

 彼らにとっては、親元を離れ生活する事で、今まで当たり前に段取りされていた事が自分で段取りしなくてはならない事ばかりで、玉子を割るのも新鮮な体験のようです。

 こう書くと、相当問題ありと感じる面があるのですが、ほとんどの塾生が「何とかしよう」と前向きに頑張っています。結果、一日ごとに成長しているのは間違いありません。なかには入塾2週間で、デイサービスへの就職を決意し始めている塾生も出てきました。先程のパソコンの例に出てきた塾生も休憩時間のほとんどをパソコンの操作習得に充てています。かなり入力は速くなりました。
3ヵ月後、自信を持って卒塾できるようスタッフとしてしっかり見守っていきます。




始まりました、若者自立塾PART6

2005-08-29 01:06:19 | 南セントレア・キャリア・ヴィレッジ
ヤ○ーで「若者自立塾」を検索したところ、なんと、ついにこのブログが2ページ目に検索されていました!!驚きとともにこれは迂闊な事は書けんぞ、と気が引き締まる思いです。
 
 27日、28日と9月からの赴任に先駆け、南セントレア「キャリア・ビレッジ」に出向きました。土日は訓練メニューは実施されていないのですが、3名の塾生が居残っていました。1名は近所にある和菓子屋さんに労働体験に出向き、1名はガンガンとパソコン技能の習得に燃えていました。入塾してまだ1ヶ月経っていないのですが「早く働きたい」という言葉が出てくるくらい、意欲が出てきています。若者自立塾バンザイ!!
 
 もう1名が、なかなか大変そうな状況。食事の準備手伝い・片付けも満足にできません。洗い物をどこに片付けていいのか分からなかったのか、水道の前で固まっていること約40分。「どうすればいいですか」の一言を発する事ができない、しない。例を挙げればきりがないくらい自発的行動がとれないのです。そんな彼のご両親が日曜日に様子を見に来られました。お話を伺ってみると、国立大学の教育学部に進学し、教育実習もクリアでき、家庭教師もやっていたそうで、そのときは今とは全く違って、物事に積極的で何の心配もなかったそうで、今の彼からは想像も出来ない姿があったのです。その当時の自信を取り戻させる手立ては一体、、、。なんとか少しでも感情表現が出来るくらいにまでなってほしいと願っています。

 それにしても9月からの正式赴任、私の一番の不安は炊事。独り暮らしもしていましたが、大体料理というものは真面目に取り組んだ事がない。塾生諸君、おいしいご飯が食べたかったら君達がおいしい料理を作れるようになる方が近道ですよ。うーん、がんばろ。

始まりました、若者自立塾PART5

2005-08-27 00:59:09 | 南セントレア・キャリア・ヴィレッジ
お久しぶりです。なかなか書き込みが出来ませんでした。ごめんなさい。
今日は、地元新聞に以下のような記事を発見しましたので、コピペしておきます。
-----
担当者制のニート相談拠点開設へ 厚労省
 厚生労働省は「ニート」と呼ばれる若年無業者など若者の雇用対策を一段と強化するため、二〇〇六年度予算の概算要求で同分野に本年度当初予算比12・5%増の百五十三億円を盛り込む。

 就職で悩みを抱えた地域の若者のための相談拠点「地域若者サポートステーション」(仮称)の開設を新規要求。全国の市役所などにコーナーを設け、カウンセラーが若者の話を聞き、ハローワークなどとも連携しながらアドバイスをする。臨床心理士も置き、心理面の助言もする。

 担当者制を採用して相談者一人一人にきめ細かな指導を継続的に行い、二-三カ月かけて就職するまで面倒を見る。〇六年度は全都道府県に最低一カ所、計六十四カ所を設置する計画だ。

 また、合宿形式で生活訓練や体験労働をして働く意欲を高める「若者自立塾」を大幅に増やす。〇五年度に、塾は民間非営利団体(NPO)に運営を委託して、二十カ所でスタートしたが、反響が大きいため、〇六年度は二倍の四十カ所に拡大したいとしている。

-----

 相談所的役割が必要なのは、若者自立塾「南セントレア・キャリアビレッジ」の説明会を開催してみて実感していました。7月、8月に各1日の説明会で、およそ90組に上る参加者を得ました。中には電車で1時間以上かかるところからも来場していただいていましたし、それだけニートという存在が実際にいて、どうにかしたいと思っている本人、その保護者の切実さに触れました。
 やはり、この相談所の相談員は、ニートとの接触機会が多い者が担うべきでしょう。自立塾運営者としては、ぜひとも請け負いたい事業です。理事長、どうします?





始まりました、若者自立塾PART4

2005-08-08 00:12:01 | 南セントレア・キャリア・ヴィレッジ
ども。このブログも2月頃から私事を含め、いろいろ思うことをつらつらと書き続けてまいりましたが、ちょっと趣を変え、私が関わる南セントレア・キャリア・ヴィレッジの紹介を中心に進めていこうと思います。

今日は名古屋市南区で南セントレア・キャリア・ヴィレッジの説明会が催されました。参加者数は約40名を数え、ニート問題が単なる報道などの数値での情報以上に実感を持って捉えられました。

ニートを抱える保護者の皆さん、「放り込んで」ください。今既に入塾している無理やり入塾させられた彼らにも、一週間にして変化が現れています。迷って、問題を先延ばしにしても解決には至りません。「どうする?」ではなく「いつまでも養っていけないから。自立塾に放り込む事に決めたから」ぐらいでどうですか。実際、そのとおりではないでしょうか。これから1年、2年と、ご飯を食べさせ、身の回りの世話をし、経済的にはじわじわ負担がのしかかり続ける事が、本当に保護者の役目でしょうか。お互い疲れ果ててしまう(既にそうなっていませんか?)前に、一度思い切り親離れ&再学習を無理やりにでもさせる方が、光明がつかめるとは思いませんか?

