杉田劇場から

2005年2月5日にオープンした磯子区民文化センター杉田劇場のスタッフが綴るブログ。公演案内の他に美味しい情報も♪

白旗川の暗渠を探索する(1)

2023-03-25 | 公演・イベントのご案内

 4月に開催する「暗渠探索の愉しみパート2」。講座は4月14日(金)ですが、4月25日(火)と26日(水)には現地を探索いたします。

 2日間ともコースは同じで、暗渠化された陣屋川と白旗川を回ります。ということで、今日は白旗川を取り上げてみました。

 今日はバス停「白旗」から出発します。右側は国道16号線で、左側は森町公園です。

 公園の横を通過して産業道路方面へ進むと……

 白旗川の開渠部分が現れました。水路はここから産業道路と並行して大岡川分水路へ向かい、そのあとは根岸湾に注ぎこみます。

 その開渠部分に架かっているのが「旗立橋(はたたてはし)」。『屏風浦物語』(屏風浦小学校創立50周年記念出版)によると、海岸から400~500m沖に円筒形の石がたくさんあり、これを村の人々は「旗立石」とよんでいたそうです。この石の真ん中は穴が開いており、そこに源氏の旗を差し込んで建てていたという話です。

 旗立橋は、その故事にちなむ名前がつけられているのです。

 昭和38年竣工ですから、根岸湾埋め立て工事の際に架橋されたのでしょう。

 森町公園にある埋め立ての記念碑。

 再び国道16号線側に戻ります。道路の向こう側、ビルとビルの間に歩行者専用道が見えます。これが白旗川の暗渠部分です。ここから遡ってみましょう。

 ここから暗渠部分を歩いて行きます。

 いかにも川の跡といった雰囲気です。かつて、この川の両側には「梅乃園」という料亭がありました。その敷地をつなぐ赤い橋が架かっており、花見のシーズンとなると雪洞が並んで素敵な光景が広がっていたといいます。

 川はクネクネ曲がっていたようです。

 さらに進むと……

 車道に出てきましたが、川の跡はこの向こう側に続いています。

 道は狭くなり、いかにも昔は川が流れていました、という雰囲気に。

 この左側、かつては崖だったのでしょうか。

 左は屛風ヶ浦小学校。もしかしたら、この擁壁は昔の護岸かもしれません。

 細い道の最後は、車道にぶつかり…… 

 その向こうは京浜急行の土手になり、このまま進むことはできなくなります。

 ここから回り込んで線路の向こう側に向かいます。

 発掘隊の情報は・・・> コチラ

(つづく)


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