【改題】ひとり公論(IT公論)

アラフィフとなりIT土方卒業したのでタイトル変更しました
こちらはどちらかといえば再録中心

■ひとり公論・30代男子成長記録(30~40代大卒男性向けメールマガジン)vol.080

2007-04-30 06:42:00 | メルマガ移行
成功している会社の営業姿勢というのは、ムカシからのある程度のおカネを落としてくれる
お客さんに拘泥していないような気がします。

ムカシからのお得意さんを大事にしていない、ということではありません。大事にはする
けれど、おカネを落としてくれるからといって常に従属しているわけではなく、
対等であろうとする、といいますか。
口に出さないまでも、「あんまり上から目線でムリばっかり言うのであれば御社との取引
やめますよ」と、一担当であっても(役職付でなくとも)いつでも言える余裕を
持っている、といいますか。。

自分は営業職ではないので、詳しいことはいえないのですが、大口のお得意さんへの
依存度が高すぎると、その会社はそのお得意さんに対して社長以下すべて従属するように
なってしまい、結果、うまくいっていません。会社全体が卑屈になってゆくので
す。

では、そもそも大口のお客さんが決まっている下請け子会社はどうなるのか、という話ですが。。
下請け子会社という存在は、最初から卑屈ですから、もう体質が受け身になってしまって
います。社長が、親会社の天下りだったりするともう、その会社は、税金対策上の問題で
親会社から「別れさせられた」だけで、親会社の一事業部みたいなものです。

その子会社の上層部は皆、親会社に行きたがっている(あるいは戻りたがっている)
わけですから、独立した一企業体としての発展性が見込まれるはずもありません。

ただ、そういう会社にも存在意義はあるのです。






会社シリーズその他(その4)

-Todoリスト

休暇中に、たまりまくっている自分のTodoリストをかたっぱしからこなしていると、
達成感があります。

この達成感は、「連休はどこにいくの?」と毎年のように自分に聞いてくるヒト、つまり、
休暇は「遠出しなければならない」と、マスコミに洗脳されるがままになっているヒトには、
味わえないものでしょう。
そういうヒトたちは、そういった小さな「達成感」を最初からバカにしているでしょうし。。


Todoといっても些細なことで、日常の延長です。バナナがなくなったらメモに
「バナナ買う」と書いておく、とか。。 

Todoリストは常に書き出すことを意識しています。自分の、「忘れよう」とする心を
律するためです。

Todoに書き出すことは必ずやらねばならないことなので、一時的に忘れたとしても
後日必ず帳尻を合わせなければなりません。また、後まわしにしてしまうと、
雪だるま式にコトが面倒になってゆくことが多々あります。
であれば、後でたまってしまって、不快な思いで時間に急かされながらやるよりは、
日常の空いた時間にこまめにこなしておいたほうがよいのです。


仕事の現場で、この「書き出し」(あるいは「洗い出し」をやらない人が多くて、
困ることがあります。
仕事のTodoというのは、イヤなことが多く、やりたくない感情が先にきて、なかなか
着手できないものです。

なので、思いついてもとりあえず忘れようとします。

ただ、それも、いつかは誰かがやらなければならないことなので、次に誰かが思いだした
ときには抜き差しならない状況になっていることがあります。最初に思いついた
ときに着手していれば、それほどの負荷にならずに済んだかもしれないのに。。

書き出しておかないのは、組織としての不利益につながるのです。


書き出すクセがつかないのは管理側にも責任があります。
何か思いついたことを洗い出し、課題として報告しても、オウム返しに「わかった。
じゃあよろしく」では。。「洗い出したもの負け」になってしまいます。

ただでさえ自分の担当業務が忙しいのですから、何か課題に気付いてもそれがそのまま
自分の担当作業をして跳ね返ってくるのでくるのであれば、「黙っといたもん勝ち」です。
最後に、にっちもさっちもいかない状況で気付いてしまった人がはずれくじを引きます。
部下は、上司にはずれくじを引いてほしいと願っています。なので黙っているか、
上司が気付くようにさりげない言動で促したりします。

こういう、組織内での仕事のおしつけあいの一旦を見ると、気分が悪くなってきます。
こういう状況を垣間見ていれば、サラリーマンにはなるまいと思うのは自然でしょう。

有名なトヨタなどは、常に改善ポイントと解決方法をレポートとして書かせて、それを
実践するというのが自分の担当業務に盛り込まれているようです。


ふつうに日常を生きていれば、Todoリストはたまってゆきます。あえて書き出していると、
それは顕著にわかります。それをわかっていない、といいますか、そこから逃げている
(イコール、日常から逃げている)人は非常に多いですね。

何かしらのTodoに気付いたとしても、それをすぐ記憶から抹消してしまうので、
すべてを後回しにしていることすら自覚がなかったりします。

結果、すべてのTodoは、その人の現実にはコトが面倒になってから現出してくるので、
なぜ自分にばかり面倒くさいことがたまってゆくのか、と自分ばかりが不幸なような
考え方になってゆきます。すべて自業自得であるにも関わらず、です。

Todoリストを書き出し、こなしていると、そのうちにそれをこなすことが喜びになってきます。

また、Todoリストを率先してこなすことにより、余暇が生まれてきて、生活に余裕が
出てくるような心持になれます。
状況は改善に向かうばかりで、悪いことは何も起こらないのです。


納税などと一緒で、日常をこなすのも大人の義務だと思います。「忙しいから」などの理由で
日常から逃れようとして、生活の中の「非日常」の領域を広げようとする人が多すぎます。