こんにちは。
今日は、ちょこっと、面白いデザインのお話があります。
テーマは幸せ。
なんだか、ちょこっとフワフワッとしたテーマですね。
あなたは、「幸せ」ってどういうことだと思いますか?
いろいろな答えがあると思いますけれども、「生活の充実感、そして生きがい」だと言っていいのではないでしょうか。
まあ、そんな中で色んなエレメントが「生活」というおっきな漠然としたものを形成していると。
それが、家族、交友関係、仕事、経済力、住宅、食事、娯楽・趣味など、多岐にわたって、構成されているわけです。
その結びつき、強弱が一つの「自分の生活スタイル」というのを形成していく・・・・。
「デザインはその生活スタイルを作るための素材を人に届けることが仕事だ」南雲治嘉氏は「常用デザイン」(グラフィック社)の中で言っています。
「人は自分の生活しやすいかたちを作ろうとする。(中略)デザイナーは人の生活の物心両面に影響を与える仕事なのであって、それはどんな小さなものにでもいえるのである。」
と。
そんな「自分の生活スタイル」というのを自分で発見し、組み立ててこそ、生活における充実感なんてものが沸いてきて、「お~、これすき~」「満足~」なんて満たされるのではないでしょうか。
デザインは、自分が欲しいスタイルを作るための素材を提供することを目的にしています。
それを組み立てるのは自分次第。
自分自身の欲しい生活スタイルを発見することが幸せのはじめの一歩と言えると思います。
私も今は北欧のインテリアをはじめとするインテリアショップを運営していて、なんとなく見えてきてはいるのですが、最初はデザインにはそんな力があるということすら認識不足で、なんとなく「カッコいい」ものを見て喜んでいました。 それはそれでいいのかもしれないですけど、「自分の生活スタイル」に合うものという視点からみてると、色々見えてきたような気がします。
すきなのか、嫌いなのか、なぜ好きなのか等。
とってもその作業は楽しいです。充実?
いえす。