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韓国の青い空 한국의 푸른 하늘

済州島@4・3平和記念館へバスで行く

4・3事件から70周年(2018年時点)

韓国一の観光地として知られる済州島。

この島で70年前、島民全体の10分の1が犠牲となる痛ましい出来事があった。

韓国現代史に深い爪痕を残す「済州4.3事件」である。


道路挟んだバス停から市外バスターミナルをみる。


バス停前にはセブンイレブンと薬局の丸い看板。




ターミナル前のバス停


この日は灼熱の夏(8/14)、大きな氷が置かれてました。




343系統のバスに乗りました。


沖縄と同じく鉄道の無い済州島ではバスを乗りこなすことが大事、この路線は30分おきに来るので余裕。




4・3記念公園で降ります。










牛のような模様の馬がいました。


右に入ると公園です。


記念館は立派な建物です。




70周年式典における小説家・玄基栄のスピーチ

4月3日、済州市内から1時間ほど離れた漢拏(ハルラ)山の麓にある「4.3平和公園」「第70周年 済州島4.3犠牲者追悼式」が行なわれた。

式典では、小説家・玄基栄(ヒョン・ギヨン)氏が追悼辞を述べた。同氏は事件から30年後の1978年に「4.3」で最大の被害を受けた村の一つ「北村里」での虐殺をテーマに、4.3事件をどう捉えるのかを問う小説「順伊(スニ)おばさん」を著し「4.3」の実情を世間に知らしめた。このため、当時の韓国当局から拷問に遭い、小説も禁書となった経歴を持つ。

追悼辞を述べる小説家・玄基栄(ヒョン・ギヨン)氏。韓国KTVよりキャプチャ。
追悼辞を述べる小説家・玄基栄(ヒョン・ギヨン)氏。韓国KTVよりキャプチャ。

玄氏は追悼辞の中で「4.3で犠牲になった方々の悲しい魂は今、春の野原に黄色い菜の花として群れをなして咲いている。喊声のように一斉に咲いた菜の花を見ながら、私たちは南北分断の単独政府を反対し、統一国家を叫んだ70年前の喊声を聞いている」としながら、「4.3の英霊たちは私たちに『哀悼だけに、4.3の悲しみだけにとどまるな』、『4.3の悲しい経験が生産的な動力になるようにせよ』、『その犠牲を無駄なものにするな』と語りかけている」と訴えた。

玄氏はまた、「3万という莫大な死は私たちに『人間とはいったい何で、国家とはいったい何であるか』を深く考えさせる。死ではなく生命を、戦争ではない平和を教えてくれている。4.3の魂たちは朝鮮半島の南北間に憎悪の言葉と身振りを止め、和解と相生、平和の道に進むよう、私たちの背中を押している」とし、「朝鮮半島に平和が訪れるよう力を貸してほしい」と犠牲者たちに呼びかけた。






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