【改題】ひとり公論(IT公論)

アラフィフとなりIT土方卒業したのでタイトル変更しました
こちらはどちらかといえば再録中心

ハケンと外注の火花

2008-07-13 05:25:33 | IT土方(外注という立場について)
なんかカンチガイしていた「ハケンのおねえさん」のハナシ。

そのヒトは、朝も早よからかいがいしく働いていた。「自発的に」ね。居室の、花瓶の水を入れ替えるだとか、皆が出勤する前に机を雑巾でふいておくとか、行き先ボードの日付を修正するとか(細かい!)。。

オイラも、けっこう早く現場に出勤するほうなので、その「おねえさん」の動きを客観的にながめていた。で、だんだん悪いなあと思うようになってきてさ。。孤独に朝のおつとめをしてらっしゃるから。
まず、自分の机のまわりは、そのヒトの手をわずらわせないようにキレイにするようにしたのね。だんだんと。

で、次に、あんまり親しくなかったんだけど、オイラ的には勇気を振り絞って声をかけたわけ。「おかげで仕事場がキレイになって仕事もはかどります。助かります」みたいなことを、言ったかな。

そしたら、そのオイラのコトバにカチンときたんだろうなあこのヒトは。表情を変えて、「だったら手伝ってください」みたいなことを、言われた。
アンタ(つまりオイラ)も早くきてんだからこのアタシが「かいがいしく」働いてることぐらいわかってるでしょ、と。。

ヒトリよがりだよねえ。。なんか、哀れだなあ、と。最初はこっちもカチンときたんだけど。


このハナシでオイラが何を言いたいか、といえば、ひとこと。「ヒトには役割がある」ということ。
オイラは、その現場に、何をしに行っていたか? オイラは、雑巾かけをしてその現場に貢献するのか? その現場にはトイレ掃除のオバサンもいて、そのヒトなりに、そのフィールドで、その現場に貢献している。

オイラは、とある技術的作業を「請われて」その現場に常駐している。だから、その技術的作業を全力でやる義務がある。
そして、ハケンのおねえさんはハケンのおねえさんでやることがある。それは、彼女らは認めたくないのかもしれないが「補助的業務」だ。彼女らは認識していないのかもしれないが、ハケン会社とその現場でそういう契約がなされている。
そして、そういう仕事は、現場の指示のもとで働くのだから、別に朝もはよからかいがいしく雑巾がけすることはないのだ。(そういう指示があったのであれば別だが)

すごくそのおねえさんの自己満足行為にすぎないような気がしたんだよなあ。

かいがいしく働いていたのは、「オマエも手伝えよ」っていうアピールだったのか?
まァ派遣先で長く働かせてもらうため(あるいは正規雇用してもらうため)のアピールだっていうのはわかるのだが。。だから、オイラはハケンのヒトたちと同じ外注だから、オイラにはアピールしても意味がない、という冷静な判断がはたらくんだろうね。

オイラたちはビジネスパートナーとしてその常駐先と仕事してるわけだから、そういう、「アピールして云々」っていう計算はあんまり働かないんだよな。

オイラは、はためから見れば朝そのおねえさんを手伝わない冷たいヤツかもしれないけれど、ハケンのおねえさんは昼間、オイラの技術的作業を手伝ってはくれない。

だから、棲み分けしときゃいいじゃん。それをなんで「みんなで」って、いうかねえ。
じゃあ「みんなで」システム開発プロジェクトやろうよ。メンテナンスのおばちゃんもハケンのおねえさんも入り混じってさ。(悔しかったらやってみろって。。)


オイラは朝早くきて、メールチェックとかをこなして、始業時間からMAXで仕事に突入できるよう、準備していた。オイラにとって朝は重要な時間なんだ。
別にそんなこと、そのハケンのおねえさんにも、対外的にも、宣言する必要などない。オイラは生産性を上げるためにオイラのやり方で必死にそういうこと(朝早くくるのも含め)をやっているし、オイラがその集中が必要な時間帯に雑巾がけだのトイレ掃除したら、結果的に組織全体の生産性は下がるんだよ。

そんなことは一部のヒトたちには説明してもわからんのだ。