すもももももも

可愛くてたまらない、妹『すもも』と
『すもも姐』の日記です。

ももこの一周忌。

2010-05-18 | ももこ



今日はももこの一周忌です。
去年の、この日の思いを、延々と今日は文字で語りたいと思います。

すごく悲しい思い出だけど、残しておきたい思い出なので
あえてブログ上に掲載します。




去年の5月18日。
あたしは休みだったけど会社の講習会に出掛けた。ふつーに休みだったら、もう少し一緒にいれたのかな。。。



前日から、『ご飯、いらない』と食べなかったももこ。
それまで、どんなに病気をしても、痛くても
ご飯だけは残さず食べる子。。。

仕方なく、ワンコ用カップケーキを作ってあげたら
食べてくれた!!

それがももこの、最後の食事でした。





「今日も夜中に帰るね…」
「帰るまで、まっててね」
「それまでいなくなっちゃダメだよ!」
当時出掛ける時の口癖。


まだ、だいじょうぶ。
そう思ってた。


講習会が終わって、家に戻って…

母が「もも、ずっと寝てるんだよ〜。水も牛乳も飲まないし」と。

そっかー、今日暑いし、体調悪いかな?
そう思いながら…
「今からちょっと区役所いかなきゃないから、出掛けるね、いなくなっちゃダメだよ」


区役所から戻って、「水差しで、お水のんだよ」と母。



ひと安心。


「んぢゃ、ゆー、今から接骨院行ってくるから、もーちゃんいなくなっちゃダメだよ」



あたしが最後にももこに掛けた言葉です。




終わって、携帯を見た時…


「帰りに、お花買ってきてね」と母からのメール。


もーちゃん、ごめんね。
あたしね、事実を受け入れなきゃない、分かってたこと、なのに…


お花を買う事が怖くなって、とにかく早く家に帰りたかった。


玄関を開けた途端、お香のかおり…


あ、もーちゃん、やっぱり死んだんだ。いなくなっちゃったんだ。



もーちゃんがいるところへ通じる扉を開けたら

「ももね…」と母。

あたしが出掛けてすぐ、最後の排泄が始まったそう。

毎日母に、マッサージをしてもらって、おしっこもうんちもしてた…


それが何も無しに出始めて
母は「あ、もうだめだ」って思ったそう。


ももこは夕方5時過ぎ、痙攣しはじめた。

母が「もも!もも!!」って呼んで、さすって、抱きしめて…

最後、ももこは、もう、目はほとんど見えなかった。
2〜3日前から、前以上に寝てる時間が多くなったし、一点をぼーっと見つめてた。
最後の最後、ももこは、抱きしめて名前を呼ぶお母さんのこと
じっと見て、かわいい真んまるい目を見開いて、
痛いとも、苦しいとも言わず、大好きなお母さんの腕の中で。

ももこ、16歳4ヶ月20日。2009年5月18日。
息を引き取りました。


あたしが家に戻った時、ももこはまだ温かかった。
手も、足も、身体も、顔も…
「ねぇ、撫でてよ」って今にも腕が動きそうな体。
でも、どんなに話掛けても、動かない手。


ももこは、絶対に「ゆーは取り乱すから、あたしはお母さん一緒にサヨナラするね」と言わんばかりに

他の家族にもこっそり、息を引き取りました。



あたしが帰って来てすぐ、父も帰って来て「もう少しもつかと思ったけどね」


駆け付けた姉は、ちゃんとお花を買ってきてくれて…



ももこは、それでも信じられないくらい、いつもとかわらない感じで
寝てるだけ?そう思った。



身体が動くうちに…と、暖かくなったら着せてひなたぼっこさせようって買った、
白のガスパールのタンクの服。
その時初めて手を通した服、お日様にあたる事、できなかったね。

日付が変わる前には身体から分泌物が出始め「次コットン!」「次ガーゼ!!」と、処置が続きました。


翌朝。

冷たくなったももこ。

やっぱり、いなくなっちゃったんだ…っ実感。

幸いにもあたしは夕方から仕事で、母も休みでした。

今までうちのワンコは、市の合同火葬・合同墓地に眠っています。
ももこも同じね、と。

違かったのは「自己搬入」。
「ゆー連れて行く」と言い張り、母と我が家から程近いペット斎場へ。

柩は用意出来なかったけど、

白いシーツで包まれて、中には沢山おかしや、ごはん、おもちゃを入れて…

あの時、ももこはもう、シーツに包まれちゃって姿は見えないのに
何て、かわいいんだ!!
最後までホントかわいい子だ!!思った。



そして斎場までたった5分たらずの風景。
「もも、たんぽぽキレイ」
「もも、たんぼ広いね、昔この辺散歩したね」
「もも、川だよ、泳ぐ??」
斎場に着いて…


計量、手続き。。。
異様に時間が早かった気がした。


「大型犬なので、少しの間、寒いところで過ごします」


うん、分かってますよ!!


もーちゃんは、みんなと押しくらまんじゅうして、
犬神星に行くのを待つんだもの!

そこに行ったら、思う存分走って遊べるね、穴掘りも出来るよ!!
いっぱいお菓子もお水も、みんなの分も持ったから…
本当にさよならなんだ。。。

でも
「もも、行ってらっしゃい!!ばいばい!またね…」





そして奥の部屋に運ばれて行きました。




それから毎日、ももこ?お部屋寒いけどだいじょうぶ?毛布いる?みんなと仲良くしてる??

