おやじなミュージックライフ

JAZZ FUSION AOR ギター そして愛猫CIELO&CHIBIとおやじの日々

BIRELI のSpain

2006-03-06 | ジプシー・スイング
昨日のWBCアジア予選対韓国戦を観てかなりストレスがたまったので、週頭からバトル系デュオのアルバムを聴いてスカッとしたい気分です。

フランス、アルザス生まれのビレリ・ラグレーンは幼い頃、父親にギターを習い13歳の時にはジャズ・ヴァイオリニストの巨匠、ステファン・グラッペリのツアーに参加していたという天才ギター奏者です。
むろん彼もマヌーシュで、ジプシー・コミュニティの慣習に幼い頃から影響を受けたていたこともありますが、それにしても13歳でステファン・グラッペリ楽団の一員で、しかも15歳でソロ・アルバムデビューという、正に、ジプシー・スイング界の神童です。しかも、成人になってもその腕は衰える事をしらず、JAZZやFUSIONにまで発展したり、ストケロ(ROSENBERG)やアンジェロ(DEBARRE)らと相変わらずギター・バトルを繰り広げているのですから、末恐ろしいギター奏者です。

本日のアルバムは1985年にフライブルグでのライヴ・アルバムで、ここでビレリは、ジャズ・ギター奏者ヴィック・ジュリスと共演で、「Spain」等、素晴らしいギター・バトルを繰り広げています。また、自己やヴィックのオリジナル曲や、なんとBASSも披露するなど、ビレリの一味違った演奏も聴ける嬉しいライヴ・アルバムです。
ギターでの、数々の「Spain」を聴いてきましたが、あたしは、このアルバムの演奏が一番好きです。


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