鴻巣ギター・ショッカー本部 艶クランチ実験

前回までの経緯
２枚岩柔道君はCleanToneで音量を上げると、謎の動作停止状態になることから、もっぱら、振動の少ない歪みで使用していました。
そして、ようやくＡＭＰの修理工房にて回路接触不具合を治し、いざ爆音でCleanToneを出すと・・・うおおお！！、これまで聴いた事の無いサウンドが出ることが解りました。
しかも、治るタイミングに合わせて、かねてより狙っていた正弦波のキャビネットをＧｅｔし、鳴らしてみると、そこには、素晴らしい艶クランチの世界が広がっていました。
その騒ぎを察知した、死神博士は、その状況を確認しにやまラボに来てその音を鳴らした瞬間・・・これは！！！という言葉を残し、やまラボから正弦波を即手配し（博士は決断が激早いです）後日ＧＥＴしました。
そこで、今回、二人の２枚岩と二人の正弦波を同じ環境下で比較＆音キャラの確認をする為に、死神博士の館に機材を持ち込みました。

到着して、おもむろに、博士の黄金郷＋正弦波の横に、柔道君＋正弦波を並べてセッティングし、まず、博士の黄金郷＋正弦波を、ＭｙY－manで鳴らしてみると・・・ううむ・・・おかしいぞ、期待した音と違う・・・。抜けや艶、音の塊の質が今一でした。
そこで、博士に了解を戴いて、自分のセッティングに近い状態に変更してみると・・・うおおおおお！！キターぁぁぁぁ！予想通りの艶クランチが出ました。
二人の２枚岩はどちらも、６Ｌ６ｘ２の５０Ｗのアンプなので、セッティングのやり方も予測がつきやすいです。

しばらく試していると、黄金郷の方が微妙に低域がすっきりしているような感じなので、キャスター付きの博士の正弦波を柔道君で試してみると・・・おお！微妙に低域がすっきりしたような感じです。キャスターの有無も音に影響しているかもしれません。ただ、たくさんのコントロールつまみが付いている（笑）柔道君のセッティングを微妙に変えることで、この辺の調整ができ、すっきり系にすることも可能でしたので一安心しました。

ｍｙＡＭＰの結論：２枚岩＋正弦波＝艶クランチｘ押し出しCleanToneということで、当面の最終ユニットにしようと思います。

この２台の２枚岩は、音キャラが非常に良く似ています。また、艶やクランチ・ニュアンスもそっくりという事が解って、今後、お互いのセッティング情報交換によって、更に、艶ＴＯＮＥが発展していきそうな感じです。非常に収穫のあった比較実験でした。


ＰＳ：博士のＥＶ及び、Tonkerのキャビネットも比較しましたが、正弦波は全く別物でした。・・・でも、ＥＶもTonkerも素晴らしい鳴りで、正弦波を知らなければ、これも最高のサウンドと言えるものです。