ヘッドホン・イヤホン試聴記録

コスパ重視のヘッドホン・イヤホンの試聴記録です。

PHILIPS SHE8500(?)

2020-02-02 07:55:25 | イヤホン

2019年9月の上旬にハードオフにて購入。ジャンク108円

店頭ではこんな感じで売られていた。未使用品らしいことはわかったが、この時点ではメーカー、機種名はわからなかった。108円なので買ってみたという感じ。

開封して細かく見るとイヤホンのLR分岐のところに型式の刻印があった。SHE-8500の刻印が…

SHE8500。「え、SHEってPHILIPS?」本体を改めてみてみると、PHILIPSのロゴがあった。

PHILIPSのSHE8500は現在でも売られている機種。価格は3000円程度。
PHILIPSは自分が好んで使っていたブランドで、これまで本稿でも何度か扱った。日本では低価格高音質のSHE9700シリーズが有名。なんでこんな形で108円で売っているのだろう?

細かくみると現在日本で売られているものと若干異なるところがあったりする。例えば…

現在売られているものはL型プラグである。これはストレート型だ。

ケーブルも細く、なぜかシワシワだった。これは本物なのだろうか?

日本で現在販売されているものとは異なっているのは間違いないようだが、これで偽物と断定できるのだろうか。答えは否である。

PHILIPSは超グローバル企業で世界各国で販売を行っている。外国向けモデルは仕様が異なる可能性がある。また、日本モデルも時期によって仕様が異なることは十分に考えられるので、偽物とは断定できない。
何よりそれほどの人気モデルでもないSHE8500 の偽物を作る意味はあるのだろうか。(金型まで作って)Beatsなんかは個人売買の安価な商品はニセモノが横行していると聞いたことがあるが、人気ブランドだし…
なーんて書いても真贋に決着はつかない。(袋の状態など怪しいのは怪しいし)

結局この個体の音はどうなんだということである。108円(購入価格)の価値があるかどうかで勝敗が決まる。

聴いてみた。ここのところ試聴に利用しているのは星野源のアルバム「Pop Virus」のタイトル曲。
曲冒頭30秒くらいに登場する「ビャー」という音の出方をまず聴く。複雑な音で低音成分以外にもいろいろな音が混じっているが、性能の低いイヤホンだと音の塊にしか聞こえない。このイヤホンではどうか。
そこそこ解像している。イヤホンの口径がやや大きめで低音が多めかと思ったがそうでもなく、好ましい傾向。
また、定位感も非常に良好でボーカルがきちんと定位している。やや、広がり感にかけるが、このようなソースには向いていると思う。全体に小粒な印象だが108円なら文句は無いかな。(たとえニセモノでも)

 

この機種(本物)のスペックは以下の通り

型番 SHE-8500
型式 ダイナミック型
再生周波数帯域 10Hz ~ 23500 Hz
インピーダンス 16 Ω
最大入力(JEITA) 15mW
出力音圧レベル 100 dB
ユニット口径 φ10 mm
接続コード 1.2 m
プラグ φ3.5 mmステレオ
質量(コード含まず) ー
付属品 イヤホンチップ(シリコン)S/M/L

 

 

 

 

 

 

 



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