当時の職場から、斎場が見えてたから、ずっと、話し掛けてた。。



ももこが死んだ週末。土曜日のこと。
仕事中付いてたテレビをふと見たら

ゴールデンが映ってた。

見たら「ゴミを拾う犬」だって。ある川をキレイにするきっかけを作った子。
そしてそのこの名前…「ももこ」。

これはもーちゃんのメッセージだ。そう思い「店長!テレビ見たいから休憩ちょーだい?」
半ば強引にテレビに食いつくあたし…。

そして翌日は。。。
「だいじょうぶって聞いたんですけど…」と女性。
横にはおじさんと、[盲導犬]の札を背負ったラブ。
飲食店なので、他のお客さんに触れないところに案内するため、少し待って頂く事に。。


待って頂いている時「こないだ、うちのゴル死んぢゃったんです」と言ったら

「この子はゴルとラブの血を引くの。撫でてあげて」

…盲導犬や介助犬、撫でてはいけないと聞いてました。
でも撫でたら「ありがと」って鼻で応えてくれたその子。

「もしかして、教えに来てくれたの?」
と話し掛けたら、あたしの目をじーっと見てた。



あ、ももこ、火葬済んだんだね。
ももがそれを伝えたかったんだから
みんなの力借りたんだね。。


ただ、そう思った。





本当に最後までいい子だったももこ。

ももこのお陰で、今はすももがいるよ。

ももこにしてあげられなかったこと、すももには沢山してあげたい。

ももは「あ~ら行っといで!」って、やきもちも妬かず、笑ってくれるんだろな。






さ!明日はお花持って、お墓参りにいってきます。




長々と読んでくださり、ありがとうございます。





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20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (キャップ)
2010-05-19 14:09:21
切なくて……
うるうるしちゃったよ。
姐さんや家族がももちゃんを思う気持ちとももちゃんの優しさが……その時の情景が見えるような気がします。


改めて、のんのん、なむなむ。
返信する
Unknown (ワンアンドオンリー)
2010-05-19 18:19:38
姐さん!マジで泣きながら文章読んでしまいました。
ももちゃんは、みんなに愛されたワンコだつたんだね。それは、ももちゃんもちゃんとわかってたはずですよ。
ももちゃんに少しでも生前、こうしてやれば良かったと思うことがあれば、すももちゃんにしてやってください。
それで、ももちゃんは今のすも家のことを微笑ましく見守ってくれるはずですよ。
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Unknown (ルナ姉)
2010-05-19 18:34:44
涙無しには読めませんでした・・・
ももこちゃんとの最後の思い出、こうやって語るのはきっと大変だったと思います。
すも姐さん、大事な思い出、お話してくれてありがとう。
ももこちゃん、姐さん思いのとっても優しい子だったんですね。
ご家族と過ごした16年間は、とっても幸せだったに違いありません。

出会いがあれば、必ず最後には別れがあるって、
それはわかってはいても、やっぱり実際に別れが訪れたとき、
自分はちゃんと、ルナのこと、見送ってあげられるかな~?
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Unknown (ぐるまま)
2010-05-19 19:16:52
涙ボロボロで読みました。

ももちゃんとっても幸せなワンコ。
最期まで幸せで今もきっと姐さんとすももちゃんを見守っているのでしょうね。

まだまだ、先だと思っているぐるんとのいつか・・・
ルナ姉さん同様、ちゃんと見送れるかな・・
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Unknown (バニパパ)
2010-05-19 19:31:33
なんとも切ないお話し・・・(涙)

コメントが思いつきません。
親兄弟の別れと一緒ですね!
ワンコは大切な家族、愛情いっぱい
注いであげたい・・・

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Unknown (レックスママ)
2010-05-19 21:34:25
実は、朝一でももちゃんの事を涙ボロボロ流して読んだ私です。
でも、コメント出来なくて。。。
レッ君を迎えると考え始めた時から、いつか来る別れを覚悟してそれでも迎え入れようと決めました。
私達はわんこ初めての家族で、まだまだわんこのことを分かっていないと思います。
でも、レッ君は今では本当に家族の中で誰よりも大切にされている存在です。
いつか来る別れの時に、ももちゃんのように大切に大切に見送ってあげられる私達でいたいと改めて思いました。

ももちゃん!すーちゃんは、ももちゃんと同じくみんなに愛されてスクスク育っているってレックスママは思うよ(^^♪
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Unknown (マロンBoo~)
2010-05-19 22:01:46
以前、マロンのブログですも姐さんがコメントしてくれた言葉。

> マロパパさん・マロ家のみなさんが【幸せだった】って
> 思えるのは、チビ丸が幸せな犬生を歩んだから
> 家族に幸せを残して行ってくれたのです!!

このコメントそのまま送ります。
ももちゃんもホント幸せだったんですね。
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Unknown (ちば)
2010-05-19 23:55:55
会社で読んでしまい、泣いたのをごまかすのに
コンタクトレンズのせいにしたちばです。

すも家のみなさんの優しさ、
もーちゃんの健気な頑張りがとっても伝わりました。
ちばが亡くしてしまったのはワンコではないけれど・・・
こうしてちゃんと家族が覚えていてあげるのが
もーちゃんにとって一番嬉しいことなのかもって思いました。
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Unknown (あおい)
2010-05-20 00:54:57
涙が、止まらなく流れました。

もーちゃんからの、メッセージが伝わってきました。
安らかに眠ってください。



すーちゃん、みんなが守ってくれるよ!!


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Unknown (ライチまま)
2010-05-20 10:05:26
レックスママさんと同じく、泣きながら読んだもののすぐにコメントできませんでした。
皆さんがももちゃんを大切にしていたのが伝わりましたよ。
すもちゃんの屈託のない笑顔はももちゃんが見守っていたからなんですね。

自分が居ないときに旅たたせてしまった事、すも姐さんはショックだったでしょうね。でも、ももちゃんが心配かけまいとしてくれたのかもしれません。16年という素晴らしい時間を家族とすごせたももちゃんは幸せですね。
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