杉田劇場から

2005年2月5日にオープンした磯子区民文化センター杉田劇場のスタッフが綴るブログ。公演案内の他に美味しい情報も♪

8月5日の夜だった

2021-08-05 | 旧杉田劇場

 今年もまた8月6日が近づいてきました。広島に原爆が落とされた日です。

 美空ひばりが「戦争はいやだ」という思いを込めて歌ったのが、8月6日の原爆をテーマにした「一本の鉛筆」でした。ちなみに、この曲は彼女自身が好きな持ち歌ベスト10に選んでいます。

 歌の最後には「一本の鉛筆があれば八月六日の朝と書く…」という歌詞が出てきます。この曲は原爆投下された日のこと思って書かれていますが、レコードのB面は「八月五日の夜だった」という曲が入っていました。

 原爆が落とされる前の晩、若い男女が橋のたもとで将来の夢を語っていたのでしょう。女性はいつか彼のお嫁さんになり、子どもにも恵まれて幸せになる、そんな未来を思い描いていたのです。それが翌日は……

 毎年、8月5日になるとこの歌を思い出します。

※冒頭の写真は美空ひばりが16歳で建てた「ひばり御殿」の上棟式の様子。

by うめちゃん

 



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