始まります!若者自立塾PART3

2005-07-26 00:08:00 | 南セントレア・キャリア・ヴィレッジ
さて、南セントレアキャリアビレッジを運営するNPO法人ICDSキャリアデザインサポーターズの活動の一環としまして、私の基盤でもある岐阜県から1件、講演を務めさせていただくことになりました。以前もこのブログ内で紹介した事もあると思いますが、岐阜県の広報ページに正式に当法人名が入った案内が出ましたのでそちらのURLを以下に貼り付けておきます。
http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s17768/21c-hp/k-kouenkai17.htm
「21世紀の子育て講演会」の受講対象者は現在小中学生を持つ親さん達。大人になる過程で、親としてどのような関わりを意識すべきか、語り・ワークを交えた講演にしていきます。


この日曜日に若者自立塾の説明会を現地にて実施し、私も1組の御両親の相談を受けました。ここで、やはり親子関係、家庭環境が子供に及ぼす影響というものを感じずにはいられませんでした。
ニート支援が本来の目的の自立塾ではあるものの、いわゆるニート予備軍という存在も見逃せない事に気づかされました。そのまま過ごしていたらニートのくくりに入ってくると思われる人に、そうならないための予防的支援というものも、この自立塾はかなり有効な手段になると思います。就職はしたものの長続きしないという人は、年齢が上がっていくごとにずるずるとニート化してしまう場合があります。とりあえず就職して収入を得る努力はするものの、面倒になって再び親の保護下に生活を送るというパターンを繰り返しているうちにどんどん年齢だけが上がっていく。年齢が上がるから、一兵卒扱いされる事に対して我慢が出来なくなるといった「プライド」だけが育ってしまう。そういった人に、初心を思い出し、自己を見つめ直す時間を提供できる場がここ自立塾にもあります。
まだ自分は現在の勤務先のことがあるので、がんがん自立塾運営に携われているわけではないですが、早くすっきりと打ち込めるように自分の環境を整えていきたいなあ。


若者自立塾、始まりますよ!PART2

2005-07-14 00:12:22 | 南セントレア・キャリア・ヴィレッジ
どうも。7月13日の中日新聞朝刊で、私の所属する団体が実施する若者自立塾の事が紹介されていました。ネットのニュースでも出ていましたので、チェックしてみてください!!!

http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20050713/mng_____sya_____003.shtml

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
知多の海でニート脱出
名古屋のNPO法人が“自立塾”開校 
 1年以上就労や就学していない「NEET(ニート)」と呼ばれる若者が増える中、就職を支援する若者自立塾、南セントレア「キャリア・ビレッジ」が20日から、愛知県南知多町内海で活動を始める。海岸沿いの空きホテルを使い、共同生活や職業体験などを展開する。“卒業後”半年以内に70%の就職率を目指す。

 自立塾は厚生労働省の本年度からの委託事業。実施団体の財団法人社会経済生産性本部(東京都渋谷区)が6月末、東海4県で唯一となるキャリア・ビレッジなど全国20団体を認定した。

 キャリア・ビレッジは主に就職支援を手掛ける名古屋市などのコンサルタントら約10人でつくるNPO法人が運営。塾生は3カ月間、個室か2、3人部屋で生活し、独自の資格取得プログラムや地元の和菓子店での職業体験、農作業などをこなす。

 ホテルは内海海岸前にあり、NPOは「海の見える所でのんびりと過ごし、就職への意識を高めてもらえれば」と話す。自立塾を広く知ってもらうため、南知多町と隣の美浜町の合併協議で新市名候補に挙がった「南セントレア」を名称の一部につけた。

 定員20人で、対象は16-35歳の未婚の男女。受け入れに際し、共同生活が可能かどうかなどを書類と面接で選考する。

 厚労省は、NEETの人口を約64万人と推定。担当者は「将来の日本を支える人材という観点から支援することにした」と話す。

 キャリア・ビレッジは16日と8月7日に名古屋市南区の市総合体育館で説明会を開催。現地説明会も設定している。問い合わせは同ビレッジ=電0569(62)0005=へ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

先日の土曜日7月9日には、厨房機器も搬入され(というか、自分たちで運び込んだのですが)、着々と舞台は整いつつあります。さらにその日には入塾第1号の人が説明を聞きに来ていました。
問い合わせも何件か来ており、世の中での関心の高さはかなりなものです。
私自身もこの塾の運営にかなりの割合で関わる事になっておりますが、現在の仕事がすんなり区切りをつけられるのか少々不安です。まさか、こんなに早く展開するとは思っていなかったので、とりあえず今の会社である程度がんばっていたその矢先です。いろいろな方面に迷惑と心配をかけながら私の新たなステージを迎えるわけです。この歳になってつくづく思うこと、未来は決まっているのかも過去はその未来のための必然なのだなあ、と。
若者自立塾南セントレアキャリアビレッジの動きについては随時書いていきます。宜しく!